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好きなことを書きます。たまに短編小説を書いたりしてます。

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マガジン

  • ネタバレあり感想

    自分の記事の内、感想を書いたものをまとめました。

  • 曲の感想等

    好きな曲の感想等書いていきます。

最近の記事

短編小説と近況報告

「メッセージボトル」 同期、部下、上司ら十数名でのキャンプの帰り、高速道路。俺の隣では二つ上の杉原さんが運転している。後部座席には同期が一人、部下が二人乗っている。ナビには解散場所まで一時間半と表示されている。俺はガムを口に放り込み、眠気と戦う。杉原さんが運転してくれているのに、俺が寝たら会話相手がいなくなってしまう。後ろで熟睡する三人を羨望の眼差しで見ていると 「ちょっと、寄りたい所があるんだ」と杉原さん。 「良いですよ、サービスエリアですか?」 「いや、高速を降りるんだ

    • 『日日是好日』感想

      『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を読みました。 僕は抹茶や饅頭は大好きですが、その作法は一切知りませんでした。 簡単にまとめてしまえば、「お茶は「今この時」を体で実感するためのもの」ということが本書で書かれていると感じました。しかし実際に感じた著者の言葉と、それを介して想像する読者にはものすごく深く大きな溝があると思います。著者の感情を直接実感できないのは残念に思います。 以下ネタバレがあります。 作中で「すぐにはわからないもの」の中に「お茶」は分類

      • 『聯愁殺』の感想、ネタバレ

        主人公である一礼比梢絵(いちろいこずえ)が自身を殺そうとした犯人の動機を明らかにするために、ミステリー作家らに推理をしてもらう、という話。 ストーリーには関係ないですが、名前が独特ですね。何か由来を感じます。殺人が絡んでくる話であれば、実在しない名前の方が適していますが、それにしても特徴的です。 登場人物らが独自に調べた証拠と推理で連続殺人の動機や被害者の共通点を明らかにするも、矛盾点を突かれ、論者は次の人へと移ってゆく、という構造は面白いですね。『虚無への供物』にも似た

        • 「都合の良い友達」という二重表現

          非常にまとまらない内省が以下に続きます。 題名にある「二重表現」とは「頭痛が痛い」や「犯罪を犯す」みたいなもので、同じ意味の言葉を繰り返し使う事です。 「都合の良い友達」も二重表現ではないか、と考えました。 こう思ったきっかけは、先日「お前は友達を都合よく使っている」と言われたことです。否定も肯定も出来ないな、とその時は考えていたのですが、よくよく考えたら「友達とはそういうものだろ」と思い立ちました。 もちろん一般的に用いられるような、お金や車、体を出してもらうためだけ

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        • ネタバレあり感想
          13本
        • 曲の感想等
          4本

        記事

          『ラストチャンス、ラストダンス』感想

          昨日公開されたノットイコールミーの楽曲、『ラストチャンス、ラストダンス』を視聴しました。「僕」と「君」の曲です。 徐々に湧き出る高揚感を元に、感想を書いてみます。 まず衣装が可愛いですね。青色の透明感が際立つ衣装。シーンの切り替えが早いので停止しながら見ています。 この歌詞から始まります。 「知らない人 知らない君」という箇所が良いですね。前者は「君」に出来た恋人のことで、本当に知らない人なのでしょう。後者は「僕には見せない顔で笑う君」だから、「知らない」と表現しているの

          『ラストチャンス、ラストダンス』感想

          「変わってる」って言わないで

          流行りのものをやってみると、INFJというタイプでした。 このタイプに関するnote記事をたくさん読むと、自分とその方との共通点が多くて、楽しかったです。 INFJのみなさんがよく書かれているのが「周囲と違う価値観を持っている」ということ。 僕もその言葉には共感できます。世間で「普通」と呼ばれる領域に属すことが少ないので、周りから「変わってる」とよく言われます。 「変わってる」という言葉はどちらかというと嫌いです。この言葉には「私たちとは違う生き物だ」という意味が含まれて

          「変わってる」って言わないで

          映画『アイアムアヒーロー』

          映画の存在は知っていたものの、見に行くことはありませんでした。しかし今回アマプラで見てみました。 以下ネタバレがあります。 長澤まさみさんと有村架純さんが綺麗でした。そしてより好きになりました。 個人的に、作中作を浅野いにお先生が描かれているのがお気に入りポイントです。今作品の花沢先生と交流があると浅野先生は漫画で描かれていましたが、ここでも浅野先生が登場するとは驚きでした。 残虐なシーンがたくさんありましたが、程よく慣れてしまいました。 腕にたくさん時計を付けてい

          映画『アイアムアヒーロー』

          描いた絵まとめ

          僕は趣味で絵を描いているので今まで描いたものの中で、載せられると思う範囲の絵を昔から順に載せていきます。 描いた時の気持ちとかも書きます。 文章はともかく、絵だけでも見てもらいたいです。 2017年 デジタル作画での2つ目の作品です。1つ目は落書きみたいなレベルで、載せられるものではありません。 この絵は結構細かく描いていて、お気に入りです。背景の水色の光は元々アプリに入っている背景を使いました。 レイヤーなどの知識が無い割には上手く書けているのではないかな、と思いま

