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ポラリス、友だちのこと


今日は、凄まじいとしか言いようのないくらい、忙しい図書館だった。
次から次へと、ひっきりなしに、対応に追われつづけた。
夏休み、すごいな…


そんな図書館に4年ぶりに友だちが娘を連れて会いに来てくれた。
はるばるベルギーから。
高校時代の友だち。
吹奏楽部でサックスがおそろしく上手かった。(し、本当に夢中だった。)


彼女はサックスがやりたくて、音大に進学した。
その後、パリに留学。
ある年、ベルギーで国際的なコンクールに出場するためにホームステイしたお家の方と結婚して、向こうで暮らしている。


高校生の時にすでにいつかフランスに留学すると決めていたそうで、普通科にいたわたしたちは毎日テストに追われていたけれど、彼女はサックスやフランス語を習いに名古屋まで通っていた。
(わたしは連日のテスト勉強や宿題をこなさなくて、大丈夫なの?と思っていた。つまり目の前のことだけで必死)
でも、彼女にはずっと先のなりたい自分の姿がちゃんと見えていたようだ。


目の前のテスト勉強より、大学受験より、その先の自分の夢に向かって、着実にマイペースに前に進み続けていた。


それは、ベルギーに渡って、結婚・出産を経ても続いたようで、
ベルギーで日本人学校の先生をしながら、子育てをしながら、音楽院でサックスの勉強を続け、
さらに演奏活動も続けて、仲間と一緒にお金を集め(クラウドファンディングなどもやったとのこと)、自費出版でCDを出したのだそう。
そして、念願の音楽院の先生にもなれた。


すごい!


まさに「意志あるところに、道は拓ける」って
こうゆうことなんだろう。
大きな夢も、一歩一歩、着実に前に進み続けたら叶うんだ。


わたしときたら、昔から「ふわふわしてる」と言われるように、(ふわふわ、というか、ふらふら)いつも周りに流されて、生きてきた。
今でもきっとぼんやり、のほほんとしている方だと思う。いろんなことに気づかないことが多いし。
唯一、図書館の人になる、ということだけは、一貫していたけれど…
(図書館に関わる以外の仕事には就いたことがない。想像もつかなかったから。)


とりあえず子どもたちには、やっぱりレールをひくのではなく、後ろから支えるぐらいの気持ちで、やりたいことをやらせてあげれたら、と改めて思う。
時に自分が安心したいがために、着実な堅実な道に進ませたくなってしまうから…



ジャケットも素敵だな…


そしてわたしも遠くを見よう。


10年後20年後にありたい自分の姿を目指して、
これからの日々を過ごしていけたら…


(そういえば、polarisって北極星って意味だ。このCD聴いて忘れないようにしたい。)





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