美しい時間は一瞬なのに、どうしてずっと心奪われるんだろう
昨日と一昨日は夢の国ディズニーランドへ足を運んでいました。写真はいい感じに月と地球が近かったのでパシャリしたやつ。
北海道から飛行機に乗ってわざわざそのためだけに行くので、2日連続で遊ぶものだと思っている。近くに住んでいる人は電車とかで行けちゃうらしいですね？？すごい・・。
パレードや乗り物、買い物もできるけど私が一番楽しみにしていたのはショー。舞台でミッキーとその仲間たち、それとダンサーが踊りながらストーリーを展開していく。
正直、どんな流れだったかは詳細まではあまり覚えていないのが寂しい。そういえば昔からドラマや漫画の話は要点を聞かれても、うまく言葉が出てこない。「どんな感じの話？」とか聞かれると困ってしまう。
伝えられる人は上手に組み立てて伝えるんだろうけど、なんでか苦手で、そんな私なのでこのショーの素晴らしさをどうやって伝えたらいいんだろうと頭をこね繰り返して、諦めて、でもやっぱり書きたくて、今文字を打っている。
「覚えてないってさ、それ楽しかったっていうの？」って聞かれたことがある。物語の内容は消えてしまっているんだけど、自分の感情は覚えている。
演出で驚いたところは？と自分に聞くと鮮明に映像が蘇ってくるし、最高に心が動いたところは？と聞かれたらダンサーたちの表情が頭に浮かぶ。キレッキレな動きの後の爽やかな表情が目に焼き付いてる感じ。キャラクターたちもきっと楽しんでたと思う。
このショーのためにどれくらいの
練習期間があったんだろうか。
この演出に至るまで、
どのくらい試行錯誤があったのだろうか。
完璧なショーを見せてもらったけど、
完璧じゃないショーは
どのくらいあったんだろうか。
そんな想いがこみ上げてくる時間だった。時計をみるとそれはたったの20分だった。いつもの20分なんてスマホ触りながら寝っ転がってたらすぐ経っちゃう時間。
なのに、あの場にいたときの私は胸の奥底から感動がこみ上げてくるような、鳥肌が全身に伝わっていくのを感じて目が離せなかった。
膝の上に座っている息子は寝ていたし、私も眠たかったはずなのに眠ることなんて忘れていた。
目の前のエンタメに没頭できるって本当に幸せなことだなぁって思えた。
私は心の中に批判的なイヤなやつ、飽きっぽい幼児みたいなやつ、興味のないものには一切反応しない氷みたいなやつも住んでいる。
私は1人だけど、視点はいくつもあるように感じている。
そんな私が目を奪われ没頭してしまう経験は、これから先多くないのかもしれない。
大人になるにつれて感動のハードルが上がってしまうのが少し寂しいんだけど、それだけいろんなものに触れてきたからだと言い聞かせている。
美しかったなぁ。
私はあの舞台であんなに堂々と踊れるだろうか。
いや、今の私なら不安で押し潰されてしまいそうだなぁ。練習したら少しは不安も消えていくんだろうか。
でも、カッコよかったなぁ。憧れるなぁ。
私は今後舞台に立つことはないしショーをすることもないけど、同じような熱量を持って人の心を動かす仕事がしたいなと思った。
それは大勢ではなくて、たった1人かもしれない。
でもそのたった1人が深く救われるんならそんなに嬉しいことはない。
そのためにも今後もたくさんに作品に触れて、感情を動かして、自分をより豊かに育てていきたいですねぇ。
また見たいな〜。ショーって素晴らしいなぁ。
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