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【日本/埼玉県/秩父/横瀬町/地域おこし協力隊】【7月】資本主義社会、やっぱり勝つのはお金、地位、名誉なのか?それでも、まじめで、誠実な人が報われて欲しいと思ったできごと(ウェルビーイングに向き合う)

おはようございます。
横瀬町地域おこし協力隊
ウェルビーイング担当のやすこです。
今日、検査で病院にいます。(発信時は過去形)

恐らく、何もないと思いますが
先日、コロナになって、違う症状もあり
それをきっかけに自分の健康に真剣に向き合うことに決めました。

今までしっかりとした
会社組織に身を委ねていたので
人間ドック、健診など会社負担でした。
時期になれば無意識に当たり前のように
健診・検査に行っていました。

地域おこし協力隊になり
私の身分は個人事業主です。

全ての責任は自分にあります。
節約のため、自分の健康は後回しにしていたので
今回のコロナで目が覚めました。

それは、ちゃんと検査・健診を受けること。
自分は自分できちんと守ること。

これは、横瀬町の友人からのアドバイス。
自分事になってはじめてその重要性、アドバイスが心に響きますね。

ウェルビーイング(しあわせ)とは
①身体も
②心も健康で
③社会的(経済)に十分に満たされている状態

ウェルビーイングという言葉にこだわらなくても
シンプルにこの3つはしあわせの柱だと思います。

今日は③について考えて行きたいと思います。

1、自分らしく生きるとは?

ウェルビーイングを担当していると
「お金は悪なのか?」
「稼ぐという意識は悪いのか?」
と囚われがちですが
私はそうは思っていません。

ウェルビーイングの中でも
しあわせの条件のひとつに
③社会的(経済的)に十分に満たされた状態
と示されています。「十分に」の解釈は
個人差があると思うので各々の定義はお任せします。

自分らしく、しあわせに生きるために
自立した経済は非常に重要だと
私は考えています。

私も女性一人で
今まで都会で生活をしていました。

経済を回していくことができなければ自立して、私らしくは生きていくことはできませんでした。

この資本主義社会の中で生きるためには、
お金はとても大切。

お金があれば自分も他人も喜ばせることができるから。お金により社会貢献もできる。
町も救える……。
だから「稼ぐ」という意識は悪いことではないと考えています。

一方、だからと言って、お金は全てではない。
お金はしあわせへの大切なアイテム。
アイテムに自分の生き方まで支配されたくない。

だから私は
「稼ぎ方(方法)」がとても重要だと考えています。

自分(会社)だけの幸せ、利益を考えている組織は一時は成功し、大金を得ることができるかもしれませんが、持続的なお金の循環を得ることは難しいと最近よく聞きます。

これからの時代
自分の発信する事業(仕事)が
自分にとっても、他者(社会)にとっても
しあわせ(利益)を循環する
ビジネスモデル・働き方のマインドが
重要だと思っています。

結論、自分が発したものが
最終的には自分に循環して返ってくる。

だからこそ、利益とともに誰かの喜びも
一緒に循環して
自分に戻ってくるといいな~と
いつも願っています。

職業に貴賤はありません。
どのような職業についても
共通なマインドだと思っています。

こんなことを言うと
偽善者と言う人もいると思います。

今まで私も様々なキャリアを積んできました。
地方公務員(教育関連)
大手教育民間企業(総合職)・教育支援
国際ボランティア
国際協力等

これらの共通点は一貫して
自分のスキルやキャリアを通して
自分らしく生きるとともに
誰か(社会)の役に立ちたい
という思いで選択をしてきました。

やりたいときに
やりたいことを
思いっきりチャレンジしてきた
自分の人生に後悔はまったくありません。

大好きな両親に経済的な負担は
かけたくないと思い
大学院の学費
海外での研究費
滞在費も自分で確保。

子どもは親の経済状況など
ちゃんと理解しているのです。

自分らしく生きること、自分のやりたいことを
追求するのはお金がかかる。

でも、大学院に行って本当に良かったと思っています。経済的な心配がなければ、博士課程後期に進学したかったな〜!服部先生が好きすぎる!

