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これで「うるせー!クソババー!」も怖くない

みなさんこんにちは、「クソメガネ」ことリッケンです。

小学校、中学校で働く先生方なら、「うるせーくそジジー!」「うるせークソババー!」と子どもたちに言われたことは、1度や2度ではないはず。

ちなみに、私は、メガネをかけているので、「クソメガネ!」です。

教務主任という立場もあり、日々いろいろなクラスで授業をしたり、教室から飛び出してしまった子と関わる場面が多いです。当然、担任の先生方より多くの子と関わったり、興奮状態の子に関わったりすることが多いため、「クソ〇〇!」と言われる機会も頻繁にあります。

いちいち真に受けていたら身が持ちません。
今日は、「うるせー!クソババー!」「うるせー!クソジジー!」に対するとっておきの対処法について考えてみます。



若い頃の私

子どもたちの挑発を真に受けてました。そして、関係を悪化させていました。

T:太郎くん、だから、あなたも悪い所があったでしょ。だったら謝らないと。

S:俺は悪くない。

T:悪くないじゃないでしょ。先に叩いてるじゃない。

S:うるせー!クソジジー!

T:は!?先生に向かって、クソジジーってどういうこと!ジジイじゃないし!

S:だまれ!クソメガネ!

T:は!?見た目をバカにするってどういうこと?絶対ダメでしょ!先生いつも言ってるでしょ!それは、絶対に許さないよ!!!

はい、こんな感じ。見てられませんね。
若い頃の私ですら、こうなるのですから、ベテランの女性教員に対しての、「クソババー」の威力たるや・・・ですね。

どの職員室でも、「今日、クソババー!て言われたんだけど!」なんてことが、日々話題に上がっているのではないでしょうか?

やんちゃな子どもたちは、どの行動、言葉が私たち教師に刺さるのかよくわかっています。ピンポイントで逆撫でするような行動や言葉を投げかけてきます。

つまり、怒ったら思う壺。挑発に乗らないことが鉄則です。

そこで、ユーモアで切り返すことにしました。


全てユーモアで切り返してみる

ある時、素敵なベテランの女性の先輩が「クソババー!」と言われた時に、「女としてみてくれてありがとう」という返しをしていました。なんだこの返しは!私は衝撃を受けました。やんちゃな子にとっては、暖簾に腕押しです。

そこで、「クソジジー!」と言われるたびに、この言葉を使いながら、返しをブラッシュアップしていきました。

S:うるせー!クソジジー!

T:おお、ちゃんと男としてみてくれてありがとう!

S:(なんだこいつ。じゃあ女にしてやる!)うるせー!クソババー!

T:おお、ちゃんと人間としてみてくれてありがとう!

S:(なんだこいつ。じゃあ動物にしてやる!)うるせー!メガネざる!

T:おお、ちゃんと生き物としてみてくれてありがとう!

S:(じゃあ、次はモノね)うるせー!物体!

T:おお、ちゃんと存在を認めてくれてありがとう!

S:・・・・

ここまで、ポジティブに暖簾に腕押しを繰り返すと子どもの方が、「この人頭おかしい。もう何言ってもダメ」と引き下がります。

今までの経験では、「うるせー!さる!」の部分は、他の動物や「宇宙人」なんていう言葉も出たことがあります。「うるせー!物体!」の部分は、「人外(じんがい)」なんて言葉が出たことがあります。

ただ、「おお、ちゃんと存在を認めてくれてありがとう!」の先を考えて、返答してきた子はまだいません。

自分が子どもなら、「うるせー!透明人間!」「うるせー!幽霊!」なんて答えたくなります。そうしたら、「透明人間(幽霊)見えるの?○○くんすごい!」と答えようかなぁと考えている所です。

いつか、この先を答える子に出会ってみたいとワクワクしています。


まとめ

①挑発には乗らない
②ユーモアで切り返す
③子どもの反応を面白がる

ユーモアを持った返し方を知っていると、心に余裕が持てます。そうすると子どもたちの挑発に乗らずに済みます。繰り返していると、だんだんと、子どもたちの反応を面白がれるようになってきます。そうなったら最高ですね。

先生方は、子どもたちに投げかけられた言葉で、心がざわつくことはありませんか?(コメントで教えてくださるとうれしいです。)。心がざわつく時は、ユーモアで返すなら、どうしたらよいか考えてみてください。

一人で思い付かない時は、「〇〇先生ならなんと答えますか?」と周りの先生方に質問してみてください。

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