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【陰陽☯の章・1/後】〜『いったい私はどんな体質であるのか!?』[第5章〜1節・後]より

◉[最終章]【誰でも解かる『漢方概論』】〜、…[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る〜【第5章/第1節・後】]⑤

【第5章】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る]〜、   [Ⅰ]〜【肝虚寒証体質②/素因分類】後書き


※[「太文字」に注目して、お読み下さい

◆今回の『例題②』《患者さん》〜、
[Y・Tさん(40歳後半)/女性夜勤務]も、現在の『東洋医学』でう【肝虚寒証体質/素因分類】の代表位置付けられる

※ もう一度[肝虚寒証体質]とは、…

・「肝虚陽虚寒証」とは、「肝血し、同時栄気して、中焦以下冷え上焦には停滞した状態である」。
・この時に「太陰脾経)の停滞」し、発散出来なくなっている。 「発散出来ないにも気が巡らない」為、「気血生成出来にくくなる」。 それで「増々肝血少なくなる。」

〜[Ⅰ]【「肝虚寒証体質➀」/[例題・解説]】 
先ずは、… 比較的 解り易い体質 より 〜

◉『要するに』、…
・「肝虚寒証体質である方々は、
◇「」が「」して、その為に…
◇「栄気」して、
◇「中焦以下え」る為に、下記の…
➀ 〜[「生理」が始まる学生の頃に、下腹痛偏頭痛赤切れ・カサカサ肌指・足裏)等の「血の道症状」があり]。
② 〜[「お母さん」、「お祖母ちゃん」も「肩凝り臀部」が痛む 等の「遺伝的な症状」があり]。
③ 〜[何時も痛むのは、冬場けてと云う「季節的に悪くなる症状」があり]。
上焦には停滞した状態により、
 〜[「更年期の症状(冷え逆上せ/ホットフラッシュ)」』と云う「更年期に悪くなる症状」があり]。
⑤ 〜[現在でも「太陽/蛍光灯」が眩しいと云う「光に敏感な症状」がある]。
と云う事である…。

※『中焦』〜[ 三焦(さんしょう)の一つ
・『中焦』は『』を含み、『上焦下焦』と繋がり、「体内物質昇降中心」です。
・その生理機能は「飲食物消化栄養分運搬(運化)を司る」事です。

〜[福田龍株式会社(漢方専門)]より 〜

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その他の『肝虚寒証体質者』の「特徴」とは、…
■「胸脇部脹痛不快感があり」…。
理由は、〜[その場所が『』に関係深い場所であるからである。]

■「強張りかける」…。
理由は、〜[その場所が『』に関係深い場所であるからである。]

■「霞むごろごろする異物感じがある」…。
理由は、〜[『』の「」が不足する事で、…構成する成分不足栄養障害により、低下し、表面滑らかでなくなり凸凹している可能性がある。]

■「見えにくくなる疲れ目がある」。
理由は、〜[は『』が司る大切な「臓器」であり、…『』の不足栄養障害が起き易くなる。]

■「脹ら脛良く痙攣する事がある」…。
理由は、〜[脹ら脛は『』が司る大切な「部位」であり、…『肝の血のストック不足や、栄養障害起き易くなる可能性がある。]

■「良く痺れる事がある」…。
理由は、〜[脹ら脛は『』が司る大切な「部位」であり、…『肝の血のストック不足や、栄養障害起き易くなる可能性がある。]

■「生理痛生理不順良く現れる事がある」…。
理由は、〜[生理の異常は『』が司る大切な「器官」であり、…『肝の血の変動』による影響や、肝血虚により起き易くなる可能性がある。]
等である…。 以上。

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前ファイル(『肝虚寒証体質前後〜[9記事]』)まで」にて、…
【『肝虚』でありながら元々の『』も持っている為に、『肝虚に「え(寒性)」の要素』もある方】を、…
大方範囲で、述べて見ました…。

漢方専門従事者』の方々は、…「上記事例」を『厥陰病(「傷寒論」)』と云う「カテゴリー」に分類して…「漢方薬」を処方すると思われる…。

※「傷寒論」とは、〜
後漢末期から三国時代張仲景が編纂した伝統中国医学の古典。内容は伝染性の病気に対する治療法が中心となっている。
一般に辨太陽病脈證并治~辨厥陰病脈證并治までは「三陰三陽篇」といわれ、辨不可發汗病脈證并治~辨可下病脈證并治までは「可不可篇」といわれる。「三陰三陽篇」では、病気を太陽(たいよう)・陽明(ようめい)・少陽(しょうよう)・太陰(たいいん)・少陰(しょういん)・厥陰(けついん)の6つの時期にわけ、それぞれの病期に合った薬を処方することが特徴的である。

〜[ウィキペディア参照]より 〜

◇ 是非、…この手の「note」をご閲覧皆様、…『#東洋医学漢方概論)』に「出典している記事」を、…今一度、…「ご閲覧ください」🙇🙂。
「我々(従事者)」が、「東洋医学漢方)」の「物差し」で、… 『より深く理解して頂く理由』が、… そこにあるのです。

次回、…【誰でも解かる漢方概論』〜『東洋医学』の方程式】、…
第5章】〜[「東洋医学方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る②前肝虚陽性体質/例題解説」]に移ります…。

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