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【デザイン】NEW DESiGNERS 2021開催!とイギリスで学んだこと

こんにちは、和田玲です

イギリスの「NEW DESiNERS  2021」が今日から始まるそうです。

New Designersは毎年ロンドンで開かれる、デザイン関係の大学生のための展示会で、企業も協賛して、新しい人材を発掘する場です。今年はコロナの影響があり、オンライン開催とのこと。

そして、なんとわたしも10年前に参加しており、様子を紹介したいと思います。

学位の人たちは最終学年(3年目)で参加します。

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2012年、わたしが実際に参加した時の会場の様子。

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開催前:ブース作ってる。

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わたし写真撮ってただけかも。

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そろそろ完成。

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機械にかざすと3D画像がでるカード。

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!完成!

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こちらはわたしのデザイン。

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開催中の様子。

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ほんとに写真撮ってるだけかも。

New Designerではブースの大きさがかなり限られていたため、みんなの制作物の実物を展示することができない代わりに、3Dで見られるようにするというアイデアをみんなで考えたのでした。

Look&Seaはカードをかざして展示を見るので、Look&Seeの意味で、

Seaなのは、わたしたちの大学がのどかな港町にあったので、自分たちを表現する言葉として「See」と「Sea」かけて全体の展示名としました。

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New Designersでは制作物の本物を飾れなかったので、ロンドンの別のスペースでも展示をしました。

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その別の展示会ではビールに広告貼って配りましたよ。クラスのみんなお酒が大好きでした!!

デザイン=問題解決

わたしが学んでいた「デザイン」は日本でよく思われがちな、美しいものを作ることではありませんでした。こういうふうにつくったら綺麗だよ、なんて教えてもらえず、そこは独学で、イラストレーターもフォトショップも独学、CADは最低限の授業があって、あとはYouTubeで見てね、と言われました。

学んだことは、「問題解決」です。「改善をデザインする」という感じでしょうか。世の中の様々な問題をクリエイティブな方面から解決する、というようなことです。その解決策の中にモノがあれば、その物体をいわゆる「デザイン」します。

イギリスで学んだこと

イギリスでデザインを学んでいた時に思ったことは「やっちゃいけないことは何もない(捕まること以外)」「なんでもチャレンジする」ということでした。

先生と生徒は、先生は自分のデザインの仕事をしているので、先輩みたいな対等な関係。でもお互いを尊重しあっていたように思います。それは無理だね、みたいなことを言われたことがありません。

とにかく「こういうことをやりたい」となったら、この人に聞いたらいい(企業にメールしたら?とか)、くらいだけ教えてくれて、あとはみんな自力と他力でリサーチ→アイデア出し→教授に意見を聞く→ユーザーと研究→プロトタイプ作成→改善でつくっていました。

地域やいろいろな業界の方々も大学生にとても協力的で、わたし自身も献血センターで輸血パックつくっているところを取材させてもらったり、輸血管理室の室長が研究に協力してくれたり、クルーザーで生活している方々のクルーザーに乗せてもらったりしました(これは突撃でお願いしました)。

イギリスでは、大学生や若い世代の新しいイノベーションやデザインに期待してる感がとてもあったと思います。(※日本の大学の状況が分からないので、もしかしたら日本も同じようなのかもしれません)

先生は生徒に全信頼を置いていて、「考える力をつける」ということを教えてくれました。

魚を釣ってあげるのではなく、魚の釣り方を教えてあげる、もっというなら自分で釣り方を考えてみなよ!という感じです。考える力、まだまだですが、その価値観に触れられたことが自分にとって宝です。

あるものを当たり前と思わず、問題があると思えば自分で改善でき、なかったら自分で創る!

ありすぎるのが当たり前の状態だと自分で改善する考える力が弱まる気がします。

やりたいこと

ゆくゆくは、イギリスで見たような問題解決のデザインのプロジェクトを立て、みんなの生活をよくするものをつくっていきたいです。それを受け入れられる土壌をつくっていくことも大事です。

そして将来的に、問題解決するデザイン思考をもっと周りに広め、自分で自分の生活や人生をよくする人たちが増えていったら良いなと思います。


書き出したらとても真面目な記事になってしまいました!読んでくださった方の、デザインへの価値観が少しでも変わったとしたらとても嬉しいです。

今日もありがとうございました。

New Designers 30June-10July


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