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【マインドセット】イノベーションの土台 3選


ここでは、イノベーターに至極当然な土台、マインドセット(心構え、基本精神)を私見を含みお伝えします。

何事もそうですが、表層のスキルを知っている、知識として学んだからと言って、それを日常の中で意識しているかどうかでは雲泥の差です。

そのような中でも、今回はすべてのビジネスパーソンに必要なマインドセットであり、かつ日常的に一人ひとりが意識できることを3つ選びました。

①まずは、目的から。
②ニーズを把握し、小さく挑戦。
③メタレベルで考えよ。

1 すべては、「目的」から。

⑴ 目的と目標の違い

 皆さんは目的と目標の違いをご存じですか?同じ意味だと考える人も多いかと思いますが、これらは同じではありません。
 目的とは、最終的に成し得たい事象のことを指します。どんな状況にあっても、一人ひとりがどのような仕事をしていても、全員が共通して見上げることのできる“北極星”です。一方目標は、目的を成すための具体的な手段のことです。

北極星

⑵ 目的が、全てのワークの基本

 日常的な交渉や会議、資料づくりは、すべて、目的を達成するための手段です。目的や意図、背景を確認することが大切で、目的により、かけるコスト、使う時間、エネルギーも異なります。
 逆に、自分が誰かに指示を出す立場の場合も、目的を正しく伝えることが、相手の浪費を軽減し、質の高いアウトプットを生み出すことにつながります。

2 ニーズを把握し、小さく挑戦

 よく「アジャイル」や「デザイン思考」というフレーズを耳にします。

⑴ アジャイル

システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法の「アジャイル開発」を語源にしています。計画→設計→実装→検証の工程を、小さな単位で繰り返し進める手法です。
 思考としては、仮説のもとで、「変化はつきもの」という精神で、まずは小さく挑戦、やってみることが重要です。

⑵ デザイン思考

 「デザイン思考」というユーザーのニーズをしっかり捉えて、新たな価値を生み出すためのアイデアを創出する考え方は、「アジャイル」の前提となるものです。
 従来の市場中心型ではなく、ユーザー第一に考え、ユーザーをよく観察して、その中からニーズを捉えて、課題の本質に迫る考え方です。

 これらは、関係する論文はここ数年で増え続け、ビジネススクールでの授業も人気が高まっているようです。
 不確実でスピードが求められる時代だからこそ、ニーズを捉え、小さな単位で、機敏に素早く実行、検証、改善を重ねることを意識していきたいですね。

⑶ ハイブリッドが理想

 ちなみに、デザイン思考で重要なことは「右脳」のプロセスを取り入れることですが、ビジネスでは、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなど「左脳」による論理思考も必須です。
右脳と左脳の両方を活用したハイブリッド思考が理想ですね。

3 メタレベルで考えよ。

 メタには、「高次元の」「超…」といった意味があります。問題をひとつ上の視点から眺めたり、自分を俯瞰するように、外から自分をみて、違う考え方や新たな「気づき」をみいだし、物事をより本質的に考えることも重要です。

 対象にしている思考やバイアスから、一歩ひいて、より高い視座から物事を考えてみましょう。メタレベルで考えると、戦略も、アウトプットもより良いものに変わります。

4 最後に

これまで3つのマインドセットをお伝えしました。
①まずは、目的から。
②ニーズを把握し、小さく挑戦。
③メタレベルで考えよ。

 実践の中で意識するだけでも、変化を実感できるはずです。私自身も仕事で行き詰まったときには、上記に立ち返ることで、新しい着想を得えきました。
 ビジネスに限らず、日常の中で、行動心理学で言えば「リフレーミング」にも活用できるかもしれないと思っています。

まずはコツコツと意識することから。

今回も、ご覧いただきありがとうございます。
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