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2.初めての挫折、逃げ道
5月。僕はまた走っていた。ただ漠然とした未来に希望を抱いて。
中学に入り早々、他の部活動に全く見学も行かず、野球部に入部届けを提出した。入部体験でやらせて貰える事は、学校の外周走。1周780mのコースを10周。それが終わる頃には日も暮れていて、先輩達の片付けをして帰宅。部活動体験に置いて、学校で一番つまらない内容だったと思う。最初は10人程度しか1年の顔は見えなかったが、入部体験期間の一ヶ月が終
3.11と今日の戦争
ほんの小さな人間の、僅かな自己啓発です。
本当に悲惨な世の中で、ウクライナの難民の人達の気持ちを考えると心が押し潰されそうです。
3.11東日本大震災の時、津波に襲われた街の人達の、その後の何年間を僕は宮城県の内陸で過ごしていた為、平和に暮らしていたし
今だって平和に暮らしています。
例えば楽器を始めるスタートラインに10代で立てた人がいても、あの時津波に襲われた人の中には、スタートラインに立て
1.一番になりたくて
パンパン!まだ少し東北の春の風が肌を刺す5月の初め、自宅六階のマンションから徒歩2分の距離にある僕の通う小学校から、運動会開催の花火の音が鳴る。 先月、学年でも早くに12歳を迎えた僕の出席番号は6年1組一番。
今日はまたクラスでヒーローになる。そのはずだった。
幼稚園初めての運動会
SUNNY DAYS
はじめに
『ピンポーン。自宅6階のマンションのインターホンが鳴る。受話器を取ると、一歳年下の幼馴染とそいつの双子の弟と妹が3人で一緒に遊ぼうと言っている。2002年まだ僕が5歳の時の話だ。
幼馴染の弟の歯が虫歯の治療か何かで紫色になっていて気持ちが悪い。一歳年下の幼馴染も、年下のくせに生意気な奴だった。だけど、よくこうしていつも家に来ては、遊ぼう遊ぼうと声をかけてくれていた気がする。
まだこの時