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ヒトの回復力と胆力

「大怪我をした!」「手術をした」「体調が悪い」「病気になった」等、最近周囲でとてもよくこのようなお話を聞いたり読んだりするのです。
私自身は、大怪我をした親族を全快させた経緯や、自分の骨折からの復活、高齢の親の体調管理、自分の血糖値対策や疲労、お勉強のサポートをしている小学生達の体調改善等、さまざまな方向からのアプローチを学んだり試したりして、体調改善のポイントがわかるようになってきたところです。
いろいろな体の不具合や、医者が治らないと言ったことが治るんだ!ということも理解できるようになってきました。
そんな矢先、Instagramで、toshiki_rehabilitation[1]さんの動画が流れてきました。

四肢体幹機能障害{両片麻痺+体幹機能麻痺}→失調性麻痺+痙性麻痺,構音障害,高次脳機能障害からの回復

toshikiさんは、大学時代、熱心にダンスに打ち込んでおられたようです。そして、就職先も決まっていた2018年に転落事故に遭い、頭骸骨が半部に割れ、脳に無数の傷を負い3か月間意識不明の重体になったそうです。
2023年現在まで4年以上、尋常ではない努力をし続け、現在走れるようにまでなっている方です。

[1]toshiki_rehabilitation
https://www.instagram.com/toshiki_rehabilitation/

toshikiさんは医師から「一生意識戻らない」「一生歩けない」「諦めろ」と言われ続けてきたそうです。「退院後も『一生歩けない』と言われ続け」、「それでも努力を続けていると」リハビリステーション科の元主治医は「何とかして努力することを諦めさせようとし続けてきた。」そうです。

toshikiさんは「医者の【絶対】には相当な重みがありました。」と書いています。
でも、「”不可能かどうかは人に決めつけられることではありません”」とも。

「『一生治らない』『分からない』『うちではこれ以上施しようがない』医療機関はそれですむかもしれないけど、それでも何とかあと少しあと少しだけでも、楽に過ごせる日を目指して、いろいろ試し、努力し、行動し続ける🔥」とも投稿しています。

医者が言う、一生治らないって、何が根拠なんだろう???と思います。何をもって治らないというのか。
他人事だな。

確かに、苦しい修行のようなリハビリの毎日で、辛い気持ちになったりすることも多いと思います。
その苦しみを二次障害とか言って、かわいそうだから諦めさせる、頑張らせないのかもしれません。
以前なら、頑張らせないことは優しさだと思ったと思います。
でも、甘やかしすぎては、伸びるものも伸びなくなるのかもしれない。時に厳しさも必要なのだなと思うようになりました。

母の厳しさと人との繋がり

親族の大けがの時、怖がって一歩踏み出せない時に、母親が厳しかったことを思い出します。今まで通り親族が家族の長として幸せな生活に戻さなくてはと、母は本気でした。
当時は厳しいことをいうと思っていましたが、誰か一人くらい厳しく言わなければ、甘いだけでは治らなかったなと、その親族が全快してから思いました。

泉房穂明石市長のお母さまお話ともかぶります。
泉房穂明石市長には、2歳の時に脳性小児麻痺で「一生起立不能」と診断された弟さんがいらっしゃるそうです。
「『一生起立不能』の診断が下された(中略)弟を何がなんでも歩かせようと強引なことをしたのです。リハビリの知識などほとんどないのに、家の中で弟に歩かせる訓練を始め」[2]たのだそうです。すると、その「一生歩けない」と言われていた弟さんは、4才で立ち上がれるようになり、5才で歩けるようになって、その後小学校に入学できて、運動会の徒競走にも参加てきたのだそうです。

お母様が「『とにかく歩け』と無理やりに弟を立たせては転び、転んでは立たせての繰り返し。ときに弟の膝から血がにじんでいました。それでも『とにかく歩けるようにするんや』と、毎日毎日やり続け」[2]たそうです。

母親は、長年子どもを育ててきているから、子どもの性格や強み、弱みも熟知しているから、その子を思うからこそ、少々厳しいことも言えるのですよね。
そして、自分が先に逝くから。その子どもの一生を考えるからこそ、強く厳しくなれるのですね。
お母さんでなくても、信頼関係が構築できている人なら同様でしょう。
そして、後々、その厳しさは愛情だったと当人にはわかるのでしょうね。

toshikiさんのご家族も、toshikiさんの力を信じ、復活を信じ、さまざまな情報を探し続け、良いと言われる方法はいろいろ試されたのだと思います。「僕の家族は意識障害について、あまりに情報の無い中、あらゆる文献を読み漁り、ほんの少しでも情報を探していたと言います。」とも書かれています。[1]
一人でリハビリをしていても、なかなか効果が表れない時などはモチベーションも下がるでしょう。そんな時には周囲が一緒にリハビリをしてくれたり、気分転換にどこかに遊びに行くことも、とても大事。そして、何をやっていても、すべての刺激がリハビリになるのだろうなと、toshikiさんの投稿を見て思います。
だから、日ごろから人との繋がりを構築しておくことはとても大事なのだなと。

リハビリは、毎日続けていても、真綿を剥ぐようにしか効果が見られないものです。痛みや不安にさいなまれる時も、投げやりになる時もあると思います。
そんな中、身体の可能性、人間の可能性を見せてくれているtoshikiさん。
toshikiさんの4年の歩みの動画や写真を見ていると、毎日の努力がいかに尊いかが分かります。
そして、本当に人間の体って凄い❣ 人間の回復力って、素晴らしい❣と思います。

toshiki_rehabilitationさんのInstagramが、回復に向けている人や、体調不良の人にとって、勇気や希望になるかもしれないと思い、ご紹介したくなりました。
『頑張れ!』なんて、一生懸命頑張っている人にかけてはいけない言葉ともよく聞きます。
でも、本当に頑張って!!と応援したくなります。
だから、「しっかりね!」とか「応援しています!」との思いで、「いいね!」を押します🥰
必要な人に届きますように。

[2]「半分返しなさい」泉房穂氏を政治へと突き動かした“障害がある弟”と“母の言葉”」(2023年2月8日)泉房穂(政治家、弁護士、社会福祉士)PHPオンライン衆知


回復のための食と栄養

難病のお子さんを持ったお母さんとして栄養の重要性を発信している、いはやゆうこさん[3]は、
「人の体はいつでも栄養が入ってくるのを手ぐすね引いて待っている。」「年齢で栄養素の吸収のしやすさは変わるけれど、何歳でも人の体は変わる!!」とお話されていました。
お子さんの難病を、さまざまな方法と栄養で克服してきたお母さんの言葉は説得力がありますね。
いはやさんのnoteは、とても優しいです。疲れた時に、是非読んでみてください🥰

[3]奪われていたけどもらっていた自由・その1 ~ その4  Love List Cafe ANNEX


身体の材料はまずはタンパク質ですね。
薬の効きも良くなるので、病気や手術、怪我からの回復には、タンパク質をしっかり摂ってください~。
そして、ミネラルやビタミンがタンパク質を体で使える形にしてくれます。
せっかく食べるのですから、調子が上がる栄養をしっかり摂られるといいですね。
胃腸の調子は大丈夫ですか。

タンパク質をしっかり吸収するためには、胃腸の調子が大事です。
胃腸を整えるにはボーンブロススープがお薦めです。

お怪我、病気、体調不良、手術などなど、どうぞお大事になさってください。
そして、いろいろ試して、一歩一歩回復してくださいね。
しっかりね💛
応援しています ❣❣

🍀皆さまやご家族が皆、お元気で幸せに、毎日を過ごせますように🍀




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