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2022年は「答え」を探すよりも「問い」を更に深めようと思います

皆さま明けましておめでとうございます。

昨年3月から試験的に始めたこのnoteもおかげさまで毎週更新することができました。フォロワーの皆さまと、いつも読んでくださる方には改めて深く御礼を申し上げます。

さて、このnoteでは「人と組織のわかり合えないを乗り越える」をテーマに、以下のような世の中で人と人が対立関係になりやすい問題について考えてきました。

・できる人 ⇔ できない人
・上司 ⇔ 部下
・昭和世代 ⇔ Z世代
・まじめな人 ⇔ ルーズな人
・日本人 ⇔ 外国人
・自粛してほしい人 ⇔ 自粛しない人
・保守派 ⇔ 革新派
・リベラル ⇔ パターナル
・繊細な人 ⇔ 鈍感な人
・マジョリティ ⇔ マイノリティ 
・中華人民共和国(大陸) ⇔ 中華民国(台湾)…などなど

 

上記の問題についてはあくまで私なりの考え(私の主観)を発信しているに過ぎませんが、年が明けて改めて振り返るとどれも安易に「答え」を出せない問題であると強く感じます。

というのも、「人と人が対立関係になりやすい問題」は二項対立で片づけられるような単純なものではなく様々な要因が同時に絡んでくるため、誰もが満足できる解決策は導き出すのは極めて難しいことです。

誰かにとって最善の解決策が別の誰かを傷つけることもあれば、今この瞬間にとっては最善の方法が将来大きな災いを引き起こすこともあります。

そのため、「人と人が対立関係になりやすい問題」に出会ったときは急いで解決しようとせず、まずは問題そのものをよく考えたほうが重要と思います。

一般的に何らかの問題を見つけると、下図のように問題の原因を分析し、原因を取り除くための解決策を立案して問題を解決します。これはこれで問題解決の基本的な考え方です。(いわゆる問題解決プロセス)

一方で「人と人が対立関係になりやすい問題」は下図のように様々な事象が絡み合うため、たまたま見えた事象を”問題”と思い込み、上の図のような「問題解決プロセス」で取り組んでしまうと、安直な解決策を導き出して却って事態を悪くする恐れがあります。

そのため、人と人がぶつかったときは「これが問題だ」と決めつけず、まずは「何がどうなっているのか」、「そもそもそれが問題なのか」から考えたほうが良いかもしれません。

これからもこのnoteで人の問題や組織の問題、さらには世の中の複雑な問題について取り上げていきたいと思いますが、「答え」を提示することよりも、まずは何が問題なのか、何が絡んでいるのかといった「問い」を深めることに注力していきたいと思います。

「問い」だけ提示しておいて、肝心な「解決策」がなくモヤモヤすることもあるかと思いますが、何卒ご理解いただけますと大変幸いです。

これからもどうぞよろしくお願いします。


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