桂小五郎の"愛され力"「桂小五郎TERAKOYA〜愛と死を見つめて〜」(2018.11.17)
池田屋から屋根伝いに逃げたとか
潜伏中に13歳の子と結婚したとか
そんな俗説から
わたしは桂小五郎という男が
よくわからなかった。
祇園の美人芸妓の幾松が
危険を冒してまで守ろうとした、
そこまで惚れる理由も謎だった。
その謎を解くために11月17日
「桂小五郎TERAKOYA」に参加した。
司馬遼太郎は彼を「天秤」と評したという。
今風に言えば、バランサーということか。
小五郎は吉田松陰を師に持つも
その苛烈さは受け継がず、
血気にはやる若者をいさめる役を担った。