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お通しのトマトを食べる手が震えた日

人と食事の出来ないれいちゃん
恩師のおかげで1年ぶりに会食

山岳部時代の恩師です。

人生であまり数えたことがない経験』を数えてみようと思い立ったれいちゃん。”確かに経験はしたがそういえば数えていなかった問題”いくつかありましたので御紹介しますね。

人生であまり数えたことがない経験

○鞄から目的物を取り出して満足し道に鞄を置き忘れた経験

○友達と間違えて先輩の腕を”こっちだよ”と引っ張った経験
皆さんにもきっとあるでしょう。

○鞄から目的物を取り出して満足し道に鞄を置き忘れた経験

実際は着替えてはないですよ。
プリント取り出しです。

経験回数:1回

思いついたら即行動。れいちゃんの良い部分ではありますが、この時は仇となってしまったようです。たしか小学生の頃です。塾で使うプリントを”突然”思い出し。”突然”取り出そうと決め、”突然”かばんを道路脇に置きまして。

しっかり取り出した自分に大満足し、そのまま鞄を放棄してしまったれいちゃん。少しアホなのでしょう。あ、100mくらい歩いて気づいて取りに行きましたので御安心を!

○友達と間違えて先輩の腕を”こっちだよ”と引っ張った経験

実際は腕を引っ張りました。

経験回数:2回

気づいた時の冷や汗の滴る感覚はきっと墓場まで忘れないでしょう。

相当厳しい部活でした。上下関係なんてなんのその。先輩が通りすぎるまで敬礼で御待ちする(そこまでじゃないカモ)

そんな部活で集合がかけられたのです。相当焦ります。早く行かねば、と。走ります。同期にも点呼ランニングを求めようとおせっかいをしてしまったバチなのでしょうか。同期はとっくに集合しておりました。

先輩には相当驚かれました。2度もこの過ちを犯しました。改めて数え直してまた冷や汗をかきました。

『人生であまり数えたことがない経験』他にもまだまだありそうでシリーズ化出来そうです。アニメ化も夢じゃないかもしれません。

そんなちとポンコツなれいちゃんが今回お伝えしたいテーマ。『人生で忘れられない経験回数』殿堂入りするかもしれません。”約1年ぶりに人と食事が出来た”という、れいちゃんにとってあまりにも嬉しい経験を出来た日のことをお伝えします。

目次
○れいちゃんの御食事解を少々。
○高校山岳部時代の恩師”すげちゃん”
○お通しのトマトを食べる手が震えた日
ちゃん付けですが
しっかりおじさんです。

○れいちゃんの御食事解を少々。

私の過去のnoteを何記事か見てくださった方は何となく理解してくださっているかもしれません。私には食事に関して少々困難なことがいくつかあります。

【れいちゃんの御食事解】
⑴自炊以外なかなか食べられません。
⑵人と食事をすることが難しいです。
【自炊ぼっち飯ハイパー愛好家】です。

詳しくは下記noteにてれいちゃんの御食事解の全貌を暴いていますので、もし暇で暇で仕方なくてハンガーになってしまいそうな方は是非読んでみてくださいね。

ポヤポヤ
⑴自炊以外なかなか食べられません。

つまり、外食や人が作ったご飯を食べることがなかなか難しいです。

”どんな調味料がどれくらいの量入っているのか”
”どれくらいの油を使っているのか”
考えるとすごく不安になってしまいます。

普段は野菜中心のおかずを自分の安心できる量の調味料を駆使しながら【誰がどう見ても逸品】を作っています。
少しだけ食べられる
テイクアウトグルメも存在。
神様が見ても絶品
⑵人と食事をすることが難しいです。

食欲があまり分からないので、緊張のあまり”自分が今どのくらいの量を食べているのか”分からなくなって不安になります。

自分のペースが遅くないか不安で安心できるペースで食べれないので一人で食事をしたいです。
食欲・バグ子

”人と食事が出来ない”というとなんだか色眼鏡で見てしまうかもしれないけれど。れいちゃん自身は『ぼっち飯愛好家』としてかな~りぼっち飯&自炊を満喫しております。なので、どうかどうか皆様もポジティブに。

『高所恐怖症の方が高いところが苦手』と同じように、人との食事や自炊以外が少しだけ苦手です。

それがれいちゃんの御食事解です。

○高校山岳部時代の恩師”すげちゃん”

9割に”意外すぎる”と言われてしまうれいちゃんの高校時代の部活は山岳部。東京最高の雲取山から、夏は北アルプスと南アルプスを交互に合宿などかなり標高の上下が激しい酸欠ライフを送っていたあの頃。

