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『今、見えている世界』だけが全てじゃない。ということ。

あしはにげるために、ある。
そう教えてくれた五十嵐さんへ

皆さん、緊急集合しましょう。

クラスの机を『コの字型』にしてくださいね。
少し討論したい議題があるのです。よいしょ。

ジャパニーズKOKORO

コの字型にしたら早速本題です。

本日は、この『納豆ご飯粒』という単語について皆さんと意見交換していきたいのです。

画像にもありますように、皆さんはどちらの解釈が適当だと思いますか?

(A)納豆くらいの大きさのご飯粒
(B)ご飯粒くらいの大きさの納豆

うーん、個人的には納豆も米も両方食べたいという私的観点は一切排除です。

そういえば、前提確認を忘れておりました。話の前提をすり合わせる。何にも代えがたい大切な一コマですね。

左利き

玄米と白米で大きさが変わるのかそんなこたあ知りませんが、【ご飯粒】の定義は白米といたしましょう。

お次は【納豆】ですが。ひきわり以上、大粒未満の”小粒納豆”と今回は仮定します。

さあ皆さんはどっちを選ぶ?

人数多めなクラス

いやあ、れいちゃん想定しておりませんでした。”超絶どちらでもよい”、”割とどちらでもよい”。そんな選択肢が出てくるという未来を。

納豆とご飯粒まさかの2票ずつで同点でしたとさ。

さあ、そんな納豆ご飯よりも今は卵かけごはんが食べたいれいちゃん。かつては卵かけごはんを好き。と胸を張って公言できるような食事生活を送っていませんでした。

ストレスで食事が摂れなくなり、痩せたことで次は太る事への恐怖に転じた時の食事は1日”納豆半パックとバナナ半分”。チョコバナナならぬ、納豆バナナになっちまう。しかも半量づつなので『なっとばな』

とまあ、冗談はさておき。

人と食事を摂ることができなくなって。働くことへの恐怖がまとわりつくようになってしまった経験を持つれいちゃん。

そんな私が今、率直に想うこと。『今、見えている世界』だけが全てじゃない。ということについて。
なんだか曇り空の今日は徒然なるままに…描いていこうと思います。

目次
〇”チーム自分”は毎日変わっていく。
〇救いの絵本。『にげてさがして』by:ヨシタケシンスケ
〇絵本を教えてくれた五十嵐さんという存在。
絵本って時々すごく
ハッとさせられる

〇”チーム自分”は毎日変わっていく

前髪は伸びてくるって!

最近会った数人を少し頭の中で思い浮かべてみます。

れいちゃんの場合は…

○大好きなカフェのご夫婦店主さん。
○八百屋の大将と奥さんと
○同じように食事で苦しい経験をした大切な友達
○れいちゃんを応援して八百屋まで来てくれた先輩
〇だいすきな立ち食いそば屋のおじちゃん
〇いつもおまけをくれる、お豆腐屋のお姉さん。
大好きで大切な人達ばかりです。これが今の『チームれいちゃん』です。

けれど、明日のれいちゃんがもし仮に新しい場所に行くことで、また大切な人に出会えたら。そこでの仲間が次の『チームれいちゃん』に加わります

そしてチームれいちゃんの“考え方”も日々変わります。例えば…”きょうのれいちゃんは疲れ気味だからそっとしておこう”と考える温かい空気感もそうです。

顔の大きさは大体同じ

人も、考え方も毎日毎日変わります。『チームれいちゃんは』日々進化して、同じ瞬間が来るときの方が珍しいかもしれません。だけど、きっと皆さんもそうです。

これまでのれいちゃんは、上司が怖くていつもビクビクして緊張して肩が上がっていました。”ご飯を食べないと”という人がいる環境が当たり前でした。

そこから逃げるのは夢のまた夢だと思っていたんですよ。目の前にある世界線が全てだと本気で思っていました

だけど、知らない人と話して意気投合した時に、
“あ、こんなに気が合う人がいるんだ”とか。“こういう人とずっとお付き合いしたいな”という人が周りにどんどんついてくれたおかげ
です。

『チームれいちゃん』って自分で如何様にもアレンジできちゃうんだ、と少しづつ分かってきました

もちろん、今まで『チーム自分』にいた人が離れていく瞬間もあります。

何となく距離が出来たり、あるいは”慣れ”で心無い言葉を受けてしまったり。そこは少し柔軟に。世界にはその人しかいないわけじゃないんだよ~と思うと気持ちが楽です。

※立ってシーソーは禁止

人との関わり方とか距離感ってたとえ同じ人とでも、その時その時で変わるし。もし物理的な距離感が変わらなくても、心の置き場所とか距離感を変えて違う人ともっと交流していくのもありだし。

自分で自分が一番楽な気持ちでいられるのってどこだろ〜って考えて。毎日更新される『チーム自分』とその変化を思い切り楽しんじゃうのも、もしかするとアリかもしれません。

