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ポートレート撮影 作例の紹介 (滾る感情を吐き出す)その9:シャッターが生み出すリズムへの知覚

■ 写真を撮るという行為が生み出すリズムとグルーブ

第8弾の記事でも書いたように、最近はあらゆる場所で「ポートレート撮影欲が滾っている」という話を繰り返し話しているのですが、またしても知人女性がモデルとして協力していただけることになりました。感謝。

撮影の前日まで雨予報だったため、「雨に濡れず、奥行きがあるロケーション」という意図で、「大規模な建造物の中」という撮影場所を探しました。結果的に、撮影当日は曇りのち晴れという天候だったのですが、屋外はかなりの暑さということもあり、予定通り、事前に探した大規模な建造物屋内にて撮影を実施しました。冷房が効いていることを期待していたのですが、かなりの暑さの中での撮影となりました。

このところ、夕方から夜の時間帯での撮影が多かったのですが、今回は久々の日中撮影ということもあり、光と影の読み方などが難しい反面、新しい発見を多数得ることが出来た撮影となりました。

その一つが、写真を撮影する一つ一つの行為が生み出す「リズム」と「グルーブ」です。

状況に合わせてカメラの設定を変更するタイミング、私からモデルさんに指示を出すタイミング、構図を切るタイミング、モデルさんが撮られる意識を作るタイミング、最後にシャッターを切るタイミング。
これらが重なって「リズム」となり、そして、何度も繰り返しているうちに、「グルーブ」を生み出していく。

一連のタイミングが合うか/合わないかで、リズムやグルーブが生まれるか/生まれないかという結果が異なり、成果としての写真の質が変わってしまう。こんなことを考えながら撮影し、徐々に身体で理解できた気がします。ただ暑かっただけかもしれませんが。

さらに言えば、現在の私の腕やテクニックでは、リズムを生み出すためにはSONYのカメラ&純正Gレンズの連携による瞳AFのスピードが必要だということも理解しました。MFのオールドレンズでは、今回のリズム、そしてグルーブは生まれなかったはずです。この日はかなり忙しくて朝食と昼食を食べる時間がなく、ポートレート撮影時は激空腹という状況だったせいかもしれませんが。

ここまで書いておいてなんですが、世代的な自意識の問題なのか、好んでいる音楽的嗜好の問題なのか、「グルーブ」ってワードは、なんだか恥ずかしい感覚があります。

■ 撮影機材紹介

<使用機材>
Camera:SONY FX3
Lens:SONY FE 24-105mm F4 G OSS
CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB
SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB
Filter:NiSi TRUE COLOR ND VARIO
    NiSi SWIFT BLACKMIST 1/4
Rig:SmallRig 4184、3813、3766、3577
Strap:Peak Design SLIDE LITE
Camera Bag:PeakDesign Everyday Sling 10L

現状のメインレンズであるSONY FE 24-105mm F4 G OSSの他に、オールドレンズ ASAHI SMC Takumar 135mm F3.5と、久々にSONY FE 50mm F2.5 Gも持参したのですが、前述のリズムを重視して、レンズ交換せずに撮影を終えました。

■ ポートレート作例

■ 最後に
ポートレート作例紹介第9弾をご覧いただき、ありがとうございます。

最初の記事でご紹介したように、このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。

そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。

https://www.instagram.com/resonance_portrait/


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