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SUNNY DAYS


はじめに

『ピンポーン。自宅6階のマンションのインターホンが鳴る。受話器を取ると、一歳年下の幼馴染とそいつの双子の弟と妹が3人で一緒に遊ぼうと言っている。2002年まだ僕が5歳の時の話だ。
幼馴染の弟の歯が虫歯の治療か何かで紫色になっていて気持ちが悪い。一歳年下の幼馴染も、年下のくせに生意気な奴だった。だけど、よくこうしていつも家に来ては、遊ぼう遊ぼうと声をかけてくれていた気がする。
まだこの時は、なんの運命も感じていなかった。』

僕の心が青年期を迎えたのは小学校5年生ぐらいの時だったと思う。ストーリーの主人公の設定はやっぱり力不足だけど、たくさんの人が集まってきたり、不器用でも努力をして必死に何かを掴み取る背景が良いと思うけど、残念ながらこのストーリーの主人公は何をやっても出来ちゃって、それでいて人気者であるところから始まって行く。
いずれそれが、僕自身を傲慢にしたり、怠惰にしたりする事になって、想い描くストーリーをなかなか掴め無い事になるんだけど。

肩書き。
売れないバンドマン世界で一番ダサいと思う表現者。それが今の僕である。だけど、これはまだ今の話だ。


目次

1.一番になりたくて
2.初めての挫折、逃げ道
3.青春
4.三月の風に耳を澄ませた
5.seventeen boy
6.セックス
7.上京
8.怒り
9.多摩川ラプソディー
10.再開
11.迷い
12.ガーディナーズ
13.2021 亡くなった友達へ
14.空っぽ

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