シーフードレストラン メヒコでウニグラタン&カニピラフ ジューシーなチリワインをランチに一杯
お台場散歩からのシーフードレストラン メヒコでのランチ。
水族館をテーマにしたレストラン内には大小様々な水槽にお魚さんたちが悠々と泳ぐ。
前菜に続いてメインのカニピラフに。サイズはM、むき身でオーダー(1,958円)。
殻付きの方が見た目は美しいが、カニをむくのに必死になり沈黙していては家族サービスのクオリティに影響をきたしてしまう。
というのと、小さいころからカニは一斉にむいてからまとめて口に放り込む性分。瞬間的、爆発的幸福がたまらない。
だいぶご無沙汰しているが、てっさが出てくれば箸でスウィープ(Sweep)して隣席に嫌われちゃうタイプだ(いい大人なのでいまならきっと謙虚スウィープだ)。
さて、妻のウニグラタン(1,848円)もテーブルに到着。
ワインはカジュアルながらブドウの魅力がたっぷりと詰まってジューシー、チリのソーヴィニョン・ブラン品種のものを続ける。
サンタカロリーナ, プレミオ, ソーヴィニョン・ブラン, チリ, 605円(グラスでのレストラン価格)
Santa Carolina, Premio, Sauvignon Blanc, Chile
1875年創業のチリの代表的なワイナリーの一つ。
香りにはピンクグレープフルーツ、パイナップル、マスクメロンのふくよかな果実香、微かに潮の香りか。
味わいにはみずみずしく涼やかな酸味を含み親しみやすくジューシー、酵母のニュアンスもほのかにあり。この香りと風味でお店で一杯605円は最強のコストパフォーマンス。
ウニグラタンにグラスで頼んだワインを合わせいく。
グラタンの表面のホワイトソースには理想的な焦げ目がついていて、トップに金色のウニが鎮座。
ビジュアルからして食欲を否応なく搔き立てる。
妻に失敬し、出来立てのうちにスプーンでひとすくい頂戴する。お礼にカニピラフをオファー。
軽めのホワイトソースの味付けがウニの風味をしっかり引き立てる。口内にリッチなミルキーと磯の香りが広がった後にすかさずワインをひと口。
ホワイトソースのクリーミーな風味にワインのジューシーで豊かな果実味が同調。一方、ウニにはケンカしないが風味の高め合いもないか。相性: ★★★☆☆
もとよりウニやいくらなどの魚卵系はワインとの親和性が高くなく難題だ。
このメヒコのワインリストにも入っていたが、過去の経験上、ウニにはサルディーニャ島のヴェルメンティーノあたりが相性が良い。
いつか夜に来てボトルで注文して合わせたい。
過去の例ではロゼ・スパークリングとウニの相性もなかなか良かった。
続いてカニピラフに。
いかにもお出汁を吸い込んだ素朴なベージュ色のライスを台座に、丁寧にむかれたカニ。
さらにトップに緑、黄、赤の3色のパプリカのスライスが可愛く花火のようにデコレーション。
カニは殻に近い赤色の部分からの強いフレーバーも広がり、口内でカニが存在感をアピール。
このワインの陽気な果実味はカニのフレーバーにケンカはしないが、期待ほどの風味の高め合いもないか。
一方で台座の蟹の旨みや出汁を吸い込んだライス、そこにメリハリ効いた塩胡椒のアクセントに、ワインのジューシーで豊かな果実味がみごとに寄り添った。相性: ★★★★☆
カニ料理とのワインの相性では、年末の山陰の温泉旅館での蟹フルコースと、鳥取 北条ワインの甲州品種との相性も素晴らしかった。また温泉に行きたい。
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