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「プログラム開発のカギは、ご利用者のニーズを徹底的に考え抜くこと」ヘルスケア商品開発を担当する、若手二人が大切にしていること

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

ルネサンスでは、長年スポーツクラブの運営で培ってきた運動指導のノウハウを活かして、働く方々のための健康プログラムの開発や、企業のニーズに合わせた課題解決アプローチのご提案を通じて、企業が取り組む健康づくりのサポートをしています。

過去のnoteでは、「寄り添い」をテーマに、私たちが企業の健康づくりに取り組む理由や背景、商品開発に関わる想いを紹介しました。

現在、企業に限らず、健康に興味関心を持つ方々を増やしていく取り組みも進めています。今回のnoteでは、同じヘルスケア商品開発チームの來住野さんと中西さんに、商品開発に関わる想いや今後チャレンジしていきたいことについてお伺いしました。

【プロフィール】
▼來住野 拓也(きすの たくや)
マーケティングデザイン部 ヘルスケア商品開発チーム

ルネサンス青砥でフィットネストレーナーを担当した後、現職に至る。
現在は企業向けに販売している運動プログラムやセミナーの開発・改修や、企業の要望に応じたオリジナルコンテンツの開発に取り組む。

▼中西 啓祥(なかにし ひろあき)
マーケティングデザイン部 ヘルスケア商品開発チーム

地域健康推進部で自治体での健康づくり事業の経験を経て、現職に至る。
現在は健康保険組合に所属する企業に向けた健康プログラムの提供や、企業の要望に応じたオリジナルコンテンツの開発に取り組む。


想いを持ってやり遂げる、2人の取り組み

ーーまずはお2人が担当している取り組みについて教えてください。

來住野:
私は、各企業の要望に応じたオリジナルの健康プログラムの開発に関わっております。既存の健康プログラムの提供ではなく、従業員の皆さんに向けたオリジナル体操の開発や、健康課題に応じたオリジナルセミナーなどを提供しています。

その中でも第一三共株式会社様とは数年にわたるお付き合いをさせていただいております。

第一三共グループ全体で抱える健康課題に対して、従業員の皆さんがどうしたら前向きに健康づくりに取り組んでくださるかを、第一三共の担当者様と一緒に考え、数多くの健康づくりの施策を共に創り上げることへ協力させていただきました。

その他の取り組みでは、ゲーム中の動きや音楽をモチーフとした体操を制作できないか、スクウェア・エニックス様からご相談を受け、「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」をモチーフとした「エオルゼア体操」の動画制作に協力しました。

この取り組みはファイナルファンタジーXIV(FF14)のユーザープレイヤーからの反響が大きく、利用した方からは、

「エオルゼア体操好きすぎて自分用にラジオ体操カード作った♡」
「エオルゼア体操、真面目にやってみたら凄い楽しい!」
「全く運動していないからちょうどよかった(笑) 面白いし続けられそう」

のように前向きなお声を沢山いただき、Xでも「エオルゼア体操」が一時期トレンド入りしました。

スクウェア・エニックス様からご相談いただいた、「プレイヤーにも楽しんでいただけるような、ゲームモチーフの体操を作りたい」という想いに、応えることができたのではないかと思います。

來住野さん

中西:私は健康づくりのeラーニングの開発に関わっています。
この取り組みは株式会社日本能率協会マネジメントセンター様(以下JMAM様)からご要望をいただき、スタートしました。

コンテンツの開発には、テーマに合った有識者の監修が必要なため、担当してくださる方を探し、ルネサンス側からは監修者の意見をもとに、基本的な設計を提案し、JMAM様がeラーニングとしてビジネスパーソンにわかりやすく伝える動画を制作するという形で共同制作をしています。

今年度は、設計段階で、出来上がったコンテンツをより分かりやすくご覧いただくための構成について、特に注力しました。

例えば、「眼精疲労」のようなテーマに対して、コンテンツを閲覧するビジネスパーソンは、どのような悩みを抱えているのか、どのような内容を伝えるとその方の悩みが解消され、行動に移せるのかということを考え、1コース5章のストーリー形式で短時間で学習できるように作成します。

ゼロから何かを創り上げることがとても楽しく、対象者が抱える悩みを自分の推測だけで終わらせないように、徹底的に考えて様々な方の健康ニーズをキャッチできるようにしています。