〇救いの絵本。『にげてさがして』by:ヨシタケシンスケ

「足を閉じなさい」
と、よく言われた幼少期

前章で話した『チーム自分』は日々変わっていく。という考え方。実は身につけるまでにかなりの練習が必要でした。

というか、今でも視野が狭くなりすぎて苦しくなってしまうことはたくさんあります。おそらく、私の性格上無理をしてでもずっと人と同じ距離感で
関わらなきゃって思ってしまうからです。

自分の心の声を毎日聞いて、尊重するために2ヶ月全く予定をいれずに、その日の朝にその日行きたい場所を決めて行動した時期もあります。

“れいちゃん、本当にそこに行きたい?
”行かなきゃになっていない?”と自分に聞いてあげたり。

緊張するとすごく強張ってしまって肩が上がっていることに気づいた時は
”今日は休もう。1日2日じゃあ死なないさ!”とかなり勇気を出して休んでゴロッゴロしたり。

バツ型のおへその持ち主は
いるのでしょうか

そんな風に“今”が全てじゃない。“今”の人間関係に疲れてもそれは人生の一部でしかない。って思えるように少しずつなってきました。

さて、そんな2か月の中で巡り合った『にげてさがして』という1冊の絵本。

左手が伸びちゃったゾ~

絵本作家のヨシタケシンスケさんという方が描かれたものです。そんな絵本の中でもれいちゃんが特に好きな一節を紹介しますね。

ひとはうごくことができる。

うごくかどうかをじぶんで
きめることができる。

きもちのおきばしょだって
うごかすことができる。
ひらがなだとなんだか
スッと入ってくる気がします。

最後の二文を読むとココロが軽くなります。心無い言葉をとある人からかけられてしまった時。物理的にその人から離れたい、そう思ってもなかなか逃げられない時もあるかもしれません、

けれど、自分の心のなかで。“この人は私を大切にしない人だ”と少し優先順位を下げることも立派な逃げです。心を守るためにはすごく大切なことです。

〇絵本を教えてくれた五十嵐さんという存在。

五十嵐さんが送ってくれた
お気に入りの写真。

れいちゃんにこの絵本を教えてくださったのが、今日のタイトルにも登場した『五十嵐さん』という大切な存在です。

黄昏る
可愛い五十嵐さん

就活を通して出会った五十嵐さん。最初はリクルーターと就活生として凄くお世話になりました。最終的に五十嵐さんの企業にはご縁は頂けなかったものの、その後もずっと私の事を支えてくださいました。

家出した時にお家に呼んでくださって、一緒に少しづつ桃を食べたり。

れいちゃんが本を書いたときは一緒にピクニックしながら読んでみたり。“無条件にれいちゃんの味方でいてくれるんだろうな”と心から思える大切な方です。

私が苦しい時にヨシタケシンスケさんのこの『にげてさがして』を教えてくれました。今のれいちゃんにピッタリな本があるよ、と。本の中に、

やばい!とおもったらすぐうごく。
すき!とおもったらすぐうごく。

ぼくたちは、うごくためにいきているんだ。
ずっと
すき!でうごいていたいな

という文章が描かれています。すき!と思った時、私は必ず五十嵐さんにメッセージを送ってしまいます。

季節を感じる一コマに出会った時。
地面の朝顔が可愛かった時。

食材も嬉しそう、
と五十嵐さん
しゃがんで写真を撮る
れいちゃん

五十嵐さんからも同じように可愛い写真が届きます。

ヒマワリは太陽を向いて咲くので
れいちゃんは太陽です。
鎌倉の可愛い紫陽花

チームれいちゃんにはいつも五十嵐さんが、五十嵐さんが送ってくれる写真があって。れいちゃんのことを勇気づけてくれます。(携帯のホーム画面は送ってくださった紫陽花の写真にして心を落ち着かせています)

こんな風に自分の大好きな人たちと、少なくとも心の中だけでもチームを組んでいけたらいいな。なんて凄く思います。

ただそれでも、やはり人間だし視野が狭くなっちゃう時もあります。

そんな時はれいちゃんの場合…以前小笠原諸島に旅に出た時に24時間の船旅で乗ったおがさわら丸から見た天然の絶景プラネタリウムとか。

旅に行く途中で乗った車窓から見えたただっぴろい米畑を思い出すようにしています。世界はうんと広いぞ〜〜〜て

福島のこめばたけ。

だけど、それでも。それでも視野は狭くなっちゃうときは。

自分は小さいけど、自分の中で自分は大きいから当然だよなと認めて感傷に浸っちゃいましょう。

少しずつだなあ、って。客観的に自分を見て視野をちょっとずつ広げていけたらなあって思います。

photo by:五十嵐さん
『マエヲ向くれいちゃん』

五十嵐さん、いつもありがとうございます。愛を込めて、れいちゃんより。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。

れいちゃんのInstagram

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