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真田広之さんエミー賞18冠授賞特別企画🏆〜超電子バイオマン、第13話「ジュンよ🏹」〜

2024年9月15日(現地時間)、TV界のアカデミー賞とも言われる第76回エミー賞にて、「SHOGUN 将軍」が史上最多となる18部門を受賞した。
この「SHOGUN 将軍」、真田広之がプロデュース・主演を務めている。
そんな、真田さんですが、スーパー戦隊シリーズにゲスト出演していたのは、皆様ご存知でしょうか?

”まーぼんは、そんな流行に乗るハズが無い…。”

”まーぼんは、なんのはなしだか分からない話をしたいから、真田広之さんの話をするハズが無い…。”

いや、、、今回はやりたい…。真田広之さんが出演していたスーパー戦隊シリーズを記事にしたい。



だって…せっかくだから。

なので、今回は特撮ガガガ特別企画です。

今から40年前の真田広之さん演じる早瀬 健はやせ けん
イケメンはずっとイケメンなんですねぇ🥹
…羨ましい……
扱い、もう主役ではないか?
※オープニングより抜粋

まず…

そもそも超電子バイオマンとは

バイオ星の超科学によって生み出された物質の一つであるバイオ粒子。
このバイオ粒子を浴びた人間は身体機能が向上し、超人的な能力を手に入れられる。
そして、起こってしまうバイオ粒子を巡る争い…。
その中で廃墟になったバイオ星からロボットのピーポ。
それから時は流れ1984年。新帝国ギアから地球の平和を守る為、バイオ粒子を持つ5人を集め、バイオマンを結成した。

バイオ粒子を巡る争いで廃墟と化したバイオ星から500年前に地球に飛来したピーボ。バイオ粒子を平和の為に使える様に、またバイオ粒子を巡る争いに終止符を打つ為に、バイオ粒子を浴びた地球人の子孫を集め、バイオマンを結成させる。

超電子バイオマンとは

君の心にしるしはあるか?
戦うために選ばれた
ソルジャー ソルジャー バイオマン
※バイオマンOPより抜粋

1984年2月4日〜1985年1月26日まで放送されたスーパー戦隊シリーズである。
ちなみに、今回特集として取り上げた第13話については4月28日の放送回である。

ゼンカイジャーのセッちゃんの説明がとても分かりやすかった…笑
良かったら調べてみてください(笑)
郷 史朗ごう しろう
バイオマンのリーダー。動物と話せる能力を持つ。
超電子頭脳(超電子レーダー)で敵を捕捉する。
空手と剣術が得意。
高杉真吾たかすぎしんご
カーレーサー志望で特技は野球、ブレイクダンス。
超電子頭脳(超電子スコープ)、敵の変装を見破る能力がある。
南原竜太なんばらりゅうた
マリンスポーツ競技者、超電子頭脳(聴力拡張)の能力がある。何故か農民を先祖にもつ。
矢吹ジュンやぶきじゅん
初代イエローフォー殉職後に加入した二代目イエロー。
アーチェリーのオリンピック強化選手。
特技はバレエ。
今話の主役!
桂木ひかるかつらぎひかる
超電子頭脳(超電子ビーライト)が能力。
特技はフルートで植物に詳しい。


そして、敵は新帝国ギア

真ん中が総統ドクターマン
左からファラキャット、メイソン、ドクターマン、モンスター、パラ
ちなみに、ドクターマンは自身で生み出したメカ人間を使って世界征服を企む。
イコール
ドクターマン以外は人で無いという事(爆)

尚…、今話に出てくるのは…

左メッサージュウと右モンスター
ちなみにモンスターの一人称は”ぼくちゃん”
ストロング金剛さんが演じています。
※ストロング小林でプロレスラーとしても活躍されていました。

テーマとあらすじ

テーマは”迷いからの脱出”

矢吹ジュン(イエローフォー)はアーチェリーのオリンピック候補選手だった。
そこでキャプテンをしているのが早瀬健である。

早瀬はジュンの才能にいち早く気付き、育ててきた。
そんな中、突如として途絶えた連絡。

早瀬はキャプテンとして、ジュンの消息を探そうと動き出す。

超電子バイオマンに届いた挑戦状。
ドクターマンは日本宇宙科学研究所で開発された超鉄鋼UBMを破壊しようと幹部であるモンスター・メッサージュウにスーパーセラミック光線を浴びせ強化をした状態で向かわせる。

