見出し画像

パラレルアントレプレナーの資質

パラレルアントレプレナーの資質とはどのようなものでしょうか?

私が考えるパラレルアントレプレナーの特徴を図にすると、以下のイメージです。

位置づけ

このように、「アントレプレナー」と「投資家」の行動原理を併せ持つ人が、パラレルアントレプレナー・タイプだと私は考えます。

パラレルアントレプレナーは、アントレプレナーとして事業をゼロから創り出す「猪突猛進的なエネルギー」が必要である一方で、事業ごとの状況を冷静に見ながら、資本と時間を適切に配分する投資家的な「バランス感覚」を求められるためです。

具体的に、「アントレプレナー」と「投資家」の特徴を比較してみましょう。

比較

注1 損切り:投資家が損失を抱えている状態で保有している株式等を売却して損失を確定させること。(中略)購入した株式の価格が下落して、その後の回復が見込めないと判断できるケースでは、損切りが有効と考えられます。そのまま保有し続けた場合、さらに株価が下落して損失額が膨らむ可能性もあるため、損切りをして損失額を確定させることで、それ以上損失が膨らまないようにすることができます。

このようにアントレプレナーと投資家は、新しい価値を創造するプロセスにおいて、異なる役割を果たし、相互に補い合う存在だと考えます。

上記を前提に、アントレプレナーと投資家の役割と行動原理から、それぞれに必要な資質を考えてみました。

資質については、さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす(マーカス バッキンガム 、ドナルド・O. クリフトン著) を参考にしました。詳細に興味がある方は、こちらの本をご一読ください。

求められる資質

もちろん、完全にアントレプレナーと投資家を分けることはできないでしょう。
自分で事業アイディアを考え、そのアイディアを一緒に実現してもらうための「経営者」を連れてくるような、アントレプレナー寄りの投資家もいます。
一方で、一度事業をEXIT(上場、あるいは、事業売却)した後、そこで得た資産を元に、エンジェル投資家を行いながら、次の事業を始めているシリアルアントレプレナーもいます。

その中で、パラレルアントレプレナーは、アントレプレナーとしての「情熱」と投資家の「冷静さ」を持ち合わせた人種だと言えるでしょう。

#パラレルアントレプレナー #シリアルアントレプレナー #アントレプレナー #起業 #ビジネス #生き方 #仕事 #人生 #スタートアップ #とは

※注1:SMBC日興証券

この記事が参加している募集

#とは

57,841件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?