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【キャリアアドバイザー監修】転職に興味をもったら、まずすべきこと~転職の軸を決めよう~

「今の仕事、合わないかも」
「周りが転職しているのを見て、興味をもった」

転職という言葉が頭をよぎるようになったら、まず何をすれば良いのでしょうか?
転職先探し?企業研究??
転職先の職場を探すことも必要なステップではありますが、1番最初に必要なことは「転職の軸を決める」こと。

今回は、転職に興味をもったらまずすべき「転職の軸を決める」ことについてお伝えします。転職活動を既にはじめている人も、これからの人も参考にしてください(^^)


転職の軸とは? 

転職の軸とは、簡潔に言うと転職の目的を決めること。
言い換えれば、これだけは絶対に譲れない!というポイントを決めることといえます。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
「副業にコミットできるくらいのワークライフバランスが取れること」
「家族のための時間を今よりもっと作ること」
「特定の分野で専門性を高めてエキスパートになれること」

転職の軸≠希望条件

ここで注意しておきたいのは、希望条件と転職の軸を混同させないようにすることです。
年収や業界、休日などの希望条件は、それを満たしても転職の成功とはいえないからです。希望条件は、このくらいであれば良いだろうという妥協ラインを決めておきましょう。

ただし、「30代で絶対に年収1000万円を超える!」「有給は絶対14日以上とる!」というように譲れない点がある場合は、年収や休日などでも転職の軸として大丈夫です。
なにより、自分のキャリア形成においてこれだけは絶対!という要素を明確にしておくことが大切です。

転職の軸を決めるべき4つの理由

・入社の意志決定で迷わなくなる
・自分に合った求人選定ができる
・入社後のミスマッチが減る
・自己実現力があがる

入社の意志決定で迷わなくなる

内定をたくさんもらうのに、なかなか転職先が決まらない人がいます。
「やりたい業界なんだけど、休日がなあ」
「他の条件はいいんだけれど、年収が希望より低いんだよな」
それは、完璧な条件を求めて頑固になりすぎているから。

ひとつ心に留めておきたいのは、自分にとって完璧な会社は存在しない、ということ。
起業しない限り、自分のために会社はつくられることはありません。
妥協できる点を決めて、自分の本当に大事にしたいことを実現できる会社を選ぶことが大切。
入社の意志決定に踏み出すためにも、転職の軸を決めましょう。

自分に合った求人選定ができる

転職サイトに登録すると、数千、数万もの求人があります。
膨大な数のなかから自分に合う会社を見つけるのは、簡単なことではありません。

「どれもおもしろそうに見えて選べない」あるいは「どれも違って見えて選べない」。軸が曖昧だと、どの求人も同じように見えて判断が難しくなります。
自分で大切にしたい要素を明確にしておくことで、自分に合った求人の絞り込みがしやすくなります。

入社後のミスマッチが減る

「ここの会社は年収がいいから」
「Webエンジニアってなんだかかっこいいから」
曖昧な基準で入社を決めてしまうと、入ってからのギャップが大きく、再び転職することになりかねません。
自分の大切にしていることを明確にすることで、入社後のミスマッチを減らし、充実した転職先での勤務につなげることができます。

自己実現力があがる

転職の理由は人によってさまざまですが、自分の成長につながる転職先を見つけられたら良いものです。

転職は、目指していることを達成するための近道になることがあります。たとえば現在の職場では5年10年かかることが、転職することでより短いスパンで実現できることも。

自分の成し遂げたいことを明らかにして、転職で自己実現につなげましょう。

転職の軸の立て方

実際に、自分の転職の軸を考えてみましょう。
キャリアアドバイザーのM氏によると、転職の軸を立てるには3つのステップがあります。
①理想の未来をイメージしてみる
②理想の未来と今の仕事のギャップを考える
③理想と現実のギャップを埋めるための最優先事項を洗い出す

①理想の未来をイメージしてみる

まずは、数年後の理想の未来をイメージしましょう。
3年後、10年後、どんな暮らしをしていたいのか、どんな自分でありたいのかを想像してみてください。
「ストレスなく過ごしていたい」
「地方で一軒家を建てて住んでいたい」
年収や働き方などでも構いません。
今の状況は関係なしに、ありたい未来を思い描くことが大切です。

②理想の未来と今の仕事のギャップを考える

理想を描いたら、それを実現するために今の状況と比較してみます。現在と理想の未来では、どれくらいの違いがあるでしょうか?

「30代で年収1000万を超えたいけれど、今の職場を続けたらどれくらいになるだろう」
「3年後には管理職について部下を統括する立場になりたいけれど、今の職場はどうだろう」
もし現在の職場で理想が実現できるのであれば、転職する必要はありません。今の状況と理想を比較検討しながら、理想にたどり着くまでの道のりを考えてみてください。

③理想と現実のギャップを埋めるための最優先事項を洗い出す

理想に近づくために、これだけは絶対にはずせない!というポイントを洗い出しましょう。
「副業に力を入れるために、公私ともに成果をコミットすることが求められる会社ではなく、ワークライフバランスがとれる会社を選ぶ。その代わり、年収・職種などについては妥協する」

「特定の分野で専門性を高めてエキスパートになれる会社を選ぶ。その代わり、休日日数や労働時間は妥協する」
最優先事項を絞ることで、その場の気持ちに左右されず、これからの行動につなげることができます。また、同時に、これは妥協してもいいという条件を明確にすることも大切です。

ひとりで悩む必要はない!

「転職の軸の方法は分かったけれど、本当にこれでできているのか心配」
「考えが偏っているのではないか不安」
作業をしているうちに、そんな不安を抱く方がいるかもしれません。
しかし、ひとりで取り組む必要はありません!
困ったら、家族や友人、先輩など、周りの人に頼ってみましょう。
自分だけでは気づかなかった視点や考えが生まれるかもしれません。
また、今は多くの転職エージェントがあります。多くのエージェントが無料でサポートしてくれるので、転職についての専門家に相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

転職の軸を決めて、自己実現につなげよう!

今回は、転職に興味があるけれど一歩が踏み出せない人に向けて、転職を決めたらまずすべき「転職の軸を決める」ことについて紹介しました。
転職の軸は、数ある企業のなかから自分に合った企業を見つけるうえでも、目指す未来を実現するうえでも非常に大切です。
ご紹介した方法を参考に、自分なりの転職の軸を決めて、転職活動に挑んでください。
転職活動を続けていくにつれて考えが変化したり、不安になることがあるかもしれません。
そんなときは周りに相談したり、転職エージェントを活用してみてください。
転職で理想の未来に近づけることを応援しています。


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