りはかぶらっこ

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現役理学療法士のりはかぶらっこです!急性期病院、福祉施設での勤務経験があります。noteでは治療方法や新人理学療法士・実習生向けの内容を書いていきます。 理学療法士向けへの転職や副業に関するブログも運営しています。→https://www.rehakabu.com/

最近の記事

【短距離走】足が速くなる方法は?小学生から中学・高校生まで世代別に解説

こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。   今回は、人の動作に詳しい理学療法士が、「足が速くなる方法」について解説します。   ちなみに私の100mの実績です。 小学6年生:13秒2 中学3年生:11秒8 高校3年生:11秒1 ・足が速くなる秘密は神経系と筋・骨格系にある?! ・世代別に適したトレーニング方法を紹介 足が速くなるには?  小学生から高校生までの間は体格が大きく変わる時期です。   個人個人でも体格差がありますので、それぞれの成長時

    • 私ってO脚?X脚?特徴とチェックポイントを解説

      こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。   今回はO脚やX脚の特徴や、自分の脚がO脚やX脚になっていないかを調べるためのチェックポイントを解説します。 O脚ってどういう状態?【脚が閉じれていない状態】 O脚とは立ったまま脚を閉じるようにしても膝やももの間に隙間ができてしまう状態です。   通常少しの隙間はありますが、拳1個分の隙間とかは完全にO脚でしょう。   ガニ股のような状態です。   【膝の軟骨に負担がかかっているかも】 O脚は膝の内側に負担

      • 【ダイエット】太ももを細くみせる運動とは?結論:有酸素運動をする

        こんにちは、理学療法士であり、トレーナーの資格を持つりはかぶらっこです。   今回は、太ももを細くみせるための運動方法をご紹介していきます。 【こんな人におすすめの記事】 ・運動はしたいけど脚は太くなりたくない ・ダイエット しているけど太ももが細くならない 太ももが細いスポーツ選手がいる   太ももが細いスポーツ選手は陸上競技の長距離選手です。 陸上の大会やマラソンで彼らを見たことありますか?   すごくたくさんトレーニングをしているのに太ももがすごく細い

        • 【健康】日常動作を運動に!正しい階段の上り方

          こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。     今回は運動効果も期待できる階段の正しい上り方をご紹介します。   正しい上り方なんてあるの?なんて思われるでしょうが、 姿勢や動作を見るプロである理学療法士が詳しく解説していきます。 何気なく使っている階段ですが、一つ意識するだけで、疲れにくく、体も痛めにくい効果が期待できるでしょう。 運動を意識した正しい階段の上り方とは?  そもそも階段の上り方に正しいも間違いもあるのかというところです。   しっ

        【短距離走】足が速くなる方法は?小学生から中学・高校生まで世代別に解説

          デスクワークの姿勢を矯正!姿勢のプロが伝えるカンタン姿勢矯正

          こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。   この記事を読まれている方々には、肩こりや腰痛でお悩みの方が多くいらっしゃるかと思います。 その問題はデスクワーク中の姿勢にあるかもしれません。   姿勢のプロである理学療法士が、人間の骨格から考える最も楽な姿勢をお伝えします。 ・楽な姿勢とは筋肉や関節に負担がかからない姿勢 ・デスク周りの環境をちょっと変えるだけで仕事効率アップ! 人間の構造から楽な姿勢を考える  デスクワークの姿勢を語る上で、人間の構造から楽

          デスクワークの姿勢を矯正!姿勢のプロが伝えるカンタン姿勢矯正

          【新人理学療法士向け】リハビリで使う歩行器の選び方〜各種類の特徴を解説〜

          こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。   今回は、患者が入院して、術後など痛みの症状がまだ強いときに、どんな歩行器を選べばよいかを解説します。   基本的には歩行器の特徴から患者に適してそうなものを選んでいきます。   リハビリで使う歩行器の種類①:車椅子 手術後などで体力的にも筋力的にも低下し、かつ痛みが強い場合など、座っているので脚や体幹への負荷そこまで多くはありません。   移動方法は、介助されながら移動するか、動ける上肢で車椅子を自己駆動する

          【新人理学療法士向け】リハビリで使う歩行器の選び方〜各種類の特徴を解説〜

          【新人理学療法士向け】エビデンスにこだわり過ぎない方がいい理由

          今回は、新人理学療法士がエビデンスに囚われてがんじがらめにならないように注意すべきことをお伝えします。   この記事で一番重要なのは、エビデンスを蔑ろにするのではなく、   ”自分で考えたことを信じる”ということです。   結論から述べると以下の通りです。 ・患者のバックグラウンドを細かく把握する ・理学療法士であるあなたが考えた治療はそれだけでエビデンスに基づいているはず ・「運動学」「解剖学」「生理学」に基づいて治療プログラムを考案する エビデンスが見つか

          【新人理学療法士向け】エビデンスにこだわり過ぎない方がいい理由

          理学療法士からみた靴の選び方と履き方

          今回は、患者様がリハビリを行う時に履いている靴について着目していきます。   理学療法士は歩行などの動作を見る専門家です。   専門家の目線から、ここでは靴の構造から考えた、靴の履き方や選び方をご紹介致します。 靴はなんでもいいわけではない  皆さん、臨床の場面で患者様の靴に着目したことはありますでしょうか?   よく見てみると、サンダルだったり、踵を踏み潰していたり、足のサイズに合っていなかったり、色々と問題が見つかってきたりしませんか?   ある研究で

