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共働きの「家事が大変」を、2×2のマトリックスで分類して解消してみた

家事って大変ですよね。共働きだとどちらも時間に追われていて、家事の分担で折り合いをつけるのも大変です。

私も妻と二人で日々の家事を分担していて、その大変さを実感しています。

しかし、不思議とやっていて楽しい家事もあれば、本当にシンドイ家事まで、家事の内容によって違いがあるなっという印象を持っています。

そこで「楽しい家事とシンドイ家事の違いはどこから生まれるのか?」を2×2のマトリックスを使って分類、分析してみました。

すると「なんということでしょう」、その分類によって家事の大変さの理由らしきものがわかったのです。

ついでに、共働きの家事問題の解消法についてのアイディアも浮かんできたので、今回はそこら辺のところを書いてみたいと思います。

2×2のマトリックスとは?

本題に入る前に、2×2のマトリックスって何?っと思われた方もいらっしゃると思うので簡単に解説しますね。

2×2のマトリックスとは「複雑なものをシンプルに表現するために、鍵となる2つの要素を選んで、それを軸に上下左右に振り分けて表現する、2軸・4事象の表を作る分析ツール」です。

コヴィー博士の「7つの習慣」で出てくる下の表とか有名ですね(コヴィー博士は様々な作業を「重要度」と「緊急度」の2軸4事象で分類しました)。

7つの習慣

他にも、SWOT分析なんかもそれに当てはまりますが、今回はそこらへんの詳しい話はWikipediaにお任せします。

今回は2×2のマトリックスとはこんな感じなんだなって思ってもらえれば十分です。

家事を分類してみた

では、さっそく家事の作業内容を分類してみます。

今回はその鍵となる軸を「頻度」「作業内容」の2つとして、以下のように定めました。

頻度    その作業を1日や月、年間にどれくらい行うのか?
(回数が多い、少ない)
作業内容  その作業をするのにどれくらい工夫が必要か?
(工夫が必要をクリエイティブ、そうでもないをルーチンとした)

分類した内容が以下の表になります。

縦軸に「頻度」(回数が多い、少ない)、横軸に「作業内容」(クリエイティブ、ルーチン)としています。

家事の分類表

どうですか?
わかりやすいですかね?

縦軸の「頻度」は上に行くほど回数が多く、下に行くほど少なくなっています。1日3回必要なもの(食事とか)から、毎日行うもの、週に1回くらいのものも、季節毎、年に1回まで様々な頻度があると思います。

横軸の「作業内容」はその作業を行うのに、どれくらい考えないといけないのか?や、どれくらい人と関わるものか?ということを考慮して決めました。右に行くほど、その作業をするのに毎回の変化(臨機応変な対応)が求められることを表しています。

各家庭によって頻度だったり、作業内容だったりの違いはあるでしょうが、私の家庭ではこんな感じですね。

よく見ると、育児や料理に関する作業はクリエイティブに分類されがちで、掃除や洗濯といった作業はルーチンに分類されがちなのがわかるかと思います。

各分類を評価し、定義してみる 

こうして出てきた4つの事象について、私の独断と偏見で評価、定義してみました。

あくまで私の独断と偏見で決めた定義ですので、細かい内容の食い違いは、おおらかな目で見てください。

この定義がまた面白かったので、ぜひ皆さんはどのように定義するのかを教えて欲しいところです。

左上 「回数が多い、ルーチン」→「習慣」

まずは、左上の事象、「回数が多い、ルーチン」に分類される家事。

ここは「習慣」と定義します。

家事の分類表(好き)

この「習慣」は、自分にとってはかなり習慣化できている家事でして、時間さえちゃんと確保できれいればさほど苦にならない家事です。あまり考えることなく、ルーチンの家事として淡々とこなす感じですね。

しかも、短時間で効率的にできたりすると「ちょっと俺すごいやん」っとか思っちゃったりして意外と好きだったりもします。

しかも、ここは改善のしがいがある家事です。

例えば、掃除はロボット掃除機を使えるし、食器洗いは食洗機を使えるし、洗濯は洗濯乾燥機使うことができます。

自動化、時間短縮によって効率化を図りやすく、しかもその効果は絶大です。

右上 「回数が多い、クリエイティブ」→「大変」

次は右上事象の「回数が多い、クリエイティブ」に分類される家事。
ここは「大変」と定義します。

家事の分類表(好き)

正直、ここめっちゃ大変。
好きな人もいるんだろうけど、自分は基本やりたくない家事になります。

毎日それなりの回数こなさないといけないのに、毎回何かしら考えないといけなかったり、その時その時で違う対応を迫られる家事になります。

この表をみると、料理の献立を考えるのが本当に大変という主婦(主夫)の声も「わかる〜〜〜〜」って思います。1日3回、毎回献立を考えるのはとてもとてもしんどい家事だと思います(みんなの好き嫌いを考えながら、冷蔵庫の中にあるものと特売品を考慮して、子供の給食と被らないようにしながら、最近作ってない献立とか、考えるパラメータが多すぎて大変としか思えないです。)

