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1か月間の海外ワーケーションから帰国して感じたこと〈フィリピン・セブ島〉

フィリピン・セブ島でのワーケーションから帰国して早くも1か月が経ちました。とても楽しく貴重な体験だったという感覚とともに、もうかなり昔の思い出という気もします。

海外から帰国してしばらくは日本のいろいろな事が気になったり、日本でのいつもの生活と比較したりしますよね。

備忘録も兼ねて、今回のワーケーションから帰国して感じたことを綴ってみようと思います。

世界が広がって気が楽になった

日本だけで暮らしていたことで硬直していた思考が、ほぐされたような感覚がありました。当たり前なんですがいろんな人がいていろんな生活があって、その幅を自分に当てはめることで視界が横に広がる感じがします。

飲食店の店先にずっといる犬

人や街に活気と陽気さがあり、人当たりも基本的に優しいので自分もポジティブに引っ張られます。コンビニのレジ待ち、お店で店員さんが出てこない、などのことがあっても怒っている人を見ることはありませんでした。ネガティブな感情に触れない環境にいられることの幸せを感じます。

また日本のニュースも感覚的に少し遠くなります。そして改めて見てみるとネガティブなニュースが本当に多い。スポーツと動物くらいしか明るい話題がないんじゃないか、という印象。なにをやってもなにを書いても誰かが叩く。それらから少し距離を置けたことも、気持ちよく過ごせた要因な気もしています。

思考がクリアに単純に考えられる

土地勘はないし言葉も未熟なので出来るだけシンプルに行動しようとすることで、思考もシンプルにして過ごせたように思います。行動が思考を変えると言いますが、それを少し実感できた気がします。

スミロン島のビーチ

行ってみないと分からないし、あるものでなんとかするしかない。それくらいの環境の方がごちゃごちゃ考えなくて良いのかもしれません。

英語力はあまり上がらない

もともとそれほど期待はしていませんでしたが、平日は日本の仕事をしていることもあり英語力はそれほど上がりませんでした。

普通に暮らすだけだと、そもそもの会話量に限界があります。海外で働けるレベルの英語力、さらに現職のようにデジタルマーケティング職でとなると、語学学校に通ってみっちりやらないと難しいのかなと思います。

日常会話ではなくビジネスの込み入った話ができるようになるためにはどれくらいの時間がかかるのやら・・という気もしますし、その時間を現職のレベルアップにあてた方が良いのでは・・とも感じました。

井戸端会議も店内で

ただ英語に対して身構えることが減りました。日本語の検索で散々調べて分からなかったことが、英語のリファレンスですぐに解決したことも。英語が分かることのメリットは確実にあるので、前より気楽に向かえるようになったことは今後にも活きてくると思います。

やるなら今、海外に住むなら若い時が良さそう

定年後に海外で暮らす、といった話を見聞きすることがありましたが、若い頃から慣れていないと歳をとってからの海外生活は相当大変なんじゃないかなと感じました。何もかも違う世界に適応していかないといけないですし、日本よりハードになることが多くなると思います。

日本の歩道はフラットなのを感じます

「道路を渡る」ということひとつとっても大変でした。横断歩道がないので待っていれば渡れる訳ではないことに加え、日本の比じゃない車とバイクの往来。歩道もデコボコなので、足腰に不安が出てくると移動することもままならなくなりそうです。

丁寧に綺麗に暮らすなら日本がいいかな

インフラやゴミのポイ捨てなどを含め、日本は本当にキレイだなと思います。

フィリピンのシャワーは硬水なので髪がパサパサになると聞きますし(実感はない)、結構良いレストランに行かないと野菜が食べられない(サラダがない)、強い日差しによる日焼けが通年続くなど、美容面で合わない人もいると思います。

「NO PLASTIC POLICY」と掲げたお店もありました

またゴミの分別やリサイクルなども、気にされている感じはありませんでした。お店もやろうとしていないので、個人でできることにも限りがあります。日本でやっていた、そもそもゴミの量を減らす、出てしまったものは分別してできる限りリサイクルする、といった生活は難しそうなので気持ち悪さは残ります。

日本国内向け事業のマーケターとしてはデメリットもあるかも

長期で海外で生活することを想定すると、仕事へのインプットという意味でのデメリットはあるんだろうなと思いました。日本よりもトレンドが早い国で最先端のインプットができるなら良いのですが、今回のセブ島での生活ではそうでもなかったです。リアルなものに触れる必要がある職種の場合、日本でのインプット量が減ることが直接のデメリットになってしまうんじゃないかなと思います。

一回くらい日本料理を食べてみても良かったかも

ただデジタルなら影響は少ない方なんじゃないかなと思いました。逆にフィリピンの広告が表示されることで勉強になった部分もあります。この辺りは人によるのかもしれません。

海外でも日本でもどっちでも

温暖な気候で毎日過ごせるメリットは大きそう

当たり前ですが、どちらも良い面と悪い面があると思います。ただどっちでも良いなら海外での生活をしてみたい気もします。

今回のワーケーションで明確に増えた選択肢を胸に、自分が気持ち良く過ごせる暮らしをしていきたいと思います!

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