白いブリーフを盾に、日本人優位説を唱えようとしているわけでは決してないのだ。

昨夜も行ってきた。ジャッキーのボディコンバット。

ジャッキーはニュージーランド人の女性インストラクター。
背は低いが、体はしっかり引き締まってて、顔つきも精悍だ。

毎度のことながらすごい人数。 めちゃくちゃ混んでいる。
蹴りなんか遠慮がち、どころか、 俺の短い足でさえ伸ばせないほど。
まあ、仕方がない。カリスマボディコンバッターだから。

終了後満足感を噛みしめながら ロッカーロームに引き上げる。

と、まだあったものがある。
「まだ」というのはボディコンバットが始まる前にも目にしていたからである。

フックにかかった白いブリーフ。
さっきからそこにあった白いブリーフ。
誰かの、忘れ物。
置き去りにされ、しょんぼり萎れた白いブリーフ。

詩的。口語自由詩的。口語自由詩的白いブリーフ。

お国柄もあると思うが、
日本以外の東アジア系の人たちって
結構履いている。白いブリーフ。
昭和の小学生が履いているっぽい、前開きのある白いヤツ。

銭湯とかに行かないんで実情は分からないが
(銭湯に行くからといって把握ができるわけでもないだろうが)
履いている日本人が今なお存在しているのか分からない。

いやいやいやいや
いいのだ、履いていても。
いけないと言っているわけではない。

ただこうなんていうか、
白いブリーフを履いているのを見かけると、
何十年か昔の昭和の日本っぽいっていうか、
いや、トランクスだとか、ボクサーパンツだとかを履いてるから新しいってわけでもないんだろうが、なんかちょっと率直に昔な感じがしてしまうのだ。

いやいやいやいや、
だからといって、彼らが文化的に遅れているとして、ここで白いブリーフを盾に、日本人優位説を唱えようとしてるとか、そんな風に勘ぐるべからず。そんなんじゃない。

いや、ただね、
忘れ物のブリーフがあったんですよ。
白いヤツ。
誰のかしらんけど。
それでちょこっと思っただけなのだ。


ところで…
誰かが始末したんだろうな、あれ。
掃除の人か。
それもかわいそうだな。
知らない人の運動後のパンツは
白だろうが赤だろうが、ピンクだろうが金だろうが、
可能な限り関わりを持ちたくないもんな。

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