          理学療法士からみた靴の選び方と履き方

          【新人理学療法士向け】移乗動作介助の基本

          今回は介助が必要な方に対して、より適切な移乗動作が行えるようにポイントをお話しします。 あわせてこちらもお読みください。ポイントが重なる部分もあります。 起居動作介助の基本 起立動作介助の基本 以下、ベッドから端座位まで行えたこととします。   移乗動作介助では表皮剥離のリスクが高い 車椅子への移乗動作介助(またはその逆)では、ベッドの端や車椅子のフットレストなどに下腿を擦ってしまい、皮膚を傷つけてしまうことがあります。 あらかじめ、カルテからの情

          【新人理学療法士向け】移乗動作介助の基本

          【理学療法士】実習生・新人向け 最低限必要なTHA術後リハビリの評価について

          変形性股関節症における全人工股関節置換術(以下THA)は、学生の臨床実習でも症例として関わらせて頂くことが多いです。   今回はTHA術後のリハビリにて必要最低限と思われる要点をまとめました。   ※TKA術後のリハビリ評価と重なる部分も多いので、あわせてこちらもお読みください。  https://note.com/rehakaburakko/n/n3bcc44473023   事前の情報収集  まず、カルテで情報を確認します。   ✅疾患名(変形性股関節

          【理学療法士】実習生・新人向け 最低限必要なTHA術後リハビリの評価について

          【新人理学療法士向け】起立動作介助の基本

          今回は介助が必要な対象者に、起立動作を行う際のポイントをお話しします。 起立動作の基本知識 起立動作で欠かせない用語は支持基底面と身体重心です。 そして起立動作の特徴は、 ①支持基底面が変化する ②身体重心の前方、上方移動が生じる が、あります。 ①が生じた時に、身体重心がちゃんと変化した支持基底面の収めることが難しい動きです。 起立の動作としては支持基底面から身体重心が動かないスクワット動作の方が簡単なはずということです。 まず目視で観察 対象者はま

          【新人理学療法士向け】起立動作介助の基本

          【新人理学療法士向け】退院までの進め方

          今回は新人理学療法士向けに、患者様が入院から退院までに必要な情報や他職種とのやり取りのノウハウをお伝えします。 ※急性期病院の例を中心に話をしていきます。 高齢化社会で今起きていること  それは「老老介護」と「独居老人」です。   もし、この2つに当てはまる方が、病気や怪我をして入院したときに、スムーズに元の生活に戻れるでしょうか?   もちろん、元々元気で杖も使わないで生活されていたような高齢者の方は元に近い状態で退院できる場合も多いでしょう。   しかし

          【新人理学療法士向け】退院までの進め方

          バランス感覚を鍛える上で知っておくべき3つの感覚について

          こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。   今回はバランス感覚を鍛える上で知っておくべき3つの感覚についてお話しします。 バランスに関わる要素はいくつかあり、たくさんあるバランストレーニングの中で、どの要素を今鍛えているのかを知ることは重要です。   是非、最後までお読みいただき、適切なバランストレーニングを見つけてください。 バランス感覚を鍛えるその前に・・・  バランス感覚を鍛える前に、バランス能力を構成している要素について確認します。   バラン

          バランス感覚を鍛える上で知っておくべき3つの感覚について

          CSCS × 理学療法士 = リスクを取れるトレーナーだと思うその訳

          今回はCSCSというスポーツ系の資格と、理学療法士という医療系の資格2つを使いこなした時のメリットについてお話しします。 CSCSってなんだ?ってという方はこちらの記事をお読みください。 https://note.com/rehakaburakko/n/n618283c8f1b4 資格自体必須ではないが、知識はあった方が良い  最近は副業が流行っていて、本業とは全く違うようなことを仕事にしている人もいるかと思います。 そしてお互いの知識が思わぬ形で相乗効果をもたらす

          CSCS × 理学療法士 = リスクを取れるトレーナーだと思うその訳

          【臨床家向け】ピリオダイゼーションの考え方

          皆さんはピリオダイゼーションという言葉を聞いたことがありますか? 今回は、普段の臨床の中にこのピリオダイゼーションの考え方をプラスしてみると、対象者へのアプローチ方法がより精度が高まると思い、記事にしました。 ピリオダイゼーションとは ピリオダイゼーションとは、1960年代にロシアの学者が提唱した概念です。 これはトレーニング分野の考え方で、試合など重要な局面においても最高のパフォーマンスが発揮できるように、プログラム内容を大きな括りから小さな括りまで計画し、戦力的

          【臨床家向け】ピリオダイゼーションの考え方

          脳卒中後の歩行予後について

          今回は脳卒中後、片麻痺などにより身体に障害を負ってしまった方に対する歩行予後についてお話しします。   急性期病院での初期対応はかなり重要だと思います。   新人セラピストでも10年セラピストでも同じような結果が出せるように基礎知識だけは押さえておきましょう。 まずはベッドサイドでの評価から  脳卒中の急性期は脳血流の自動調節能の破綻から血圧が変動しやすく、基本高い値で推移しています。   リハビリでは、主治医と相談しながら離床に向けて少しずつ様子を見ながら行

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