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イクラのチーズオムレツ~うにクリームソース~ オーストラリアの果実味充実でフードフレンドリーなロゼ・スパークリング

学生時代の友人と久しぶりに再会。家族団らんの日曜の夕食中に突如電話が鳴り、今、東京に来てるんだけど空いてない?と学生時代そのままの調子だ。はるばる上京するのに事前連絡くらい・・・、と思ったが事前連絡なしでも気軽に声をかけてくれる友情の証だろう。家族に許可を得て雨のなか、2度目の夕飯に出かける。

秋葉原の個室居酒屋に集合し乾杯のスパークリングワインの後、ボトルでロゼ・スパークリングワインを注文。オッサン二人でも桜色のワインを飲みたくなったというのもあるが、シーフードと肉料理を注文したので、最大公約数のワインを探していたところにぴったりなものが目に入ったのだ。

デ・ボルトリ, ロゼスパークリング, オーストラリア, ニューサウスウェールズ州, 4,290円(レストラン価格)
De Bortri, Lorimer Sparkling Rose
シャルドネ80%、ピノ・ノワール19% シラーズ1%のブレンドで造られる。
色調の強めのサーモンピンク、快活な泡立ち。
香りにはストロベリー、チェリー、フランボワーズなど赤色のベリーが快活に豊かに広がる。
風味にはチャーミングで力強い明瞭な果実味、やや穏やかな酸味、よく熟した果実の柔らかい甘み、タンニンは非常に滑らかながらわずかに舌に存在感を残す。

フィッシュ・アンド・チップスに。

クリスピーな衣にワインの泡の刺激が重なり楽しい。衣の中からは程よい火通りのタラの旨味が衣のクリスピーな食感に乗り広がる。衣のサクサクの食感とこうばしさのお陰もあってタラの臭みは立ち上がらず、ワインのチャーミングな果実味にも心地よく重なる。相性: ★★★★☆

“たっぷりイクラのチーズオムレツ~うにクリームソース~”に。

ウニの旨味を含むソースのクリーミーな味わいの乗って豊かに広がる玉子といくらのコク。ワインに魚卵はタブーとされることが多いが、泡の刺激とソースのウニとクリーミーな味わいが仲介して、ワインの明るくジューシーな果実味にしっかりと繋がる。相性: ★★★★☆

ドライでフードフレンドリーなロゼワインは見つけやすいが、ビギナーを含め万人受けしそうな充実の果実味でワイン単体でも楽しめつつ、魚卵のような難しい食材とも喧嘩しない。小売価格は2,000円ほどと素晴らしいコストパフォーマンスのワインだ。
もちろんステーキとの相性も素晴らしかった。

二度の夕飯と二度の晩酌で満腹中枢がおかしくなり、この後、2人で暖簾をくぐりラーメンをすすった。学生時代にもこうして2人でラーメン屋を巡ったものだった。

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