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2024年3月の記事一覧
おりおりいっぴつ #034(僕のマイナス感情を打ち消すもの)
疲れても
この景色あれば
動けます
孤独感は、突然やってきます。
普段全く何にも感じないような人でも、本当に突然、自分がいなくなってもいいような、誰にも知られなくてもいいというような気持ちになってくるものなんです。
さっきまで大笑いしながら友達としゃべっていたのにもかかわらず、一人になった途端、本当に自分はここにいていいのだろうかと、疑問に思うんです。
特に、今の僕のように表に出る仕事
おりおりいっぴつ #033(あなたはひとりじゃない)
会いに行け
話しはそこから始まるのだ
八幡様はおっしゃいます。
まずは動くこと。止まって考えているだけでは、始まるどころか、時代に押されて、流されて、壊れていってしまう可能性もあります。
新鮮な空気を胸いっぱいに吸いながら、頭を働かせながら動きましょう。動けば、人の流れも動きます。人が動けば、経済もおのずと動きます。どうしても自分が動けなければ、誰かに動いていただければ良いので、その流れを
おりおりいっぴつ #032(僕と赤鬼ゴンちゃんの夢)
見聞を広げ
内に秘めたる夢を
現実にせよ
前回、八幡様から「赤鬼ゴンちゃんを世界に連れていきなさい」という提案をいただきましたが、あれから色々考えています。
僕は、人の心の垣根をとっぱらいたいと思っています。もちろんそれはとっても難しいことです。でも、やってみたいのです。
とっぱらうには、「人形の働き」が重要だと、僕は思います。
人は強いことをヨシとします。でも、ちょっとその理想形が強
おりおりいっぴつ #031 (外国語が話せないからわかること)
文化の違いなんて
笑顔の前では無くなるのよ
僕は、英語を話せません。韓国へ仕事に行っても、韓国語も話せません。ではどうやってコミュニケーションをしているのか?
最近では、同時通訳ソフトと、大きなジェスチャーと、笑顔の日本語です。
八幡様には英語を学べと何度も言われましたので、単語だけはなんとか理解できるようにと中学生英語は少し勉強しなおしましたが、覚えられず挫折。
英会話の練習アプリも紹
おりおりいっぴつ #030 (天ノ磐船の正体)
岩船に乗りて
渡った先人をリスペクト
「天ノ磐船」(あまのいわふね)
という言葉を時折聞くことがありますが、全国の神社を廻っていると、その形状は本当に様々だということがわかります。
石を積み上げてできた船のような形の造形物だとか、すごく細かな工程で作られた石の船形だったりだとか、これのどこが船なんだろう? と思えるような大きな丸い石だったり、そもそもなぜ人はこれを船と呼んだのかわからない位
おりおりいっぴつ #029 (古墳の成り立ち)
大切な人を
亡くした時
涙と一緒に
埋めましょう
日本には、古墳がいっぱいあります。その古墳の成り立ちを、八幡様は僕に教えてくれます。
八幡様:「この平野に点在しているこんもりとした小さな山は、なんだと思いますか」
僕:「古墳ですよね? 昔の偉い人のお墓だそうです。」
八幡様:「そうなのですが、厳密に言うと、ただのお墓ではありません。」
僕:「またまた〜。だって前方後円墳。墳墓です
おりおりいっぴつ #028
魚の心
悠々と
水に任せて
魚の形状を見てみると、流線型。
水の負荷を最小限にしたフォルムで、生きるための機能を兼ね備えており、とても美しいです。大きな尾びれで、一度水を掻いたらそれだけでゆっくりと、優雅に、飛ぶように進む姿。
見ていて、ただただ、
「ああ、気持ちいいだろうな。。。」
と、ため息とともに思います。
池などは水流があまりありませんので、逆らって泳ぐ必要は特になく、全力
おりおりいっぴつ #027
水あるところに
人の生活あり
人あるところに
団欒あり
「ちゃぶ台」ってご存知ですか? 昭和の時代によくあった、丸いテーブルです。
なぜちゃぶ台が丸いのか。それには、こんな理由があるそうです。
丸いと、その周りに座る人数が増えても減ってもバランスがよくなり、会話も目の前に人の顔が近いので弾みますし、見た目も可愛いですし、折り畳めば転がして運べるので、非力な人でも箪笥の隙間などに片付ける
おりおりいっぴつ #026
不可能は考えず
可能を信じる
先日、ミッションで訪れた神社に、川に石橋をかけたあとがありました。
この場所は山際で、湿気も多く、木の橋を作ってもすぐに腐ってしまいます。だから、岩山の大きな石を切り出し、この山中まで運び、四角柱を立て、水平にし、その上に平たい岩を置いたのでしょう。その力強く、シンプルな構造に、僕は一人、唸ってしまいました。
人ってすごい。
可能とか、不可能だとかを考える暇
おりおりいっぴつ #025
大地より
うねって育つ木の肌に
歴史の強さを
想う朝かな
天に向かってまっすぐ伸びる樹木の中に、時折混ざっている、ねじれ肌の風合いが美しい木。
うねりながらもバランスよく立っている姿に感動します。
写真をよく見てみればおわかりの通り、他とは明らかに違う木肌です。そのことは幼木の時に、人間に気づかれたはず。なのに、「普通と違う!」などと思われて切られることなく、水を与えられ、大切に育てら
おりおりいっぴつ #024
魔去る
神気に
崩るる怒り
楼門の屋根に、猿が支えになっている神社が滋賀県にあります。
どこからどうみても、可愛い猿。その愛くるしい所作も、表情も、僕の心を優しくしてくれます。その一方で、自然の中で生きていかなくてはならない野性の強さも感じて、心が痺れます。
実は僕、かなりのネガティブニンゲンでして、明るく元気に振る舞ってはいますが、正直怖がりで、ドキドキしいで、小さな失敗にクヨクヨして
おりおりいっぴつ #023
人の造形は
誰かを喜ばせる為の
結晶也
人は、昔からどんな想いでさまざまな造形を遺してきたか。
それは、未来の僕たちを喜ばせるために汗をかき、知恵を絞り、心を使い、夢を実現させてきたと思うのです。
僕たちは、それを見て畏怖し、歓喜し、敬意を表します。
八幡様はおっしゃいます。
「五重塔を見て、アニキは自分であれを作れると思いますか?」
僕は即答します。無理です、と。しかし八幡様は、
おりおりいっぴつ #022
いにしへの想いを受けて
とこしへの決意にたちかえる
奈良は僕が7年住んだ場所です。
大好きすぎて、愛しすぎて、まるで小さい頃からここで育ったような顔をして生きていました。どこに行っても古墳だらけで、どこに行っても遺跡だらけ。
奈良全域を担当する営業職だったので、奈良観光ツアーならお手のもんになりました。
ありがたいことに今でも、当時奈良でお世話になった幼稚園の先生や、保育園の先生とは仲良
おりおりいっぴつ #021
優しいから強くなれる
強くなれば決断できる。
大阪は若かりしころに住んでいた街ですので、思い出すのは恥ずかしいことばかり。
当時僕は、夜の清掃バイトをしていました。
人が寝静まったころ、
難波や梅田の繁華街
居酒屋の厨房
公衆浴場
公衆トイレ
夜逃げの後の部屋
商店街の石畳
壁一面の枯れた蔦を剥がす作業
古ぼけたお寺の屋根裏の清掃
ドブ川の底に落ちている色々をサルベージ清