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臨床についてマジメに考えるnote

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マジメな理学療法士が考える臨床アイデアを書いたnoteをマガジンにまとめました。 主に脳卒中への介入戦略を書いています。 記事への質問はTwitterのDMでどうぞ。
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2020年7月の記事一覧

何療法(手技)でも良いんじゃないか?という話

何療法(手技)でも良いんじゃないか?という話

リハビリテーション界隈では、〇〇法・〇〇療法といったものがあふれかえっています。

「どの方法・手技を勉強しようか」と迷われた方、何かを勉強しようとしたときに周りの療法士から「それは宗教っぽいから辞めておけ」「そんなことやっても良くならないよ」などと言われた経験、ありませんか?

世間では特定の療法や手技に傾倒することについて賛否があるようですが、私個人は何療法でも積極的に勉強すれば良いと考えてい

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『両足の間』を考える

『両足の間』を考える

療法士のみなさん、『両足の間』を考えたことはありますか?

立位や歩行において、支持基底面と重心の位置関係はとても重要です。

この支持基底面、両足で構成されるのは周知の事実ですが、両足で挟まれた部分、つまり両足の間が支持基底面になっていますよね。

誰もが無意識に作り出し、利用している『両足の間』について、考えてみたいと思います。

脳卒中片麻痺者の支持基底面通常、両足底が床に接地しているのであ

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脳卒中片麻痺者に対する装具療法

脳卒中片麻痺者に対する装具療法

こんにちは。理学療法士のまじぃです。

先日、理学療法学でシリーズ「脳卒中重度片麻痺者の歩行再建を図る理学療法技術の進歩」ということで連載が始まりました。

第1回は阿部浩明氏が急性期の理学療法ということで、歩行に関連する神経機構、歩行様式による筋活動の変化、長下肢装具を用いたトレーニングの効果などを紹介されています。

私自身、現在はいわゆる生活期を対象に関わるため装具を用いたトレーニングを行う

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