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海外で学ぶ上で知っておきたいこと3選

今年に入ってから水しか飲まなくなった松木蓮です。コーヒーも紅茶もお酒も一切飲まなくなったのですが、今のところ体調に変化はあまりありません。


さて、現在僕はデンマークの大学院に在籍しています。これまでスウェーデンとノルウェーにも留学していたということもあり、それなりに北欧留学の経験値はある方かなと思います。今日は海外留学や海外大学院に進まれる方に向けて「これ抑えておくと良いかも」ということを3つご紹介します。


①論文の読み方を抑えておく

海外留学中は、課題論文を沢山読むことになるかと思います。これまでの僕の留学経験からすると、できるだけ論文を読む時間を省いた方が良いと思います。そのためには、論文のフォーマットを理解して、どこを見れば良いのかということに着目すると効率化が図れます。

詳しくは以前のブログで書いた内容を参照下さい。

ざっくり説明すると、とりあえず何について書かれていて、どんな発見(どこまでわかったのか)があったのかがわかればひとまずオーケーなので、最初のパート(abstract)を読んだら、そのまま最後(conclusion)に飛んで、その後に本編(body)を読むという流れです。

読む時間もマックス1時間などに設定して、バァーっと読むと良いと思います(だらだら読みはしないようにしましょう)。


②Google系の無料ソフトの使い方を理解しておく

続いて、ツールとして抑えておきたものです。留学中や大学院在学中はグループワークが沢山あると思います。そんな時に便利なツールです。普段論文を書いたり、プレゼン資料作成時にマイクロソフトのワードやパワーポイントを使う人が多いと思いますが、これはグループワークには向きません。

フィジカルに直接会ってグループワークができれば理想的ではあるかもしれませんが、昨今の社会情勢や今後の不測の事態を鑑みるとリモートで作業ができるようにしておくと良いと思います。

そこで便利なのがGoogleが無料で提供しているソフトです。Google Docs(論文向き)やGoogle Slides(プレゼン向き)などです。お互いのメールアドレスがあれば、ネット環境下でリモート作業ができます。

誰がアクティブなのかもわかるし、論文を共同で書くときも逐一アンダーラインやコメントを入れることが出来ます。他の留学生はGoogleのソフトの使い方や存在を知らない場合が少なくないと思うので、知っておくと作業効率が高まると思います。


③引用の仕方は覚える必要はない!自動化しちゃおう

課題などで論文を書く時に、一番気をつけなきゃいけないのが剽窃です。「この主張はどこどこの論文に書いてありました、パクってませんよ」ときちんと明示する必要があるんですね。これは絶対間違ってはいけない重要なところです。留学開始後間違いなく剽窃に関しての注意喚起があると思います。重ねて、課題提出時にも剽窃がないように言われると思います。

〇〇と△△、、の論文を使いましたよという一覧を最後にくっつけます。「Reference」「Bibliography」や「Work cited」などと書かれているところです。で、厄介なのがその引用の方式(MLA、APA、Chicago、Harvardなどなど)によってやり方が変わることです。それに引用した論文やサイト、書籍を逐一順番通りに書くのは結構時間が取られます。

学部時代から英語で課題を書いていたのですが、当時は全てマニュアルで自分の手で打ち込んでいました(↓こういうやつ)。

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無駄な時間は省くべきで、わざわざ引用の仕方を覚える必要はありません。zoteroというソフトウェアを使えば、全部自動化してくれます。無料なので、とてもオススメです。ダウンロードした論文をそのままzoteroに取り込むとその論文の情報(著者、年、出版社など)が全て同期されるようになっています。互換性も高く、Chromeで探した論文をダウンロードせずにzoteroに取り込むことが出来ますし、もちろんMicrosoft word、Google Docsなどに拡張して機能追加出来ます。

これは本当にむちゃくちゃ便利なので使わないてはありません。



以上、3つは最低限抑えておくと留学中の作業効率が加速すると思います。ぜひ参考にしてみて下さい。


補足として、(僕自身使ったことがないですが)これも良さそうかもというツールを2つご紹介します。

・自動文字起こし(Otter)

大学院などになると独自にインタビューなどをして論文を書くことがあると思います。データ処理の仕方によって異なりますが、おそらく文字起こしはすると思うので、そんな時に自動で文字起こししてくれるツールを使うと良さそうです。どれくらいの精度かは分かりませんが、それなりに話の輪郭が読み取れる程度には精度が高いと思うので、使ってみると良いかもしれません。この文字起こしツールは、学術インタビューなどの用途以外でも、その他インタビューの文字起こしの仕事なのでも使えると思います。


・No more 文法ミス!(Grammarly)

英語で文章を書くのに慣れていない人は、自分の文章がしっかり伝わるのか、文法的にミスはないのか、(日本人は特に)気になるところだと思います。よくPRされているので、ご存知の方も多いと思いますが、文法ミスをチェックしてくれるGrammarlyというツールを使ってみても良いかもしれません。これもどこまで文脈に沿って文法ミスを直してくれるのか分かりませんが、そこそこ精度は高いんじゃないかなと思います。僕自身、Microsoft wordやGoogle Docsのスペルチェック(兼大まかな文法チェック)で事足りていますが、心配な方は使ってみても良いのかも?



慣れない言語で勉強し、慣れない言語でモノを伝えるというのは骨の折れる作業です。そんな時にサポートしてくれる技術の力をある程度頼って、より実りある学びができるように慣れば良いなと思います。

それでは!


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