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京都出身の私が伏見稲荷大社に参拝して、初めて"お山めぐり"した話
私は京都で生まれ育ち、大学を卒業するまでの間は実家暮らしでした。
父が自営業だったので、毎年初詣は商売繁盛の神様がいるとされる伏見稲荷大社で参拝していましたが、稲荷山を登る"お山めぐり"をしたことは一度もありませんでした。
いつでも登れる場所に住んでいたし、往復2時間もかかるというし、何となく「また今度でいいか」と思ってしまっていたんです。
そんな私が20代も後半になって実家に帰省している時、1人でふと「伏見稲荷に行こう!」と思い立った日の記録を綴りたいと思います。
「伏見稲荷駅」で途中下車
4月のとある平日、実家に帰る用事があったので、有給を使って京都に帰省しました。
しかし思いの外用事が早くに終わってしまって、会社を休んではいるものの午後から時間を持て余してしまった私。
その時はたまたま京阪電車に乗っていて、そのまま実家に帰ってのんびりしようと思っていたんですが、伏見稲荷大社のある「伏見稲荷駅」に止まった瞬間、本当に何となく「あ、降りてみようかな。」という気持ちになりました。
時間もたっぷりあるし、しっかり観光めいたことはしたこともなかったので、あらためて参拝してみるのもいいかと。
伏見稲荷駅を降りて、徒歩で5分程度。
道中にはお土産屋さんや食べ歩きもできる飲食店が立ち並んでいます。
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伏見稲荷大社に到着。
この日は4月の中旬ごろだったんですが、まだ少しだけ桜が残っていました。
早速、本殿を参拝したあとは、御朱印をいただきました。
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千本鳥居をくぐった先に
このあとはそのまま帰ろうかとも思ったんですが、せっかくならと千本鳥居に向かうことに。
この時点ではまだ稲荷山を登頂する気は全くありませんでした。笑
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この日は平日だったので、外国人観光客がほとんど。おそらく休日であれば、こんなに人気のない千本鳥居を撮影することはできないのかもしれないです。
千本鳥居を進むと、奥社の参拝所があってそこでしかいただけない御朱印があります。
せっかくなのでそこまでは歩いてみるか、と思いぐんぐんと進んでいきました。
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そして奥社で参拝をし、無事に千本鳥居デザインの御朱印をゲット。
これは伏見稲荷ならでは!という気がするので、参拝の記念になりますね。
さて、ここからどうするか。
参拝所の横に境内の案内図がありました。
千本鳥居はまだまだ序盤であることがわかり、気が遠くなる気持ちでした。笑
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ただこの日はなぜかやる気に満ち溢れていて。
せっかく時間もあるし、行けるとこまで登ってみようと腹を括り、奥社からさらに登っていくことにしました。
しかし、その判断を途中で後悔することになります。笑
奥社までの道のりはほぼ平坦だったので全く辛くなかったのですが、そこから先は結構な坂道が続いていく。しかも景色はほぼ変わらない。
ずっと大小さまざまな鳥居をくぐっていき、あと何時間登ればゴールらしきところにたどり着くのかもわからない。
お山めぐりのメインスポット「四つ辻」で京都の町を見下ろす
そうしてしばらく歩いてたどり着いたのは「四つ辻」。
参道屈指の絶景スポットといわれているそう!
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天気も良かったので、遠くまで京都の町を見渡すことができました。
少しベンチ?岩?のようなところで腰をかけて休憩。
ここで引き返す人が多いようです。
私も迷ったのですが、ここまできたら山頂を目指すか!!と意気込み、前に進むことに。
特にルートを気にせず登ったのですが、四つ辻か右手側に進み、三ノ峰、間ノ峰、二ノ峰を経由して登頂するルートを選択しました。
ここからはさらに辛い道のりです。笑
絶景スポットも四つ辻を過ぎると特にないので、景色は見えない中、ひたすらに階段を登っていきます。
一度私のような明らかに山に登る格好をしていない女性とすれ違い、「この人も登るつもりではなかったけど、引き返すタイミングを失って登ってしまったのかな。。」と勝手に共感をしたりしていました。
はじめての「登拝」
そうしてようやく山頂!!!!しかし特に景色などは見えず、「山頂」と書かれた大きな看板?が置かれていて、ここがてっぺんと認識しました。笑
とはいえ達成感に包まれながら、ひとまず山頂の一ノ峰で参拝を済ませると、逆ルートから下山することに。
道中の御膳谷奉拝所では、3つ目の御朱印もいただきました。
伏見稲荷でいただける御朱印はこれが最後のようですね。
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「登拝」と書かれた御朱印は、はじめてでした。山に登り参拝することを意味するので、限られた場所でしか使えない言葉なんでしょうね。
いくつかデザインはありましたが、せっかくなので春限定デザインのものをいただきました🌸
下山ルートの方が人が少なかったような気がします。緑に囲まれた道で、マイナスイオンを感じながら気持ちよく歩くことができました。
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そして無事下山!
かなりヘトヘトになりました。笑
私は歩くのが遅いこともあり、だいたい往復で2時間半〜3時間くらいかかったような気がします。
お山めぐりのあとの一杯
そのあとは小腹も空いていたので、伏見稲荷駅付近にあるお店で何か食べることに。
駅から神社までの道のりは、甘い系からしょっぱい系まで食べ歩きができるお店がたくさん。
何を食べるか迷いましたが、イカ焼きの匂いに誘われてこちらのお店にお邪魔しました。
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店内は意外と広くて、立ち飲み席がたくさん。
わたしはハイボールと枝豆、イカ焼きを注文。1000円くらいだったと思います。
ぼんやりと外を眺めながら飲むお酒は最高でした。イカ焼きと枝豆っておつまみとしては最高の組み合わせですよね。
もう1杯頼むか迷いましたが、グッと堪えて退店することに。
しかし駅に向かうと、また気になるお店が。
伏見稲荷駅改札のすぐ横にあるおいなりさん専門店です。
店構えもおしゃれで、数種類の中からお味の選べるおいなりさんはとても食欲をそそられました。
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1個だけでも買えるようだったなので、いただくことに。食べ歩きできるようになってるのはありがたいですね。
私は七味ののったお味を選びました。
1個200円です。
甘いおいなりさんの上にピリッと七味の風味を感じられて、とても好みのお味でした!
伏見稲荷を参拝してみて思うこと
何度も行ったことのある場所ではありましたが、なぜか1人で歩くと新鮮に思えて、新しい楽しみ方が生まれるのは不思議なものです。
家族できていたら、わざわざ2時間もかけてお山めぐりしようとか、夜ご飯の前にわざわざそのへんの立ち飲み屋で一杯飲もうとはなりづらいですよね。
京都の観光地、また1人でまわってみようかな、、そんなことを思いながらこの日は帰宅したのでした。
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