やりたいことを自分のお金でやってきたので、借金はないですが、貯金も微々ですw(国立でも学費はキツイ)

色々自分の想いを書きましたが、まとめると以下の内容になります。

※これは私なりの考え方なのでご了承くださいm(__)m

①お金は、自分らしく生きる、好きなことにチャレンジするためにも大切なアイテムである。

②「稼ぐ」意識も大切だが、私は「稼ぎ方(方法)」にこだわりたい。自分も他者(社会)もしあわせになる循環を考えたい。自分の心がざわざわする選択(職業)は選ばない。

③自分の発信・行い(悪でも、善でも)は、必ず自分(身内)に戻ってくる。

今までウェルビーイングの概念の中で、しあわせとか健康はピックアップすることがありましたが、経済については触れてこなかったので、今回、改めて自分の想いをまとめてみました!!

2、資本主義社会、やっぱり勝つのはお金、地位、名誉なのか?それでも、まじめで、誠実な人が報われて欲しいと思ったできごと(津田沼編)お世話になった歯科医の先生に捧ぐ!

前置きが長くなりましたが、今回、このテーマについて触れたのは、津田沼の友人からの悲しい連絡がきっかけでした。

私は、2023年3月に横瀬町の地域おこし協力隊ウェルビーイング担当に着任しましたが、2019年4月~2023年2月まで縁もゆかりもない千葉県船橋市の津田沼という地域で大変お世話になりました。

愛知県出身ですが、大学院を卒業し、就職で関東配属となったことがきっかけで、アクセスの良い津田沼駅から徒歩4分ほどのマンションに住んでいました。

町中のマンションですが、防音、セキュリティバッチリでした!懐かしい!

津田沼時代の
私は、合理性、生産性、効率性、
スピード等を重視した日常を送っていましたw

歩き方も、話し方もすごく早くて
スケジュール手帳も予定で真っ黒でしたw

プライベートでもその癖は抜けず
東京タワーの夜景を観に行った時に
友人から「もっとゆっくり見ようよ」と言われたり、地下鉄で、振り向いたら友人がいなかったりとよく怒られました。「1分1秒を大切にしているから」が私の口癖でしたw

今では笑い話で、思い出すとめっちゃ笑えます。
生きることに頑張っていたので、こんな尖った自分も好きでした。

また、津田沼で出会った人たちも個性豊かな人が多く「津田沼の愉快な仲間たち」で物語を書きたかったくらいですw

横瀬町のように
「みんな知り合い、みんな友だち、みんな家族」的な感じではないですが
忙しい毎日を癒してもらえるスポットや
人間関係はちゃんと確保していました!
今でも津田沼時代の友人たちとは交流があるので
人にはすごく恵まれていたと思います。感謝!

さて、本題ですが、今回津田沼つながりで
悲しい出来事がありました。

津田沼在住時
友人に紹介してもらい
津田沼にある歯科医院に通うことになりました。

津田沼育ちの友人も
長い間お世話になっている歯医者さんで

変わっているけど
損得関係なく
親切で、丁寧で、腕が良いと教えてくれました。

信頼している友人に紹介して頂き
早速、歯科医院に訪問しました。
少し古い建物の歯科医院でしたが
友人が言っていた通り

とても個性的で
おもしろく
真面目で
一生懸命で
親切すぎるくらい丁寧で
誠実な先生でした。

歯のことになると
話が長いので
10%くらいしか聞いていなかったのですが
そんなまっすぐな先生のお人柄に好感を持っていました。

友人ともよく先生のおもしろ話で盛り上がっていました。その度に「本当に損得なくて、誠実で、良い先生だね!」が合言葉でした。

先生は、自分で開業した歯科医院ではなく、お手伝いをしていた前任者から譲り受けたと言っていて、歯科医院の経営(稼ぐ)にはあまり興味がないようでした。常に患者の治療に全力!なので、病院も綺麗とはおせいじにも言えませんでしたが、確かな技術とお人柄でたくさんの患者が通っていました。

ある日、久しぶりに定期検査に行った時に
歯科医院の診療室等が突然きれいになっていました。

「先生、きれいになったね。どうしたの?」と聞いたところ
「元スタッフの提案でリフォームしたんだ」

とお話してくれたことを覚えています。その時は、特に何も思わなかったのですが……

元スタッフから
「コロナの助成金がでる」と言われ
人をあまり疑わない先生は

その言葉を信じてしまい
リフォームを決意されたみたいです。

がっ、なんと、
その元スタッフが詐欺師(グル)だったようで
リフォームしてもコロナの助成金として
返済されることはなかったとのことでした。

私が津田沼から横瀬町に移住する前は
まだこの話は深刻になる前でしたが

2024年6月27日(木)
友人からとうとう
歯科医院が閉院になったと連絡がありました。

詐欺被害は先生だけでなく
他にも同じ手口の被害者が複数いたようで
積極的に警察や弁護士にも相談をしたようです。
資金がある方は裁判をおこしましたが
先生はそこまでの資金力がなく
ショックで心不全を起こし
返済月120万円を払うことは到底無理で
他に方法がなく自己破産。

