ほめる②ほめるの落とし穴とその対策
うまくいっているクラス うまくいっていないクラス
リッケンです。外国語活動や図工の専科、そして、教務主任という立場もあり、日々いろんなクラスに入っています。
どのクラスどの先生方も、ほめる、認めるということを大切にされていることが伝わってきます。
ところが、うまく行っているクラスとうまくいっていないクラスがどうしても生まれます。「ほめるは大事だってわかってる、だからちゃんとほめてるよ!なのになんでうまくいかないんだよ!」そんな声が聞こえてきそうですが、ここには見落としがちな落とし穴があります。
今日は、ほめ言葉の見落としがちな落とし穴について考えてみます。
うまくいっていないクラスのほめ言葉
どこが悪いのでしょうか?いたって普通。全然問題ないんじゃないかそう思われた方もいらっしゃると思います。そうなんです、全然問題ありません。4月のはじめなら・・・。
表面的なほめ言葉
これらは、その場限りの表面的なほめ言葉です。
それ以上でも以下でもありません。
このほめ言葉を1年間言われ続けたら子どもたちはどう思うでしょうか?
「ああ、この先生はぼくたちのこと表面的にしか見ていないんだな」と感じるのではないでしょうか?
はい、初任から4・5・6年と持ち上がったときの私のことです。2学期・3学期そして、卒業が近づけば近づくほど、子どもたちへ自分の言葉が届いていないと感じるようになりました。今振り返れば当然です。子どもたちのこと全然見えていなかったと反省しかありません。
では、どうすればよいか。その場限り、表面的の逆をいきます。
過程・内面で見て価値づけを
こんな風に内面や過程、個人から全体も価値づけしていくと、教科書を出すという行為自体に様々な価値が内包されていることに気づきます。その価値を少しづつ伝えていくと、子どもたちの中で、より価値ある行動をしたいという気持ちが高まっていきます。
②への一歩を踏み出せるかどうかが分かれ道です。先生方が、なぜその行為をほめたくなったのか立ち止まって考えてみてください。そうすると、その行為のより深い価値が見えてきます。ぜひその行為の価値を伝えてください。
価値を伝えていくとそれが学級内の共通言語、ひいては学級文化をつくっていく礎となります。
まとめ
ほめているのにうまく伝わっていない、そんな風に感じられることがありましたら、参考にしていただけるとうれしいです。
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