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パラマッタでの冬の祭も、チャツウッドでの春の祭も中止になった。ダーリングハーバーでの夏祭りも中止の可能性が高いようだ。

今のところ、職業自営業、職種書家なんて言っているが、
このご時世、そんな呑気なことをいつまで言っていられるかわからない。
書道教室の生徒さんも減って経営は以前にも増して危機的状況だ。
明日暖簾を下ろしてもなんの不思議もない。

今年は会員書道展の開催もない。
去年は6月にあったパラマッタでの冬の祭も、9月のチャツウッドでの春の祭、これは日本の文化紹介の祭なのだが、どちらも中止になった。
11月末の夏祭りも中止の可能性が高いようだ。

愚痴を言っても仕方がないが、愚痴ぐらいは言ってもよかろう。
いや、愚痴くらいは言わせてほしいが、まあ、これは愚痴ではない。

書を始めて長らく経つ。
小学生のときに始めた書道だが、国立大学の書道科を卒業して南半球にまできてしまった。自分の作品展の数もある程度重ねたし、生徒にも毎年作品展を経験してもらっていた。

自分の中に生まれたアイディアを具現化していく営みは悦びだ。もちろんその裏に我慢や苦悩があってのことではある。具現化は簡単な作業ではない。ただそれを沢山の人たちに見てもらって喜んでもらえると、やはりそれはこの上ない悦びなのだ。次への大きなモチベーションとなる。

チャンスさえあれば積極的にいろんなところで書の紹介をしていきたいと思っているが、今の状況ではなかなか難しい。

状況が落ち着いて、作品展が開けるようになったら、
芸術が爆発しそうだな。

それまで持ちこたえられるかなあ。

英語圏で書道を紹介しています。収入を得るというのは本当に難しいことですね。よかったら是非サポートをお願い致します。