廃業を余儀なくされたと連絡がきました。
これから生活保護を申請するようです。

確かに欲がなさ過ぎて
経営力もなかった先生。

1回の治療でほぼ全部を治療してしまい
あとは半年後に検査にこれば良いよとアドバイスをくれた先生。患者からしたら本当にありがたい先生でした。

人が好過ぎて
あまり人を疑わなかった先生。

でも、すごく丁寧に、誠実に、
患者や仕事に向き合っていました。

なんでこんな悲しいことが起こったのだろう……
真面目で、コツコツ、人のために働いて、誠実に頑張っていた人の結末が不幸なんて絶対に嫌だ!

友人からこの連絡をもらった時に、先生に手紙を書くことを考えましたが、住所(医院と自宅は別住所)が分からないということで、友人と話し合い、ネットの力をかりて先生にメッセージを送ることにしました。届くかは分かりませんが、希望を持ちたいと思います。

先生へ!もしこのnoteの記事を読んでくださっていたら、私、弥生さん、先生の今までの患者さんからたくさんの感謝の思いを先生に送ります。先生は、素晴らしい歯医者さんでした。先生がしあわせにならない世の中なんて私は嫌です。先生がたくさんの方に親切に丁寧に治療してくださったこと、私は一生忘れません。どうぞ、ご無理なさらないでください。もう会えないかもしれないですが、先生の幸せをずっと、ずっと、祈っています!!

そして、元スタッフの方がこれ以上お金に支配されず、周りの方を不幸にされないことを願っています。今回の詐欺で一時的には金銭的な儲けがあったと思いますが、人を不幸にして稼いだお金は必ず自分(身内)を滅ぼします。これ以上、間違った稼ぎ方を続けないことを祈っております。

ここで私が言いたいことは

お金は大切。でも、稼ぎ方(方法)はもっと大切だということです。

資本主義社会で地位、名誉、金の3セットは無敵かもしれない。でも、弱者が弱者のままで留まり、報われない世の中にはなって欲しくない。私も弱者の立場かもしれないけど、この声が必要な誰かに響くことを祈っています。

3.まとめ

今日は、津田沼の友人から連絡があり
ウェルビーイングの観点でしあわせとは何かを
改めて問題提起しました。

基本的に私は超前向きで
ハッピー人間ですが
日本、海外で生きてきて
色々な人種、環境、組織との
出会いがありました。
良い世界も悪い世界も見てきました。

だから今ウェルビーイング(しあわせ)に
向き合っているのかもしれません。

何年後かにウェルビーイングが
違う言葉になったとしても
「一人ひとりのしあわせとは何か」を追求した
横瀬町地域おこし協力隊時代を忘れることはないと思います。

横瀬町ではたくさんの
素晴らしい人との出会いがあります。

私はなぜ横瀬町にご縁があったのかと
人生の不思議さを考えれば
きっと横瀬町で「生き様」を学ぶことが
私の人生で必要だったのだと思います。

一日一生。
人はいつどうなるか分からない。
大切な人を失ってから後悔しても
もう気持ちを届けることはできない。
だからこそ後悔ない人生を歩んでいきたい。

最後に、最近インタビューをさせて頂いた方より嬉しいメッセージを頂きました。横瀬町で私は「人が本当に好きなんだな」と思うことが度々あります。当たり前の日々が魅力的に感じるのは、横瀬町の方々のおかげだと感謝しています。本当に、本当に、ありがとうございます。

すごく励みになります(号泣)また、頑張れそう!!

あっ、最後に
健康診断の結果、異常なしでした!
内視鏡もエコーもやりました。しっかり自分に向き合うことができて、貴重な時間でした!
こちらは改めて地方医療を考えるをテーマに記事を書きたいと思います!

ウェルビーイング(しあわせ)とは
①身体も
②心も健康で
③社会的(経済)に十分に満たされている状態
自分ごとになってはじめて
この重要さにきづきます。

本日も記事を読んでくださりありがとうございました。少し重い話だし、取り止めない文章かもしれませんが、その時々で関わってきた人、土地で大切にされてきたことが伝わると嬉しいです。
みなさんのしあわせをいつも祈っています!!

フォローやスキ♡を押して頂けますと励みになります。7月はできるだけ発信していきますのでよろしくお願いします。
では、また~!!

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