考え方を変えてみよう① 寝る時
そういえば、の話なんですけども。
私は以前北アフリカの幼児教育に関わらせて頂いた事がありまして。
北アフリカはアフリカといえども中東寄りで、イスラム教の国が多いです。
イスラムの文化の中で子どもたちがどう育っていくのか、非常にいい経験が出来ました。
その中で驚いた事はいくつかあるのですが、、、というかいくつ「も」ですが(笑)
一つは、<夜遅くまで外で遊んでいる子がいる・・・もう22時・・・>
日本だったら通報されるレベルですが、楽しそうに元気に走り回っているんですよねぇ。。。
日本の昭和の風景のように、親がそこに居るわけではないけど近所の子どもたち同士で遊んでいる。。。偶然居合わせた知らない大人が見守っている、というような風景。ただ違うのはそれ、22時だという事^^;
みんなじゃありません、一部です。特にラマダン中(イスラムの断食の行事)は、夜は日本のお正月みたいに19時あたりから深夜まで大人たちがパーティーをするので一緒になって起きて遊んでいる子も多いのですが。
でも、驚くほどバイタリティがあります。睡眠時間どうなってんねん!と思いますが、昼寝で補っているのか体力が尋常じゃなくあるのか。。。
あと、1歳で寝室に一人で寝かせられて泣かずに居るというのを目の当たりにしたり。(よく海外ではある光景で、日本でも最近ネントレとかがありますよね)。コッソリ覗いてみたら、ベビーベットで一人陽気に踊る1歳ちゃん・・・泣かないのね・・・
そういうのを体験すると、「あ、寝なくても平気な子もいるんだ」とか「色んな生活の仕方があるんだ」とか視野が広がって、今まで頑なに21時には子どもは寝せないと、とか母親中心の育児を、とかそういう固定観念が消えてなくなりました。
成長のために、夜の睡眠時間の確保は必要だとは思います。21時前には寝る準備をした方がいいとは思いますけど、そこで寝ないから保護者が「自分は駄目な親だ・・・」と罪悪感を持つのではなくて、「そういう日もあるかもしれない」とか「体内時計が夜型の子なのかもしれないな」とか考えて、静かな暗めのゆったりした雰囲気で本を読んだり、寝転がって子守唄を歌ってあげたりしながら眠る時を待てばいいのではないかなと思います。
大事なのは、罪悪感を感じなくてもいいのでは、ということで。
夜型人間というのは確かに性質としてありますし、どうやっても寝ない子もいます。
保育園でこれだけ動いてるのに!という疑問もありますが、本当に人によりけりで。
本当に綿密にやれば22時からの睡眠が20時とかになる子は居るかもしれませんが、保護者も保育のプロというわけではなく、仕事もあれば心と体力の余裕もないと思います。
人間は動いたら身体を休めなければいけないという事(自分の身体をいたわる事)を教えていくのは大事で、それが分かるような歳になれば少しは子どもも行動が変わってくるのかと思いますが。。。
ちゃんと朝スッキリ起きることが出来て、日中元気よく活動できていれば、そこまで頑なに寝せなきゃ!と気負わなくてもいいのではないかなと思ったという話でした。
日中元気ない場合は・・・園の先生と相談しながら整えていきましょう^^;
寝室に絵本しか置かない、とかお風呂・食事・歯磨き・トイレの時間を毎日一定にすると身体が慣れて睡眠にもっていきやすいとか、色々手立てはありますが、
私はリビングと寝る場所が一緒という(都内極狭住宅!)場所でおもちゃを隠しようがなかったので、私の子守唄タイムかお話タイム(その都度作る)を布団に入ってからの寝る儀式にしました。
今まで夕方から家事で奔走して遊べなかった母が、布団に入ると私だけと濃厚に関われる、という事で、娘はなにやらその時間がとても楽しみになったようです。
テレビもスマホも見ずに、私だけ見てくれる!という貴重な時間らしい。。。
寝室に行ったらこの楽しみがある、というのがあるとまたいいのかもしれませんね。
罪悪感を持ち眠るのではなく、今日も私頑張った〜!という自分へのいたわりの気持ちで眠れるといいですね^^
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