中西さん

ベストな商品設計を目指して

ーー制作を担当する中で、大変だったことや、悩んだことがあれば教えてください。

來住野:オリジナルの商品を提供することが多いので、基本的には発注してくださった企業のご担当者の要望を尊重する姿勢を大切にしています。

ですが、ご担当者が想定していることと、最終的に商品・サービスを受け取る従業員の方などのエンドユーザーが求めることが異なるケースもあります。

例えば、オリジナルの運動コンテンツを作成する時に、ご担当者は10分の内容をご希望されていたとしても、それを現場で実施する従業員の方からすると、就業前や休憩時間中に実施しやすい時間は3分~5分程度になります。

そのように、従業員の方が「こういうコンテンツだったら、取り組んでみようかな」と思っていただける視点を、ご担当者とすり合わせしていくのは大変ではありますが、一番大事な自分の役割として意識しています。

中西:先ほど、JMAM様と監修者様を繋げる役割のお話をしたのですが、調整役として細部にわたる調整や配慮が求められます。

例えば、コンテンツをご覧になる方に届けやすくするために、監修者様と基本設計を組み大枠を作ります。その後に、シナリオ会社様にコンテンツとして楽しく、わかりやすくご覧いただけるようストーリーを制作していただく必要があります。

様々な意見が挙がった時は、調整役としてそれぞれの想いをくみ取り、どのように軌道修正をしながら進めていけばよいかという難しさがありますが、全て上手くいったときはとても充実感を感じます。

大切なのは「常に利用する方を意識すること」

ーー制作を担当する中で、お二人がそれぞれこだわっていることや、チーム内で大切にしていることがあれば教えてください。

來住野:

実際にサービスを利用する方のことを徹底的に考える

基本的に、企業向けの活動はご担当者とやり取りをしますが、最終的に従業員の方にご利用いただくケースもあれば、一般消費者にサービスを届けるケースもあります。

実際にサービスを利用される方と接点がない・様子が見えない中でも、常にサービスを利用される方を意識して設計することを大事にしています。

また、基本的に「運動経験がない」「運動初心者」なご利用者に向けて、健康づくりに無関心でも楽しんでもらうための仕掛けや仕組みを創っています。

例えば、オリジナル体操だったら曲の歌詞の中に企業理念のフレーズを入れたり、セミナーだったら「ちょっと参加してみようかな」と思ってもらえるような特典を用意したりしています。

中西:

ゴールを明確にして絶対にぶれないよう何度も立ち戻る

私がコンテンツを作る時に大事にしていることは2つあります。
依頼してくださった企業様の意向を尊重すること、そして実際にサービスを受け取る方にどうなってほしいかということです。

依頼してくださる企業様の意向をくみつつ、実際にサービスをご利用される方に届けるためにどうすればいいか考えることは、毎回ぶれないように立ち戻っています。

それぞれのさらなるチャレンジとは

ーー商品開発チームを通して、今後果たしたい役割やチャレンジしたいことはありますか?

來住野:

日本の健康経営や体操の文化をどうやってグローバル展開していくか

今は、海外に拠点を持つ大手のグループ会社とやり取りすることが多くなっています。日本で実施している健康経営をグループ会社でも広めようとした時に、一部の国では日本で取り組んでいるような従業員に向けた健康づくりの文化が存在しないことに気づくことができました。

これは、日本の健康経営の施策をグローバル展開していくチャンスになるんじゃないかと思いました。

ルネサンスの取り組みを通して、日本だけでなくグローバルな生きがい創造にも貢献できるんじゃないかと考えています。

中西:

オリジナル商品の開発をメインで担当し、
たくさんの方に健康づくりを届けたい

今後チャレンジしたいことは、オリジナル商品の開発です。
これまでは、來住野さんがメインで担当しているオリジナル商品の開発にサポートとして入りながら制作の過程を学んできました。

現在、担当業務は直接的にリアクションが見えないことが多いのですが、オリジナル商品では、ご担当者から実施した皆さまのリアクションをいただくことができます。

さらに來住野さんがやりがいを持って取りくんでいる姿をみて、私もオリジナル商品の開発をメインで受け持ちたいと思うようになりました。

今後は、誰かが健康に楽しく運動している姿に関わることができるオリジナル開発にも取り組んでいきたいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこのような取り組みを通して、ルネサンスは「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を目指していきたいです。
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