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【感想】レモンと殺人鬼|くわがき あゆ


●あらすじ

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。

内容紹介 より

主人公はかなり地味でネガティブなキャラクター。行動に起こすまで時間がかかり、最初はイライラさせられますが、行動を起こしてからは一気に読めました。

●二転三転四転五転のどんでん返し

そんなにある〜?って思ってましたが…ありました!

帯コメントにある「ある一文で鳥肌が立ちました」
真ん中を過ぎたあたりで、たぶん同じ箇所を指していると思うのですが、私も鳥肌が立ちました。

ここから一気にこのストーリーの見え方が変わり、登場人物が1人また1人とめくれていきます。そして怒涛の伏線回収。正直、やべーヤツ多過ぎだろうとは思いましたが、それでも十分面白かったです。

●173ページに誤植?

たまたま検索関連ワードで見つけたのですが、誤植があったと。何回か読み返してもわからなかったので、誤植のネタバレを読んでみたところ、確かに人物の名前がAではなくてBではないとおかしいですね。

●表紙と帯の仕掛け

読んでいる時は帯を外していたので、読み終わって帯を再度付け直してる時に「あっ!なるほど」とその仕掛けに気づきました。表紙のイラストと帯の位置がヒントだったんですね。

●満足度

 ★★★★☆


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