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町は秋の装い。 空の色が最近めちゃめちゃきれいになった気がする。 もともときれいだったが、こんな色ではなかった。

今朝はリンドフィールド郵便局に荷物を受け取る用事があった。

リンドフィールドはシドニーのノースショア地域にあって、俺のオフィスのあるチャツウッドより北に2つ目の駅である。俺はここに住んでいる。

ただ、俺のアパートはチャツウッド寄りにあるので、歩くにしても、バスで行くにしても、電車を使うとしてもこの駅の方には来ない。

チャツに出るのもシティに行くのも、電車なら駅はローズビル駅を使う。リンドフィールドとチャツウッドの間にある。リンドフィールド―ローズビル―チャツウッドの並びだ。

滅多に来ない間にこの駅前も随分変わった。駅も変わった。駅が変わる前に帰国した人にとっては面影がないかもしれん。でも片鱗はあるはず。

つい数週間前ウォーキング帰り道にこの店の前を通って、ポスターのこのハンバーガーに惹かれた。そのとき美味そうだなと思ったから、今日はせっかくこっとに来たから買っていこうと思って寄ってみた。

ポスターを見直しつつ、横のメニュー表を見る。するとどうだろう。どうやらこのハンバーガーは1個20ドルするするする。そうだよ、3回言っちゃうよ。わざとでも3回くらいは言っちゃうよ、である。

実際のレートがいくらにせよ、1ドル100円の体感で考えているから、20ドルは2000円だ。1個2000円もするハンバーガーなんて誰が食うんだろう?いくら美味くったって俺には食えない。

今のオーストラリアドルは1ドル約70円。こんなご時世なんだから円ももうちょっと手加減しろよと言いたいが、まあ仕方がない。ただ、1ドルが100円を超えていた時期だってある。

1ドルが130円だろうが、70円だろうがオーストラリア国内で生活している人間にはそんなに大きな感覚の差はない。だから1ドル100円でいいのだ。

それにしても、ハンバーガー単品で2000円。これにドリンクとチップス(オーストラリアではポテトとは言わない)でもつければ3500円ほどにもなるかもしれない。

田舎の駅前の店のただのハンバーガーが2000円。どんな人たちが買っていくのだろう。一体1日に何個出るのか見張ってみたい。

さてそれはそうとして、町は秋の装い。
空の色が最近めちゃめちゃきれいになった気がする。
もともときれいだったが、こんな色ではなかった。

アパートから郵便局行って、リンドフィールドの駅のところぐるっと回ってそのままチャツウッドまで、2駅分、小一時間歩いた。

朝からいい具合の散歩だった。

(この後ランチにまたびっくりするほど値段と合わない弁当を買ってしまい、周囲に当たり散らすという醜態をさらすことになる。もう二度と買わない。やれやれ。)

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