「締め切り」が脳を活性化させる。
――人は追い込まれると、ノルアドレナリンが分泌され、脳が活性化され、集中力が高まり、結果的に良いパフォーマンスができるのです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「『締め切り』が脳を活性化させる」というテーマで話していこうと思います。
◆人は追い込まれると……
誰にも心当たりのあることだと思います。
僕も数えきれないほどこれを実感してきました。僕は今、大学生ですが、課題レポートの提出締め切り日になってから作業に取り組み制限時間ギリギリで提出することがありました。また、僕は時に自分の書いた小説を新人賞やnoteのコンテストに応募することがありますが、そのときにも締め切り日の直前にエンジンがかかります。
「火事場の馬鹿力」「窮鼠猫を噛む」といった言葉があるように、昔から人を問わず起こっている現象なのです。
実はこれ、脳科学的に説明できるそうです。
人は追い込まれると、ノルアドレナリンが分泌され、脳が活性化され、集中力が高まり、結果的に良いパフォーマンスができるのです。
◆締め切りを設定しよう
驚きですよね。締め切り直前に漲ってくる不思議な力は、魔法でもまぐれでもなく、人間の脳の機能のひとつだったのです。
ですから、これを有効活用すると、作業効率があがる効果が望めます。
具体的にいえば、「締め切りのないタスクも、自分で締め切りをつくって、それに間に合わせるように向き合う」ってこと。
どんなに小さな作業でも、「よし、15分で終わらせよう」と決めてから取り組んだ方が良いわけです。少し時間のかかる作業なら、「来週末には終わらせよう」と意識するだけで結果が変わってきます。
脳科学者の茂木健一郎さんもこれを実践していて、さらにはストップウォッチを使っているそうです。つまり、時間を視覚化して作業に取り組んでいるのです。
◆僕が実践している時間制限術
今回、僕が今読んでいる『神・時間術』という本を参考にして記事を書いているんですが、この「時間制限術」の話を読んでいるときに思ったのが、僕が実践している時間制限術のことです。
僕は今、小説『メッセージ』を本にして出版しようと考えています。以前、noteで全文公開したんですが、出版に向けてより良い物語にするために再創作をすることにしました。自分以外の視点もあった方がいいなと思い、共同創作の形をとることにしました。
ってなわけで、noteのサークル機能を使って、掲示板やZOOMを駆使しながら、メンバーの方々と様々なことを議論しています。
制作中から構想を全部共有して、物語の細部、表現や展開について意見をもらいながら決めていく。この創作方法は価値のあるものだと、ミーティングする度に実感しています。
で、そのミーティングは、「今回は第1章について語り合います!」のように共有してから行われるんですね。つまり、僕はそのミーティングの日までに、いや、正確なことをいうと、メンバーの方々に読んでもらう時間を設けなきゃいけないからその数日前までに、該当範囲の執筆を終わらせなきゃいけないんです。
そう、ミーティングという締め切りがあるんです。
そのおかげかは分かりませんが、コンスタントに、熱量をもって再創作に向き合うことができています。
さて、先日のことですが、僕は『メッセージ』の再創作に関して、新たに締め切りをつくりました。それは僕が20歳までに出版を終える、というもの。
というのも、『メッセージ』は成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーで、僕の実体験や本心を含んだ物語なんですね。ならば、論理も何もないですが、20歳のうちに出した方が良いよね、という話になったのです。
僕は誕生日が6月30日なので、つまり、来月中に出版することを決めたのです。
日数は限られていますし、再創作はやっと折り返しですし、そろそろ焦り始めているんですが、ノルアドレナリンを信じて、どうにか書ききります。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
【#327】20220523 横山黎
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