          描いた絵まとめ

          創作の源は不安定なメンタル

          題名に共感する人は少なく無いと思います。 久しぶりに何か短編小説を書こうにも、特に何も思いつきませんでした。辞書を適当に引いて出てきた単語から着想を得て、300字前後で話を書くという縛りを設けてチャレンジしてみました。 しかし今までの作品を薄めたものしか出てこず、いまいち新しいと思えるものが作れませんでした。 僕が一番お気に入りの作品があるのですが、それはものすごい負の感情から生まれた作品です。他の作品も負の感情から生まれたものは多いです。葛藤、悩みなど暗いものがきっかけ

          創作の源は不安定なメンタル

          有名人の誕生日

          好きな芸能人、YouTuber、キャラクターなどの誕生日に、ケーキやその人の写真、年齢の数字バルーンを飾って、写真撮ってSNSにあげる風潮ありますよね。 僕はそういうの苦手ですけど。なんだか空しく感じてきそうで。 SNSでの愛の表現にはそうした写真は最適ですよね。「私はこの人のファンであり、大多数のファンとは愛の重さが違うんだ」という気持ちが透けて見えるのも嫌ですね。 でも、好きな人が食べていたものを食べる気持ちはわかります。僕もこの前しました。恐らく同じ気持ちになりたい

          有名人の誕生日

          『こころ』を読んで

          夏目漱石の『こころ』を読んでみました。高校の教科書以来でしたが、あの時とは違い、面白く感じます。 読んだのは新潮社から2004年に出ている版です。 解説内で気になる箇所がありました。 「人間の心を研究する者」という表現は面白いですね。それは研究者だけでなく、全人類に言える事ではないでしょうか。誰しも自分や他人の心が原因で悩むことはあるでしょう。そんな時悩みの種を考えた時こそ、既に「人間の心を研究する者」になっているのではないでしょうか。 以下本文を引用するのでネタバレあ

          『こころ』を読んで

          占いに行ってきたよー

          念願の占いに行ってきました。 詳しい内容は公開しない方が良いのかな、と思うのでちゃんとは書けないのですが、占い師さんに「自分を信じて行動すべし」と言われました。 自分を信じる、ということは今までもしてきました。それのおかげで人生は上手く進んでいると思っています。そして今日確かになりました。僕の生き方は間違っていないのだと。そして信じるべき自分は言います。「占いに行くべきではない」と。なので今後占いに行くことはないのかな、と思います。 占いが嫌だったわけではありません。それ

          占いに行ってきたよー

          『M3GAN/ミーガン』を見た(ネタバレ)

          もっと怖い作品だと思ってたけど、がっつりホラーって訳じゃなくて安心した。 機械の暴走ってのはよく話題にされると思うけど、「何か守るものがあっての行動」というのは珍しいのでは? 最後にケイディがミーガンを止めようとした時に「新しいオーナーがいるの。それは私」みたいなことを言ってるのが面白かった。自我を持ってるのだな、と怖くなった。 最後にアレクサみたいなやつが勝手に動いてたのが、今後の生活を想像させるようで良い終わり方だったな、と。

          『M3GAN/ミーガン』を見た(ネタバレ)

          『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の感想(ネタバレあり)

          アマプラで見てみました。映画館で見たら更に面白いんだろうな、と思いました。 ネタバレありの感想が以下に続きます。 マリオのゲームをやっていればやっているほど面白いんだろうな、と思いました。僕も人並みに通って来たので、懐かしさを感じつつ楽しみました。 タヌキになった時の音楽が、そのステージのBGMのアレンジような気がしました。マリオカートの青甲羅のくだりとか、冒頭の現実世界でのパルクールとか、面白かったです。現実世界(3D)では横スクロールで、ゲーム内(2D)では色んなアン

          『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の感想(ネタバレあり)

          『風の歌を聴け』読んでみた

          村上春樹の作品。今まで食わず嫌いをしていましたが、好きなYouTuberさんが村上春樹の作品をおすすめしていたので、読んでみました。 以下、ネタバレありで、自分の好きな部分を書いていきます。 出典は村上春樹『風の歌を聴け』、講談社、2004年。 聞いたことのある文章が見れました。 なんか暗い雰囲気の話だった。 読後はやや粘り気のある青黒い液体が付いた、みたいなそんな感じ。 ただ僕の好きなテイストではなかったです。残念ですが、まだ好きにはなれません。

          『風の歌を聴け』読んでみた

          今年こそ占いに行ってみたいよー

          今年やりたい10のこと、をテーマに書いてみました。 1.BUMPのライブに行きたい! やっぱ一番はこれでしょ。とは言うものの、もうライブチケットは当たったので、時間が経てば自然と叶います。嬉しいですね。 前回のツアーも参加できたのですが、今回もそれが叶うとは。 チケットを当ててくれた友人に感謝です。 2.春休みに小説を書く 4月から新社会人になって時間が無くなるだろうから、ネタ帳にある題材はいくつか書いておきたいな、ということで。 せっかくなので宣誓として書きたいも

          今年こそ占いに行ってみたいよー