高校・大学と卒業した今でもれいちゃんを支えてくれる存在が当時の山岳部顧問の”すげちゃん”です。小菅(コスゲ)先生の愛称として勝手にちゃん付け。苦しい時はいつも助けてくれます。

引っ越しの時、お金がなくて業者を頼めなかったれいちゃんの荷物を車で運んでくれたり。苦しい時にLINEをくれたり、写真を送ってくれたり。

雪が綺麗だったよ。と
苦しい時に自撮りと
金メダルをくれたすげちゃん。

私が初めてお料理を振る舞った日にも。すげちゃんは自分の誕生日だったにも関わらず駆けつけてくれました。

お手紙を読んでくれています。
おしゃべり好きなすげちゃん。

そんな一生の恩師でもあるすげちゃん。
誰かと一緒に食事をしてみたい”とれいちゃんの中に芽生えた小さな願いを叶えるとしたら1番に思い浮かんだ存在でした

一緒にご飯を食べる練習をして欲しいこと。すげちゃんがいればちょっと出来そうな気がすることを伝えたら「もちろん」と快くOKしてくれました。

それでも不安。

当日は心臓バクバクでした。というか前日から。何時に食事を摂ろうとか、多分ないけどすげちゃんなりの厚意で”これも食べなよ”と言われたらどうしようとか。

○お通しのトマトを食べる手が震えた日

当日はわざわざれいちゃんの地元まで来てくれたすげちゃん。高校生は夏の夏季講座真っ盛りで授業をした後に、山岳部の活動で皇居ランニングをした後というのに疲れた表情もせずむしろれいちゃんを見て嬉しそう。

お店は、ちょっと行ってみたかった普段から看板娘をしている八百屋さんの常連さんでもある居酒屋さんにお邪魔しました。

食べたいものとか食べられそうなものを頼んでいいよ”と言われて自分に食べれそうなものをまず少し注文しました。

お通しのトマトは普段れいちゃんが売っている八百屋さんのトマトです。お箸をつけた時、少し手が震えている自分に気が付きました。

甘酢漬けのようで。酸っぱくてほんのり甘くて夏っぽくて美味しかったです。口に運んで食べた時凄く心臓が鳴っていました。だけど嬉しかったです。

真鯛の昆布〆とカンパチ
人生初馬刺し
黒バイ貝

ゆっくりだけど、多分ペースを合わせてくれて。

お刺身も黒バイ貝も馬刺しも絶品でした。馬刺しと黒バイ貝ははじめましてでした。

鯛のカマ焼きはもれなく美味しい部分をお節介食べ方実演付きで教えてくれました。絶品でした。

ポテトサラダは食べられなかったのですげちゃんが食べているのを見ていました。”食べる?”と言われたけど”食べられない”とちゃんと断れた自分も好きです。

ゴーヤチャンプルは食べきれなかったのでお持ち帰りして今日の朝少し食べました。れいちゃんの八百屋のゴーヤかな?

凄く緊張して多分1か月分くらいの体力は使っちゃった気がするけど、それでも行って良かったです。嬉しいです。嬉しいな。他愛のない会話を延々して気づいたら3時間。すげちゃんたくさんお酒を飲んで楽しそうでした。れいちゃんパワーだ。

昨日、帰ってからSNSでこっそり書いた文章をそのまま載せてみます。

久しぶりに誰かとご飯が食べれた日

本当に嬉しかったです。
高校の山岳部の恩師に
「少しだけ人とご飯を食べてみたい。食べれないメニューもたくさんあるし、ゆっくりかもしれないけどそれでも一緒にご飯を食べたい」と言ったら快くOKしてくれて。

れいちゃんの地元まで来てくれて。
いつも八百屋の常連のおじさんがやっている美味しい居酒屋さんに行って。

“食べたいものでいいよ”と言われて悩んで選んで。

お通しのトマトを食べるときは流石に手が震えました。

だけどお刺身も貝も、馬刺しも。ゴーヤも全部美味しかったです。
鯛のカマ焼きは絶品でした。

ポテサラは無理だったので全部食べている姿を見ているのが面白かったです。

こんなにお酒を飲んで酔っているすげちゃんは久々に見たけど、それすら嬉しかったです。

やっぱりすごく勇気がいるから年に一回が限度かもだけどこうして誰かと食事できる楽しさを知れたのは嬉しかったです。

嬉しいな
どこまでも可愛い小娘。

誰かと食事をして、その相手がすげちゃんで。凄く幸せです。こんなに楽しいのか~って。

まだまだ誰かと食事は難しいです。だけど、誰かと食事をする気持ちを少し体感できたのはなんだか新しいれいちゃん初めまして。って思った。そんな日の出来事でした。

お通しのトマトを食べる手が震えた日』お読みいただき、本当にありがとうございました。

○れいちゃんのInstagram

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