発達障害と脳活動
皆様、あけましておめでとうございます!
2024年もよろしくお願いいたします♪
relief OTです。
今回の記事では、
発達障害(主に注意欠如多動性障害:以下ADHD)と脳活動についてお伝えしていきます。
発達障害の原因は現在でも十分に解明されておらず、親の育て方やしつけ、本人の努力不足でなく、
【生まれつきの脳機能の障害】
であるといわれています。
日米韓における自閉スペクトラム症:以下ASD、ADHD、学習障害:以下LD など発達障害児の増加は著しく、遺伝要因でなく
【何らかの環境要因が増加の主な原因である】
ともいわれています。
多くの場所で発達障害の原因は基本メカニズムは共通で、特定の脳機能に対応する機能神経回路の異常と考えられ、どの神経回路(シナプス)形成に異常が起こったかによって、症状が決まるといわれています。
脳になんらかの障害・影響が生じたことにより発達障害に繋がったと考えられます。
私自身、発達障害や発達障害児に対する支援・療育で適切な支援・療育は何か?と調べています。
最近調べていて、BBIT(脳ベースインテグレーション療法)という理論や方法論を知り、現在興味を持っている所です。
こちらの本にBBITについて触れているようです!
現在、私自身この本を購入したので、今後記事にしていきたいと思います。
では、今回の本題に入っていきたいと思います。
先ほどお伝えしたように、発達障害のお子さんは脳に何らかの影響があると考えられます。
どのような脳部位、脳活動に影響があると論文等で言われているのか、お伝えしていけたらと思います。
1.脳の総容積に違いがある?
ある研究ではこのように報告しています。
脳の総容積がASD、ADHDによって違いがあった。
ASD:容積の増加、ADHD:容積の減少
の傾向が強かったそうです。
他にも、
扁桃体といわれる脳部位がASD:過剰成長、ADHD:正常。
また、ASD、ADHD共通の特徴も報告されています。
脳梁と小脳は体積が小さく、FA:拡散異方性が減少(神経の密度が多いと向上する指標)、上縦束は拡散異方性が減少で認められたと報告されています。
個人的な考察は、
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?