日本株の高配当株ETF(ファンド)をおすすめしない3つの理由③

こんばんは!
あけましておめでとうございます。
レイです。
いよいよ2021年スタートですね!
年末年始は昨年に決めた目標の振り返りと翌年(今年)の新たな目標設定をする方が多いと思います。
今年は3日まで休みの方も多いと思いますので、残り2日間で一緒に年末年始のタスクを少しでも達成していきましょう。

さて。
本日は日本株高配当ETFについての最終回です。
やらない理由3つ目からアウトプットしていきたいと思います。


③信託報酬でお金が持っていかれる

このファンドを持っているだけで、年間0.3%の経費を持っていかれてしまいます。
長期的な投資をする上で、この0.3%の経費はバカにはできません。

信託報酬と言うのは、ファンド運営のための経費のことです。
年間の信託報酬が0.3%ということは、配当利回りがその分だけ低下しているのと同じことです。
日経高配当株50ETFの分配金利回りは4.0%ほどですが、信託報酬を考慮すると3.7%になってしまうということです。

この0.3%というのは非常に大きく、投資判断を左右するレベルです。
例えば三菱UFJ銀行の配当利回りが5.0%だったら買うけど、4.7%だったら買わないと考える人はたくさんいます。
ちょっとした経費に思えるかもしれませんが、経費は少なければ少ないほどいいわけです。
長期にわたりずっと支払う経費なので、配当利回りを3.0%向上させるというのは、そう簡単なものではありません。

もちろん、パフォーマンスに納得できるファンドなら払っても良いです。
例えば米国株の高配当株ファンド(VYM,HDV,SPYD)なら全然OKです。
日経高配当株50ETFに対して0.3%というのは、個人的には絶対払わないと断言されていました。

個別株に投資する分には信託報酬は一切かかりません。

①個別株:自分で分散投資して10年保有
10年間で1円も経費を取られません。
②信託報酬0.3%の高配当株ファンドを10年保有
10年間で3%の経費を取られます。

①個別株と②ETFで大きな違いがでてきます。
10年間で3%というと、1年分の配当金に相当する金額です。
こう考えると小さい差がいつか大きな差になってしまいます。


まとめ:日本株の高配当株ファンドはいまいち

自分で銘柄を選んでいくしか現状ありません。

日本株の高配当株ETFをオススメしない理由は下記の3つです。

①景気敏感な業種に偏りがち
②明らかに配当狙いの長期投資に向かない銘柄が含まれています。
③信託報酬でお金を持っていかれる

高配当株投資の基本の3つは下記の通りで、

①1ヶ国に集中投資しない
②業界・業種をちゃんと分散する
③罠銘柄を避ける

米国株の場合は、優良高配当ファンド1本に対して投資(VYM,HDV,SPYD)しておけばOKで、信託報酬も0.07%前後と大変低くパフォーマンスも良好です。

一方日本株の場合は、これだ!と思える高配当株ファンドがありません。
上記であげた問題点の他、大型株に偏りすぎるという弱点もあります。

自分で高配当株を選ぶのは大変!と思うかもしれませんが、個別株の選定が上手になるとファンドの選定も上手になります。
ファンドは個別株の集合体だから、野菜や魚の選定が上手くなると、詰め合わせセットでも選ぶのが必然と上手になります。

長い目で見れば、この選定ができるというメリットは非常に大きいです。


今年は金融リテラシーを挙げて、どこかで小規模の講演会ができればと考えてます。

まずは自分も体験して学びを深めていきたいと思います。
ではまた。

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