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「洋服は好き。でも、裁縫は苦手。」な話

皆さんは洋服は好きですか?

私は洋服が好きだ。まだ身体が動けた若い頃はあちこちの古着屋さんに行ったり、新作の洋服を買いによく金欠になるほど「洋服が好きな自分に恋していたのか?」というくらいに買い漁っていた時代もあったり、どうしようもなくダサいのにコーデをブログなどでアップしていた黒歴史があるくらい、洋服が好きだ。

何故、こんなに洋服が好きなのか。買い漁っていた頃はわからなかったが、今思うと家族がファッション業界にいた人間に囲まれたからだ。父以外はアパレル業界に首突っ込んだ人しかいなく、洋服のお直しとか自分でやっている人たちだ。

幼い頃から洋服はお店みたいにとても綺麗に畳んでおり、洋服の収納は母のセンスが行き渡っていた。なので、私も不器用ながらお店のようにまではいかないが、そのように常に畳んだり、ハンガーにかける洋服と畳んでしまっても構わない洋服を母に聞いていつのまにか覚えていた。

そんな家庭環境なのか、母はもちろん妹も手先が器用で裁縫が得意で、家族での会話に「今度、パッチワークやるから余っている布がある〜?」かとか、「編み物したいのだけど、欲しい色の毛糸ないから買うしかないのかな。」とかの会話が出てくる中、私だけが全く裁縫が出来なくて、「ミシンは機械じゃありません。あれは針がガチャガチャ動く怖い生き物だ!モンスターだ!」という人間になってしまった。

それだけではない。アイロンかけや洗濯機での洋服の色落ちとかも私は未だに区別ができず、裁縫レベルは針に糸を通すというスタート地点で頭痛がしてくるスライム倒して経験値稼ぐレベル1の冒険者並だ。

母は「いつか出来るようなるし、いざという時はちゃんと言ったり調べてやれば、洗濯機も回してくれるじゃない。裁縫なんてできなくてもお店に頼めばいいのよー。」と優しく言ってくれるが、私は洋服が好きなので「いつかは洗濯機もアイロンかけも裁縫もレベルアップしてみせる!」とここ4〜5年言っているのだが、一向にスライム倒しにレベル上げする準備さえもされてない。

やはり、どうしても裁縫に苦手意識があるからか、日々やりたい事のものリストの中でどうしても最後のほうになってしまう。

洋服が好きだから、裁縫など洋服に関係するものも出来るようになりたい。もっと欲を言えば、何か作れるようになりたいが、母の裁縫の能力は妹に全て行ってしまったらしい。困ったものだ。

また、縫い物に似たような創作アクセサリーやイラストなども未だに下手くそである。幼稚園の頃の図工の時間は「なぜ、こんなことをしているのだろう?」と思いつつ、言われたとおりに嫌々ながらやっていた。そういう図画工作的なものも、子供の頃から苦手意識がかなりある。

イラストがどんなに上手な人でもファッションに興味がない人がいるのと同じで、洋服がいくら好きでも、作るのは下手くそなのもいる。人それぞれだ。

4〜5年後には裁縫スキルがレベルアップされていることを夢見て、ここに書けば少しは練習するようになるのではと願うしかない。「いつか、私の願いが叶いますように…。」と恋愛映画の主人公みたいなセリフを書いて終わりにしておこう。

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