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スポーツで感動しない理由

※これは自分の心が乏しいが故を重々承知していますので、その上でお読みください。

俺はスポーツで全く感動しない。

これは簡単な話で

自分より金持ちの人を応援する意味が分からないからだ。

たまに売れてない若手芸人が
プロ野球見てを
『頑張れー!』と応援しているのを見ると
『いやいや、向こうの方がお前より金持ってるから。お前の方が頑張れや!!』
と思ってしまう。
ましてや高いチケットやネット会員になって金出して応援…
もうワケが分からない。

中には『スポーツ選手は凄い努力を積み重ねて来たんだ!』と言う人もいる。
うん。
だから俺も調べてみたことがある。
どれくらいの時間を費やし、どれくらいの競争率の中で戦ってきたか。
調べていく内に『あれ?俺が学生の頃から、夢を叶えるために費やしてた時間と変わらなくね?競技人口もお笑い界と変わらなくね?』となっていった。
たぶんこれは俺だけじゃなく、ある程度の受験勉強や資格の勉強をした人、その他夢を追う人とそんなに変わらないと思う。
しかしここで決定的に引っ掛かる事がある。
スポーツ…とくに部活などは、親や学校に守られながら、好きなスポーツに打ち込める。
俺がお笑いをやりながら一番辛いと思ったのは、好きなお笑いを続けるために、しんどいバイトも同時に頑張らなくちゃいけないこと。しかも周りからバカにされ、早く諦めろと言われながら…
これが努力の中でも一番大変なことだった。
好きなことを我慢し、
周りにバカにされ、早く諦めろと言われながら、
お笑いの時間を作るために、
その他の時間にバイトをする…
この辛さを知ってしまった故に、これを経験していない人を全く応援する気になれない。
逆に、俺でも応援するスポーツはある。それはボクシング等、プロになっても飯が食えず、練習の合間にバイトや他の仕事が必要なスポーツだ。
やっとの思いでチャンピオンになり、やっとの思いで大金持ちになったとき、どれほど感動するか…

俺がオリンピックでは感動しないけど、
パラリンピックでは感動するのも同じ理論だ。

そしてテレビでの印象も悪い。
例えば
みんながコロナで自粛してる中…
子供たちも遊ぶのを我慢してる中、
女集めて合コンしてコロナに感染、さらに感染拡大させた野球選手がいた。
しかもその合コンには既婚選手も参加していて、そのまま家で奥さんにコロナ移したと言う。
うん。別にそれだけなら、ふーんで終わる。
ただ何故かテレビではそんなもんをヒーローのように応援するから『いや、真面目に自粛したり働いてくれてる人がヒーローだろ!』と思ってしまう。
(テレビもスポーツで稼がないといけないから持ち上げる事情分かるが…)

昔から何故かスポーツマンは爽やかだと謎の押し付け教育があったが、俺の回りにいたスポーツマンは学校でイジメをしたり、女子にストーカーしたり、不倫して家庭崩壊させたりと、やりたい放題のイメージしかなかった。

なのにやたらヒーローのように持ち上げるテレビを見て、そのギャップで嫌いになったんだと思う。
女性をゴミのように扱って訴えられたり、
一般人殴って書類送検されたり…
ヒーローのように持ち上げるなら、ヒーローのような完璧な人間以外はプロにするなよと思う。
それが出来ないならヒーローのように持ち上げるのをやめたらいい。
『人としては終わってますが、スポーツだけは凄いのでプロになりました』とテレビが言えば、俺も応援すると思う。
そこの矛盾が俺はいつも理解できずに苦しむ。

もちろんそんな人ばかりじゃないのも知ってる。
スケートの羽生選手やメジャーの大谷翔平選手みたいに、浮いた噂が1つもなく、競技に全てを懸けてる人は俺も自然と応援する。

ただ俺もスポーツを完全否定はしない。

どの世界も厳しいのは知ってる。
例えば野球選手はメチャクチャ金持ちみたいに言われてるが、実際野球だけで食べていける人はプロでも一握りで、実際の野球選手はサラリーマンより生涯平均年収が少ないらしい。

それにどんな物にも推してる人がいて、それを楽しみに日々頑張ってる人がいるから、絶対必要な存在なんだと思う。

ただちょいちょい
『俺は学生時代、名門校の●●部に所属してたんだ!だからお前らより偉いんだ!』みたいなことを大人になっても自慢して、引退して何年も経ってるのに周りを下に見ながら仕事してる人がいるので、それは勘弁して欲しい。
ちなみに俺は昔から、一部の部活だけテレビで感動的に取り上げられることに対して
『同じように頑張ってるんだったら、他の部活のことも応援してやれよ』と思っている。

スポーツ関係でメッチャいい人もたくさん出会ってきたのに、一部の悪い人のせいで俺の中で印象が悪くなってしまっているんだろうなと自分で思う。

この俺のひねくれた考えは、俺の価値観の問題だから、俺が100%正しいとも思っていない。
ただ
スポーツ好きの女性よりも
スポーツ嫌いな女性の方が、付き合ってて長続きしてきた。
好きなものが同じより
嫌いなものが同じ方が強いんだなーと思った。(笑)

最後に、
スポーツマンはみんな爽やかで素晴らしい論を打ち崩した鉄板話を紹介します。

俺の相方、ペロリン山中は
少年~高校野球までを経験し
今でも野球大好き人間なのだが、
ある時そんなペロリン山中に彼女が出来た。
そして月日が経ち、初めて彼女の親に挨拶行くことになったそうだ。
彼女の親も野球大好きで、ペロリン山中が野球経験者と聞いて大喜びし
『野球経験者に悪い人はいない‼️』と言い切っていたそうだ。
しかし売れてない芸人と聞いて親は若干の困惑。
さらにネットでペロリン山中のTwitterや当時やっていたネット番組を調べると、ペロリン山中のギャンブル好きや借金を抱えていること、その他ここには書けないようなクズエピソードが次々発覚。
『野球経験者に悪い人はいない‼️』と言っていたお父さんは
『野球やってても、クズはクズだ…』と彼女に別れを薦めたそうだ。
50年以上生きてきた人の価値観を変えるなんて、さすが俺の相方だぜ👍️✨
ちなみにそのお父さんに挨拶行く日、
ペロリン山中はパチンコの大当たりが止まらず2時間遅刻して行ったと、後日ライブで笑いながら語っていた。
それでこそ俺の相方だぜ👍️✨

何はともあれ、来年ちゃんとオリンピックが開幕されますように🎌

リッチドッグ 宮本

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