見出し画像

軌跡を視覚化する。

――人生という透明な道には足跡が残りません。ただ生きているだけじゃ、残すことはできないんです。足跡を見ようと思ったら、その瞬間を踏んだときの記録を残しておくしかないのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「軌跡を視覚化する」というテーマで話していこうと思います。


📚Message展を開催する

昨日のことです。大学図書館の1階にある展示室を訪れました。「Message展」を開催するための下見を行っていました。担当の方からいろいろ案内を受けながら、空間のイメージを膨らませていたんです。


僕は大学で「BOOK TALK LIVE “Message”」を開催するんです。ひとつのテーマのもと、本にまつわるエピソードを語るブックトークを会場を借りてライブイベントとしてやっちゃおうという企画。

テーマとなるのは「Message」、昨年僕が出版した、初書籍のタイトルでもあります。

共同創作とか、手売りとか、ビブリオバトルで自ら紹介して全国大会進出とか、出版社を通していないのに本屋に並んだとか、異色のエピソードを持ち合わせているので、1時間かけてしゃべり倒そうという内容となっています。

初めて読まれる方が「読みたい!」と思っていただけるような、一度読んだ方も「読み返したい!」と思っていただけるような、そんなライブにしたいと思っておりますので、是非ご参加ください!


ライブは大学図書館3階にあるライブラリーホールで行うんですが、その1階には展示室が内設しています。図書館の受け付けは2階にあるので、図書館を訪れる人は必ず1階の展示室の前を通るんです。

本が好きな人が通う場所に行くまでに、本にまつわるイベントの告知をすることは得策だと思い、展示室を利用して「Message展」を開催することになりました。

小説『Message』にまつわる写真やイラストを展示して、ライブのチラシを無料配布しようかなと思っています。イメージはこんな感じです↓↓↓

ライブと同じく「Message展」に対する熱量が高いのは、軌跡を視覚化することができるからです。


📚つくって、届けてきた

小説『Message』は、2度に渡る共同創作でつくられました。僕ひとりじゃなくて、仲間とあれこれ議論しながら創り上げてきたんです。そのさなか、意見がわかれてぶつかることもあったけれど、それでも一緒に創っていく作業が楽しくて、無事に『Message』が完成したときは一緒に喜んだものでした。

完成したはいいけれど、次に待っていたのは届ける作業です。Amazonで出版したはいいものの、まだ無名の作家の本が見つかるはずがありません。届けようとしなければ、誰が読むこともないのです。

そうして始めた、手売り。売りやすい友達からアプローチして、買ってもらいました。自分の作品を口実にして、小中高の友達に会いにいって手売りしました。お世話になった先生にも届けに行きました。飲み屋に行って、仲良くなったマスターにも手売り。

みんな面白がってくれるし、応援してくれる。

優しくて温かい空間が、そこにはありました。

それを忘れたくないし、もう一度再現したいのだけれど、記憶の中でしかそれを叶えることはできません。だから、せめてちゃんと思い出せるように、写真を撮って手売りの記録を残してきたのです。



📚軌跡を視覚化する

軌跡、とはいうけれど、人生という透明な道には足跡が残りません。ただ生きているだけじゃ、残すことはできないんです。足跡を見ようと思ったら、その瞬間を踏んだときの記録を残しておくしかないのです。

その役目を果たすのが、物語であり、写真であり、動画。


「Message展」も、小説『Message』が歩んできた軌跡を視覚化するための場所です。どんな道を歩いてきたのか、足跡を一気に鑑賞することができる場所です。ちゃんと丁寧につくっていこうと思います。

開催が茨城大学なので近隣の方向けにはなりますが、是非、足を運んでくださればと思います。


また、「BOOK TALK LIVE “Message”」も「Message展」もお金がかかります。参加は無料なのでチケット代で賄うこともできません。もし興味を持ってくださった方は、クラウドファンディングという形で応援していただけると嬉しいです。

現在「noteでクラファン」を運営しています。以下の記事を覗いてみてください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230311 横山黎



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?