また、育児関係もこちらに盛りだくさん。

特に子供が小さかったりすると、毎回服を着せるだけでも大変です。嫌がる子供をなだめたり、すかしたり、時には無理やりやっちゃったりして、臨機応変な対応を取りながら服を着せるのはやっぱり大変だと思います。

保育園(幼稚園)の送迎なんかもここに入れちゃいます。先生や他の保護者との会話したりとか、好きな人にとってはストレス発散の時間になるでしょうが、何かと気を使ったりする時もあったりして、自分にとっては結構負担が大きいです。

左下 「回数が少ない、ルーチン」→「面倒」

次は左下の事象の「回数が少ない、ルーチン」に分類される家事。
ここは「面倒」と定義します。

家事の分類表(好き)

ここに入っている家事は正直本当にめんどくさいんですよね。
あーやりたくねって感じ。

頻度が多い左上の「習慣」と違って習慣化されていないので、あーやらないとなぁって心に重くのしかかってくる感じ。

やらないわけにはいかないんだけど、やることは決まっているからほんと面倒。この家事をやり始めるまでに気合が必要だったりして、「よっこいしょ」ってつい声に出しちゃう感じです。

誰か代わりにやってくれる人がいるならやって欲しいけど、一々説明するくらいならやっちゃった方が早い。改善しようにも、改善するだけのコストかけるほど頻繁にやる家事でもないし、とにかく面倒くさい。って家事がここに当てはまります。

右下 「回数が少ない、クリエイティブ」→「楽しい」

最後は右下の事象の「回数が少ない、クリエイティブ」に分類される家事。
ここは「楽しい」と定義します。

家事の分類表(好き)

自分、ここの家事かなり好きでして、やってて楽しいんですよね。

クリスマスの飾り付けとか、ちょー楽しい。あと、部屋の模様替えとか、どんな部屋にしようかワクワクしちゃいます。

考えなきゃいけないクリエイティブな家事も、頻度が少なければ楽しいものになると思うんですよ。これが毎日なんらかの模様替えをしないといけないとなると、絶対大変です。洋服屋さんのディスプレイなんか、毎日となるとやっぱり立派な仕事になります。

「大変」と「面倒」の解決策

さて、ここまで分類してきたわけですが、結局家事で大変なのは「回数が多い、クリエイティブ」の「大変」と、「回数が少ない、ルーチン」の「面倒」です。

この2つに分類された家事をどうにかすれば、毎日はもっと楽しくなるはず。

では、どうすればいいか?

その答えもやっぱりこの表の中にあるんじゃないかなって思います。その家事を「習慣」と「楽しい」に変えてしまえばいいと思うんですよね。

下のような感じです。

家事の分類表(改善)


例えば、料理なんかもたまにやると楽しかったりしませんか?旦那さんがたまにやる料理とか楽しそうですよね(毎日やっている身からすると色々と思うところあるでしょうが、まあ、そこは温かい目でみてあげて、、、)。

あと、子供と遊んだりするもの毎日だと結構しんどくなることも多いんですが、たまに遊ぶとしたらこんな楽しいことはありません。

孫が可愛いとかいうもの、たまに遊ぶからに違いないって思います。

なので、「大変」に分類されている家事の頻度を下げてみたり、習慣化してみたりしてはいかがでしょう?

例えば、料理の献立決めを外部に頼ったり(宅配使ってみる)や、子供のお気に入りの服を3着4着買っちゃうとか。弁当作るのをたまにはサボってみるとか(どっかで買っていきなさい的なね)。

また、「面倒」な家事をクリエイティブにしたり、頻度を固定して習慣になるように組み込むのもいい方法だと思います。

例えば、保護者会で今までにない提案しちゃったりとか、トイレ掃除やシーツ洗いをする日付を決めてしまうとかもいいかもしれません。

そういった改善が期待できる(もしくは心がける)だけでも、少しは家事が楽になったり、楽しくなったりするかもしれません。

ま、とはいえ中々それができないのも、家事の難しさではあるんですけどね。

最後に

そんな感じで、家事を2×2マトリックスで分類してみたら、意外と楽しい結果になりました。このブログを書くのもとっても楽しくて、のめり込むように書いてしまいました。

今回は私の家庭に当てはめて考えてみましたが、皆さんの家庭に合わせて考えてみても面白い結論が出てくるかもしれません。

ぜひやってみて、気づいたことなどありましたら、コメントとかで教えてもらえると嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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