地球戦隊ファイブマン、第5話「みなしご銀河卵🥚」
こんにちは、まーぼんです。
僕はとあるショッピングモールで迷子の少年にあった事があります。
この文章で想像できるのは、恐らく両親とはぐれてしまった悲しさから泣き叫ぶ子供の絵面だったかと思います。
ただ、僕があったその少年の目はむしろ輝いていました。そして、「どうしたの?」に被せ気味に「早く迷子センターに連れて行って!」と…。
どちらかというとパニックになったのは僕の方でした。
心に抱いたモヤモヤも一緒に僕は迷子センターに彼を連れていく。開いた自動扉の音にまたもや被せ気味に「ありがとう、綺麗なお姉さんの所に連れて行ってくれて…。」
今話のファイブマンに出てくる″迷子の銀河卵″。
1990年3月30日(※放送日です)、彼は自分の感覚で親の居そうな星を探し出し、地球に降り立った。
一方、地球では…
子供が卵に変えられ連れ去られる事件が続発してしまう。
犯人はこやつ。
不思議な光線を子供に浴びせ卵にしてしまう。
ちなみに、卵になった子供は孵化する時にはコンドルギンになってしまう。
という、恐るべき特殊能力を持った銀河闘士。
ちなみに、普通に放つビームや鋭い矢の様な羽を飛ばす攻撃もある。
変化しやすい赤ちゃんの細胞を卵に包まれた状態でコンドルギン化させ、コンドルギン人間を作り、銀帝軍ゾーンの兵士となって、地球征服のために戦わせる。
…言ってる方がこんがらがりそう……(笑)
ただ、「人間を使って人間を滅ぼす。こんな安上がりの作戦は滅多におまへんで!」とドンゴロスは計画を実行に移す。
「親と別れた気持ちが、俺たちにはビンビン伝わってくるんだ。」…言った彼らの作戦!
それが……
その後、あと一歩の所までドンゴロスとコンドルギンを追い詰めたファイブマンだったが…
親と間違われたドンゴロスとコンドルギンは一旦退散。
文矢とレミは事情を聞き出そうと卵に近づくが、卵は文矢達を敵だと思い、逆に攻撃を仕掛ける。
文矢達はそんな卵を追いかけ、ドンゴロスらの居場所を突き止めようとする。
ここから幹部達の独身ですアピールや、一生独身宣言やらの一悶着があるのだが、結論的には卵の親はゾーンには居ないという事になるのだが…
「黙れ黙れ!こいつはな。多分ワイらが滅ぼした星のどこかの生き残りや!ま、何ちゅう星かどんな星かも忘れてもたけどなー!アッハッハッハッハ…!」by.銀河商人ドンゴロス
文矢もレミも敵に対して、卵の親が居たら名乗り出るよう話をしていた。
そこに対するドンゴロスが放ったこの言葉は全ての希望を打ち消すものになった。
もちろん、卵に対しても…
卵から放たれたビームによって、卵に変えられた子供達は親の元へ逃げ、ドンゴロスの作戦は失敗に終わる…。
怒りの火がついた彼らは誰にも止められない。
尚、遅くなったが今話の心に刻みたいセリフは、実はラストシーンの文矢とレミの会話を使わせて頂く事にしたのだが、もしその言葉をドンゴロスが卵にかけていたとしたとしたら、卵の協力もあり、ワンチャン作戦も成功していたのではないか?とも今話を観ながら、僕は思った。
銀河帝国ゾーンが滅ぼしてきた999個の星たち。
非常な事も私腹を満たす為、多くしてきたハズだ。
そんな満たされた自己満足により消されてしまった″優しさ″。
文矢もレミもゾーンが行ってきた事により両親を失った。
しかし、
敵の幹部の前に立ち、生身の体で卵の親探しを行う優しさを見せた。
私たちの社会生活の中で、目の前の目的を達成するだけに追われていると周りに対しては扱いが雑になる光景を見た事は無いだろうか?
私は、そんな時こそ周りへの対応は丁寧に行うべきであると思っている。
それは、
ぜったいに、一人の力だけでは目的達成はできないからだ。
そんな時に仲間が快く助けてくれるか、不快に思いながら助けてくれるかで、目的達成への時間や出来上がったモノの見た目は大きく変化する。
忙しい時こそ、人に優しく。
優しさは必ず自分に帰ってくるものだから。
そして、そんな文矢とレミの底抜けの優しさが観たくなった方、是非とも地球戦隊ファイブマンの第5話をご覧頂ければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?