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12/11 日記祭、本を出展します

ご無沙汰しております。
本当に、ご無沙汰になってしまいました。
先日、冷たい雨がしとしと流れる日に訪れたお伊勢参りで赤福を買ったのですが、
お土産に買った12個入りの赤福ノルマを恋人と2人でどのように達成しようか作戦を考えていた今日、
ふと、note書かなきゃ、と思って開いた、気まぐれな私です。
反省します。

さて、タイトルの件、
この度「日記屋月日」さん主催の<日記祭>に私の作品が出展することになりました。
嬉しいことに、個人ブースも設けてもらえます。
本名で作るのが夢だったので、「早川 遥菜」(皆さま、早川と申します。はじめまして)
と言う名前で、出展いたします。
下記、開催概要です。
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開催日時:2022年 12月11日(日)11:00〜17:00
開催地:BONUS TRACK 広場内
(東京都世田谷区代田2-36-15)
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日記をつけ始めて12年、自分の日記を誰かに読んでもらうことは初めて。
なぜ日記本を作ろうと思ったのか、今日は徒然なるままに書きとめてみようと思います。

1.出展のきっかけ
2.本の作り方
3.日記祭で挑戦しようと思っていること

1.出展のきっかけ


自分のリズムを掴むのに必死だった社会人1年目、転職をして心を取り戻すことに集中した2年目。
そうして少しずつ、自分が素直に大切にしたいもの、そうでないものの区分けができるようになってきた、3年目。
まだ本当にやりたいことは見つかっていないのだけれど、目の前の幸せを「幸せ」と受け止め、ゆっくりと私らしく生きていこう、そんな気持ちで仕事をしていたある日。
先輩に、こんなことを言われました。

「はるちゃん(社内でのあだ名)って本当にいつも感謝してるよね。素敵」

うふふ、そうなんですよ、と言ってからハッとした。
当たり前のことができなくなってから、それは例えば、
人と話したり、電車に乗ったり、仕事ができたり、ご飯を食べられたり。
そんな当たり前のことばかりなのだけれど、
私、確かにずっと、何かに感謝しているかもしれない。
それって結構、いやすごく、幸せなのかもしれない。
復帰するのにあんなに苦しくて辛い時間を費やしてきたのに、
当たり前のことが当たり前になってしまうのはあっという間で、
もう既に、当たり前ができなかった時の自分の感情を忘れかけてしまっている。
これは大変だ。
まずは自分のために、記録として紡いでおこうと決めました。

そしてもう一つ。
今年は、上京してから6年間、一つ屋根の下で暮らしてきた友人のマコと、一区切りがついた年。
入居先の学生寮で偶然出会い、4年の学生生活を経て、大学を卒業しても当たり前のように同じ木造アパートの2階、3階に暮らし始めたマコと私。
2022年、私は恋人と同棲を始め、彼女は地元に戻ることになった。
儚くて夢のような6年間は、私にとっていつまでも忘れないでいたい、宝物のような日々。
マコへの想いを込めて、形にしたいと思い本を作ることになりました。

初の自費出版をするにあたって、三日坊主な私が人生の半分もの時間、続けることができた日記をモチーフにした作品が良いな、と思っていたある日。
大好きな日記屋月日さんで、第二回日記祭が開催されることを知ったのでした。

2.本の作り方


そうして誰にも相談せずに応募した日記祭。
直接販売、とのお知らせが来た時、嬉しい気持ちもあったけれど、
本を作ったことのない私にとっては正直不安の方がとにかく大きかった。
製本作業、印刷所探し、スケジュール決めなどやらなくてはいけないことばかりのはずなのに、何一つ知識のないまま応募してしまったことに、後悔さえしたほど。
不安が募ると作品作りに集中できず、結局本腰を入れたのは10月後半になってからだった気がする。
表紙はどうするんだろう、製本はどうするんだろう。どんどん肌寒くなる季節に焦りを感じる毎日だった。
そんな私に助け舟を出してくれたのは、大学時代のゼミの友人。
彼もまた、当たり前のことができない毎日を経験し、支え合った大切な人。友人は、前職に出版社で働いていたことから、「プロ」目線で私に本づくりを教えてくれました。

友人の本の作り方はとっても面白い。特に表紙アイデアの閃き方が面白かったので、今回はその思い出を記録します。
行き詰まっていた私を、まずは神保町へ誘ってくれて、
まずは腹ごしらえ、と、窯焼きパンケーキを頬張りました。
報酬は、恋の相談に乗ってくれれば良いらしい。
空腹を満たすことは本作りにおいて大切だそうです。
それから、文房具屋へ向かった私たち。
ポストカードやクレヨン、はんこのデザインなど雑貨物を見て回り、ウンウン、と頷き、それから移転中の三省堂書店へ。
直行したのは童話、絵本コーナー。
どんな色味がコンセプトに合っていて、メッセージ性が詰まっているのか。
子どもにも分かりやすいように作られている雑貨や絵本だからこそ、
参考になるものがあるんだと、私、やっと気づいた。
色だけを見て回る本屋巡りは初めてだったから、いつもとは違った見方に驚き、そして楽しかった。
同じ色だと思っていても、よく見ると明暗や濃淡、紙質によっても全く違っていて、商品棚に陳列された本たちは、一冊一冊に多くの人の想いやこだわりが込められているのだと、感動さえしてしまった。
イメージがついてきたところでスタバに移動し、illustratorを使ってザラザラ感を演出してみたり、手描きのイラストを添えてみたり。
その他、校正や製本作業もなんだかんだ頼ってしまった挙句、
本日無事に入稿することができました。
本当に、ありがとう。

3.日記祭で挑戦しようと思っていること


さて、作品が出来上がったので、日記祭に向けて
やってみたいと思っていることを、ここに宣言します。

  1. 出展ブースに来てくださった方と、花いっぱいフラワーボードを作成する
    花のシールやオイルパステルを用意してお待ちしておりますので、来てくださった方に色とりどりの花を沢山咲かせていただきたいです。
    川辺に咲く菜の花はどこまでも続いていて、強く美しい。
    道が見えなくなった時に優しく帰路を導いてくれたのは、母と散歩した時に通った、菜の花が沢山咲き誇る川辺の道だった。
    参加させていただくことに感謝。出会いに感謝。沢山の花を咲かせられたらいいな、と思っています。

  2. 日記好きな方々と沢山お喋りする!
    日記好きな方が集まるお祭り。どんなきっかけで日記を書かれていらっしゃるのか、いつからされているのか、使っている日記帳は何か、好きなペンは何か・・・とにかくマニア同士、沢山お伺いしたいです。本当に気になります…!!

  3. 他に出展される方の作品をゲットする!
    今回の日記祭に向けて準備してきた仲間だ、と勝手に絆を感じています。笑
    沢山の物語と出会いが生まれたらいいなと思っています。

以上、なが〜くなってしまった、
まずは準備、頑張ろう。あと、赤福ノルマ。
ご覧くださり、ありがとうございました。





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