スーパーセラミック光線を受けた傭兵のメカクローンに真っ二つにされる超鋼鉄UBM。

スーパーセラミック光線を受けた彼らの強さは計り知れず、バイオマンはピンチに陥る。

そんな中、援護射撃でイエローフォーの放ったバイオアローがレッドワンの左腕に名中してしまう。

ジュンに生じていた”迷い”。

バイオマンとして戦う意思との反面に脳裏に忘れられずに残るオリンピックという命を賭けていた事。

”強い矢を打とう”と一人特訓を重ねるジュン。

そこに早瀬はやってくる。

「俺が君の才能を見出したのは、この練習場だった。
君がアーチェリーを忘れない限り、必ずここに居ると思った。
だが、何をそんなに焦っているんだ?
これは最早、競技用のアーチェリーではない!
しかも、今の殺気は只者ではなかった。
金メダルを目指す矢ではない!
これは人を殺す矢だ!」

「何故この練習をしているんだ!」と詰め寄られるジュン。バイオマンという秘密組織である以上、ジュンは口を窄め、早瀬が肩にかけてくれた手を振り払う事しか出来なかった。

ジュンを守る為に揉みくちゃになる郷と早瀬。

ジュンの後を追いかける早瀬の前に現れたごう
ジュンの決意を知っている郷だったからこそ、そんな気持ちを早瀬から守る。

そして、今話の心に刻みたいセリフはこの場面から生まれる。

心に刻みたいセリフ

「追わないで下さい、ジュンを。信じてやって下さい、ジュンを。そして俺たちを。命を賭けてやらなければいけない事があるんです。」

by.郷 史朗(レッドワン)

その後スーパーセラミック光線の威力が薄れたモンスターを始めとする敵軍。
聖岳ひじりだけへスーパーセラミック光線を出すサメカンスを送らせるドクターマン。

まずはサメカンス🦈
目から体がとんでもなす強化してしまう、スーパーセラミック光線を出す。
そして、雲海を物凄いスピードで切りながら進むサメカンス(背びれ?)。

聖岳へ向かったジュンに、もう迷いは無かった。
その迷いが消えたジュンを早瀬は再び見つける。

そして、メカクローンに体一つで挑むジュンの姿、イエローフォーへ変身した姿を見た早瀬は、彼女が行おうとしている事が命を賭けるものだと理解する。

メッサージュウの攻撃を受けて意識を失ったジュンを助ける為、早瀬は体一つでギアに挑む。
飛ぶ早瀬!かっこよかー…。
トドメを刺されそうになったジュンを守る為に敵に矢を放つ早瀬。眼光は”ジュンを守る目”をしていた!
「ジュン…俺は今日までオリンピックの栄光こそ、全てだと思ってきた。
だが君は、金メダルを取ること以上に厳しい戦いへの道を選んだ。
きっとそこには命をかけて戦う者の定めがあったのだろう。ジュン…頑張ってくれ…。」
と安全な場所まで彼女を運び手当てをする早瀬。
その目はキャプテンの目では無く、優しさに満ちた目だった。
今日は特別編なので、その”優しい目”をサービスカット‼️✨
サメカンスの目に向けて矢を放つジュン。
その背中にもう、迷いは無かった。

強化スーツを着ないでサメカンスへ向けて矢を放つジュン、きっと強くでは無く、”誰かの為に、誰かを守る為に”想いを乗せていた。

その矢は真っ直ぐ、強くサメカンスの目を射る。
そして、形勢を逆転したバイオマンは一気にモンスター達を倒す。

命を賭けて行う事、すなはち全てを賭けている事。
私は何なのだろう?と今話を観ながら考えていた。
真田広之さんが演じた早瀬健はアーチェリーという競技でオリンピックに出る事へ闘志を燃やし、ジュンはバイオマンとして地球の平和を守る事に命を賭けていた。

私の人生…

この記事を作るまで答えは見つからなかった。

好きな事を人に伝えたい。
好きな事で人の背中を押したい。

また、好きな事で自分も背中を押されたい。

そういう想いは特撮ファンより少なからず高いのでは無いかと思った。

真田広之さんは、バイオマンの放送から40年の時間をかけ、エミー賞を獲得した。

ずっと好きなモノを追いかけ続けて。

今自分が行なっている事、皆様が日々行なっている事は、きっと長い年月をかけ必ず実る。

そして、その日々行なっている事に”想い”が乗っかる事で、実る果実は輝きに満ちるハズである。

早瀬が夕日に放った矢。
ジュンへの想いが詰まった矢は輝きに満ちていた。


矢は真っ直ぐ飛ぶ。
決して曲線は描かない。
人の想いもまた真っ直ぐだと私は思う。

だが、その想いは届くまでどれだけの距離を要するかは分からない。
また、届かないかもしれない。

でも、その途中で落ちた想いの矢は軌跡を残す。

その軌跡の集まりは奇跡に繋がる。

そして、好きな事に全力を賭けていれば、いつか想いは届く。

ジュンの想いもきっと早瀬キャプテンに届くであろう。

”地球の平和と共に”

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