AUS大学院に入学して分かった大学の嘘と金儲け
中学生の頃から、イケている海外の学生に憧れていました。
完全にネイティブ環境での授業と学校生活、海外での開放的な暮らしを長年夢見て、ようやくモナッシュ大学のMaster of AIへの留学が決まり、現地に到着し、生活が始まったら、
あれ??
違う、、、
どうやら、私だけでなく、多くの外国人留学生が同じ思いをしているようです。
嘘①: ほぼインド人と中国人だらけの環境
当然ながら、留学に行く前のイメージは、ネイティブがほとんどの環境で現地の英語に触れながら学校生活を送るというものでした。
というのも、入学前のオンラインのモナッシュ大学の学校説明会で、直接質問して答えてもらったのに、嘘八百だったのです。
答えてもらった内容は、
あなたのこれから行くMaster of AIには、ほぼローカルの学生が在籍している
でした。
ところが、Master of AIだけでなく、ほぼキャンパス全体がインド人と中国人だらけでした。
授業が始まってから、あまりにローカルの学生がおらず、外国人とローカルの学生で授業が分かれているらしいという噂が広がった程でした。
授業を行なっている教授や、チューターまでインド人と中国人がほとんどです。
中には、全員中国人の授業なので、中国語で行われているクラスもあるほどです笑
他の学生に聞いても、同じように学校説明会でローカルの学生がほとんどだと言われていたので、びっくりしたと言っていました。
華やかな留学生活を思い描いていたましたが、実際には、私は、金儲け対象の外国人カモの一員なんだと思いました。
嘘②: シラバスに記載されている授業が履修できない
大学を選ぶ際に、どんなことを勉強するのかを知るために、公開されているCourse Mapを確認します。
ところが、入学して履修するタイミングで、すでに無くなった授業があり、履修できなかったのです。
代わりの授業になったとか、コース名変更とかではなく、無くなっていました。
具体的には、以下の私の入学時の最新版2022年度のCourse Mapの赤枠で囲った5つの単位(約半分)が、履修不可能なものでした。
これは、大学の横暴さを感じます。情報として提示されていたのに、授業が取れないとはどういうことでしょう。
嘘③: 職業体験と宣伝していたIndustry Experienceはただの生徒同士のグループプロジェクトだった
モナッシュ大学のIT学部であるMaster of AIやMaster of IT, Master of Data Science, Master of Cyber Security, その他のコースは、2年次にIndustry ExperienceかResearchのパスを選択できるのですが、
Industry Experienceは現地企業での体験ではなく、一緒に授業を受けている生徒とグループになって何か作るだけの、全く企業でのインターンと無関係なものでした。
これも、入学した学生さん達が、企業での職務経験ができると期待して入学してきたのに、あれ??という感じでした。
こちらも学校説明会での話と違うものです。
嘘④: 学費と寮が毎セメスターごと値上げしていく
私が、入学した2022年の時点では、2年間のトータルの学費が$89,800だったのが、今年2024年は$101,970になっています。約130万円の値上げです。
参考:
https://note.com/reinazzz59/n/nefeb8a7bfd82
入学許可証にも、Total Tuiton Feeは$89,800としっかり記載されておりましたが、普通に値上げした金額で学期が始まるごとに請求してきます。
また、寮の家賃は、一週間$333.20から$380.10に値上げされました。すでに住んでいる生徒に対しての約15%の値上げです。
こちらも、住居許可の書類に最初の家賃の金額が示されているのに、途中で平然と値上げ金額を請求してきます。
さらに、大学側は、卒業の時期と寮の契約終了の時期をわざとずらし、卒業して早期退去したい生徒から違約金約$300と、次の住居者が見つかるまで家賃を払い続けるようにさせています。
大学側が完全に生徒から搾取しています。
社会人留学したいと思って、貯金をしている方が多いと思いますが、今出ている情報を元に計画すると、計画倒れしてしまうので、数百万円多めに貯金しておくことをおすすめします。
最後に
大学は留学生を対象にしたオーストラリアの国家ビジネスです。
生徒はどんどん増え続け、大学周辺の住まいが埋まり、どんどん物価が上がっています。
これだけのお金を費やしているので、いろんなことは想定した上で、何かしら期待外れになることは覚悟していました。
一度大企業を辞めて、自分のやりたいことを見つめ直し、理想の生活に近づきたいと思い、今でも海外生活を続けるよう奮闘しています。
大学院留学を通して、会社を意識した価値基準は壊され、リセットされたのは良かったと思っています。
オーストラリアでは、搾取される弱者からスタートであるという現実に向き合いながらも、自由に興味のあるものに突き進んでいこうと思います。
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