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おりおりいっぴつ #034(僕のマイナス感情を打ち消すもの)

疲れても

この景色あれば

動けます


孤独感は、突然やってきます。

普段全く何にも感じないような人でも、本当に突然、自分がいなくなってもいいような、誰にも知られなくてもいいというような気持ちになってくるものなんです。

さっきまで大笑いしながら友達としゃべっていたのにもかかわらず、一人になった途端、本当に自分はここにいていいのだろうかと、疑問に思うんです。

特に、今の僕のように表に出る仕事をしていると、とても辛い目に合うことがあります。詳しくは述べませんが、名前が広がれば広がるほど、それは起きてくる現実です。

そんなもの無視すればいいじゃん、と周りからは言われますが、僕の性格上、それを感じたり、読んでしまったり、目に入ってしまったりすると、やっぱり気になるんですね。だったら、見えない場所、感じない場所に行けばいいじゃん、と言われそうですが、それもなんだか気持ち悪いんです。

あと、どうしても止められなかったのが、約10年間続いた、脳内に響いてくる罵詈雑言。これをシャットアウトすることができていたなら、僕の笑顔は、もっと増えたと思います。

一番危険なのは、夜寝る前に、その声たちが聞こえてくることです。その声を止めるために薬を飲んでいた時期もあります。処方されたのはデパスという錠剤でした。しかしそれは大きな副作用が伴ってしまい、やめました。

そんな中、僕が編み出した、マイナス感情の撃退方法があります。ネガティブな感情が脳内のほとんどを占めてきた時も、これをすれば大丈夫です。

それは、「超高速で動くこと」です。

頭が追いつかないほど急いで動きます。家の中を走る勢いで動くのです。全ての動作を3倍速ぐらいでやれば、声は止まります。疲れますが、かなり効果的です。あくまで、僕の場合ですが。

さらに、それより効果的な方法が見つかりました。

こうして旅をしながら、素敵な風景に出会うことです。今回見えているのは、諏訪湖です。写真ではボケてしまっていますが、僕の目には、穏やかな大きな水たまりでした。そこに羽を休める水鳥たち。諏訪湖をバックに写真を撮っている観光客。諏訪湖に向かって深呼吸しているおじいさん。どれをみても、心がじわっととろけます。

目の前に広がるこの風景を見て、心の底から心地よいと感じている時。目を閉じて現場の香りを嗅いでいる時。夜ホテルの大浴場に入り、僕が出会ってきたそれらの風景を思い返している時。静かにモチベーションが上がります。罵詈雑言などいっさい聞こえません。

こうして旅の風景が僕の精神安定剤として存在していることを確認できたとき、あーやっぱり、旅っていいなぁと心から思いました。

そして、このおりおりいっぴつを始めてわかったことがまだあります。僕は、僕が見た風景を皆さんと共有できていることが、たまらなく嬉しいのです。僕一人で見ている風景ではなく、みんなで見ている風景なんだと思うと、孤独感も吹き飛んでいきます。

ですからこれからも、今まで一人で見てきた素晴らしい風景を独り占めせず、みなさんのために、バッチリ写真に撮っていこうと思っています。構図がまだまだ上手くないので、練習しながらいきますね。

こんな楽しみをいただけて、僕は幸せです。おかげさまで、ありがとうございます。

今日も、あなたに幸あれ。


<お知らせ>

4/6に福井市で人形劇をいたします!


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