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18:社外のアドバイザー(顧問)

私は、それぞれの事業でアドバイザー(顧問)をお願いしています(したことがあります)。

経営者の役割の一つは、重要な意思決定の際に、あらゆる角度から検討し、メリット・デメリットを踏まえた上で、事業の成長にとって最も望ましい決定を行うことだと私は考えています。
そのため、意思決定をする前に、第三者であるアドバイザーの力をお借りして、自分が想定していなかった角度からオプションを出してもらったり、メリット・デメリットの洗い出しができることは、とても有用だと感じています。

FOOD JEWELRY株式会社では、金融業界を経て某大手コーヒーチェーンの上級役職を務めた後、ヘルシー系食品の事業経験がある方にアドバイザーをお願いしていました。
立ち上げて3年目だった当時、今後の会社の方針に悩んでいた私は、4カ月間/月2回のペースで、私とアドバイザーの1on1で「経営合宿」的なディスカッションを行いました。
まず、リーンキャンバスのフレームワークに基づきながら、会社のビジョンや実現したいことを振り返った上で、いろんな角度からボールを投げていただきながら、今後の展開や新規事業のあり方について議論しました。
がむしゃらに事業を回してきた中で、立ち上げて3年目のタイミングで立ち止まって、フレームワーク上に自社事業を整理したことで、私の頭の中も整理されました。
本来経営メンバーで議論できればよかったのですが、FOOD JEWELRY(株)の場合は他に役員など経営メンバーがいなかったため、アドバイザーの方にディスカッション相手として、壁打ち役になっていただきました。

High Altitude Management株式会社では、高地トレーニングを実践・研究している大学教授の先生、また、現在総合スポーツジムで役員をされている方にお願いしています。
大学教授の先生には、立ち上げ時期から、高地トレーニングのプログラム作りから、効果やエビデンス面の相談をさせていただいています。また、定期的に店舗スタッフ向けに講義をお願いするなど、店舗教育にも関わっていただいております。
総合スポーツジムの役員の方には、経営顧問として、運営面での相談をさせていただいております。私自身は、ヨガスタジオという店舗経営の経験はあっても、スポーツジムの経験はそれほど長くありません。そのため、アドバイザーからスポーツジム業界の「常識」を教えていただくことは、あえてスポーツ業界における「非常識」な選択を行う時に役立ちます。
このように、High Altitude Management株式会社の場合は、自分自身が業界の人間ではないからこそ、業界の方の知見をお借りするために、アドバイザーをお願いしています。

また、「経営者は孤独」とよく言いますが、人事のこと、お金のこと等、社内のメンバーに相談しにくいこともあります。また、自分自身が迷っている姿をメンバーに見せること自体も憚られることがあります。そういった際にに、第三者として、「部外者」だからこそ相談しやすい、ということもあるでしょう。

ただし、アドバイザーから意見をもらう際に注意した方がよいことは、アドバイザーの意見は「あくまで一意見」であり、絶対ではないということです。
アドバイザーからの意見は、あくまでアドバイザーの成功・失敗体験に基づくものであり、それが必ずしも自分の事業に100%当てはまるとは言えません。
社外のアドバイザーには「答え」を求めるのではなく、経営者がより良い思考・決断するためのサポートをしていただいています。

ポイント18:社外アドバイザーに「答え」は求めない。「視点」を求める。

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