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カルディまぐろパテ ローズマリー&ケッパー スパークリングワインのシャープな酸味

カルディで個性が光る商品を見ていると心がときめく。
店内は多少狭さを感じるくらいにキュッと商品が詰まっていて、一度に視界に入るときめきが凄まじい。
事前に買うものを決めずに店内をうろうろすると、いつの間にかカゴの中が商品であふれかえる。
いつもは大きな買い物袋をぶら下げて帰ると、また余計なものを買って…と言う妻も、カルディであれば許してくれることが多い。
これまでの記録を見返すと、カルディのおつまみにはかなりお世話になっている。

カルディのハリッさば

ディルマヨネーズとチーズインはカルディの鯖缶

ツナのパスタにカルディのわさびドレッシング

先日はマグロのパテの缶詰を開けると、ワインとのマリアージュワールドが瞬時に広がった。

このまぐろのパテには3種類の味わいがある。そして、まんまと3種全てを購入していた。一つ265円。
前回のスモークチーズ&レモンに続き、今回開けたのはローズマリー&ケッパー。お楽しみの最後のひとつ、ローストアーモンド&黒胡椒風味は後日に。

このパテを同じくカルディで購入したカリカリのミニブレッドに乗せて食べる(パスキエ社製、36枚入り約300円)。クラッカーのようだが少し厚みがあり、風味の強いものと良いバランス。

セラーから取り出したのはオーストラリアのスパークリングワイン(シャルドネ主体)とイタリア 南チロルの白ワイン。
前回のものもワインと相性良く、実食前から答えはほぼ見えていたが、やっぱりワインに合う、合う。まぐろのパテと白ワイン、最高。

さて、パテとそれぞれのワインの相性について。


デ・ボルトリ, ラ ボエム キュヴェ ブラン, ヤラ・ヴァレー, オーストラリア, 2,586円
De Bortoli, La Boheme Cuvee Blanc, Yarra Valley, Australia

1924年にヴィットリオ・デ・ボルトリは北イタリアからオーストラリアに移住。それから100年。
コストパフォーマンスの高い魅力的なワインを世に送り出している。
オーストラリア出身のソプラノ歌手「ネリー・メルバ」をリスペクし、代表作である4幕からなるオペラ「ラ・ボエム」をイメージして造られたワイン。
シャルドネ93%、ピノ ノワール7%。
香りにはリンゴジャム、リンゴのコンポートの厚みのある果実香にカスタードクリーム、レモンカードのまったりとした香り、バニラ香も、微かに黄色い花、アカシアハチミツも。
味わいにはフレッシュさがややしっかりとしつつ心地よい複雑さと奥行き、シャープな酸味、ゆったりと中庸からやや長めの余韻、鼻腔を微かに柑橘果皮や植物的なタッチが抜けて爽やか。
まぐろパテ ローズマリー&ケッパーにワインを合わせる。
ローズマリーとケッパーの爽やかな香りに、ワインのフラワリーとヴェジェタルなニュアンスが調和。マグロのコクのある脂、旨味をワインのシャープな酸味とヨードのニュアンスが心地よく引き締める。ミニトーストの乾いた食感にワインの泡の刺激がちょうどよい。星四つ半。相性: ★★★★☆


テルラン, ピノ グリージョ, イタリア, アルト・アディジェDOC, 2021, 3,366円
Terlan, Pinot Grigio, Alto Adige DOC, Italy

アルプス山脈の麓にあるワイナリー。ピノ・グリージョ品種は標高約300m以上の斜面の場所に植わる。寒暖差が大きく、ブドウの酸は高いレベルで保たれる。土壌にはミネラルも豊富。
香りには青リンゴ、マルメロのハリのあるみずみずしい果実香、ライムのような引き締まった香りも穏やかに。微かにパンから香るイースト香、白い花のフラワリーなフレーバーもふわりと。白胡椒がワインを心地よく引き締める。
味わいにはみずみずしくハリのある果実味、キュッとした酸味が心地よい緊張感、ほのかな塩味と余韻のほろ苦さがワインにバネのように抑揚を付けていて楽しい。癒しの果実の滋味が上品に広がる。
まぐろパテ ローズマリー&ケッパーに。
ケッパーの爽やかな香りに引き締められたマグロのリッチな脂のボリュームに、ワインの果実味のハリ、滋味とのバランスが良い。余韻にもワインに圧迫されずにマグロの風味が心地よく残る。相性: ★★★★☆

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