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ディルマヨネーズとチーズイン鯖缶 イタリア北東州の土着品種ノジオーラ
紅葉と秋の空気を楽しもうと、ランチをカバンに詰めて川沿いへ自転車で。休みなのでと、ワインボトルも携行する。イタリア北東部で州境をオーストリア、スイスに接するトレンティーノ・アルト・アディジェ州の土着品種ノジオーラで造られたワインだ。フローラルで愛嬌のあるブドウだ。
川沿いの風は少々ひんやりのなか、レジャーシートを広げる。カルディで買ったサバ缶にクリームチーズとディルマヨネーズを混ぜ込み、バケットにせっせと塗る。
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まずはワインをひと口。
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カンティーナ ラヴィス クラシック ノジオーラ, イタリア, 2020, 1,964円
Cantina Lavis, Nosiola, Dolomiti IGT, Italy, Trentino, 2020, 12%
明るい中庸から軽快な色調、微細な泡がグラスに張り付く。
香りの第一印象にはフラワリーなフレーバー、そして青リンゴ、未熟な微かに青みを含むマンゴーのゆったりとしたようでほのかに引き締まったフレーバー、わずかにハーバルなタッチ。樽香もなくフレッシュでボリュームはやや軽め。
風味にはみずみずしさを覚える凝縮感、酸味は穏やか、中盤から余韻にほのかに蜂蜜のようなタッチ、余韻はしっかりとドライ。
さてバケットにワインを合わせる。ちなみに緑色のものはアボカドとナッツだ。
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イタリアワインで素晴らしい品質で料理に合わせる必要なくワインに集中してじっくりと楽しむべきワイン(料理を合わせる必要がない)をメディテーションワインと呼ぶ。秀逸なバローロ、バルバレスコ、キャンティ・クラシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、ワインのみでショーが完成する。ただ、ほとんどのイタリアワインは料理と楽しむことを前提としていて、このノジオーラもまさにその典型だ。料理なしでワインだけを飲むと、少々平坦でメリハリに欠けるような感もあるが、鯖缶チーズディルマヨをバケットに塗って食べると、ワインのフローラルとハーバルなタッチがディルマヨネーズにきれいに繋がり、余韻には鯖の脂と旨味がきれいに立ち上がる。ワインの風味も料理を口にすることでさらに活き活きとする。鯖は少々癖のある脂を持つが、チーズとマヨネーズにふわりとコーティングさせることでワインとの繋がりが格段に上がる。
相性: ★★★☆☆
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