たじー

1992年生まれ、駆け出しの教育者&研究者です。 ポルノグラフィティに生き、生かされて…

たじー

1992年生まれ、駆け出しの教育者&研究者です。 ポルノグラフィティに生き、生かされています。 音楽、読書、詩作、マラソン、旅行、お笑い、アニメ、ゲーム、キャンプなどなど、興味は尽きません。

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営業職から高専教員への転身。~富山高専はこんなところ~

今回は、民間企業で6年間営業職として働いた私が、奇跡的なご縁を頂き、母校の富山高等専門学校(射水キャンパス)で教員になったお話です。 ※執筆時点では赴任前のため、転職準備段階での内容です。 なぜ営業職から高専教員に?客観的に考えても、特殊なキャリアチェンジだと思います。ただ、私自身はこの繋がりに只ならぬ「伏線」と「縁」を感じています。うまく説明ができるか自信がないのですが、可能な限り簡単にまとめてみます。 1. 6年間勤めたマイナビを卒業 新卒で入社した株式会社マイナビ

    • 『プリズム』/ ポルノグラフィティ を考察。

      今回も、例によってポルノグラフィティのお話。 比較的新しい曲ながらも、"私的"ポルノグラフィティBEST5に入っている珠玉の一曲についてお話しします。 さて、ご紹介するのは『プリズム』という曲。 2019年7月31日に、通算50枚目のシングルとしてリリースされた「VS」に収録されているカップリング曲です。 以前の記事で取り上げた『海月』という曲もシングルのカップリング曲でした。そうなんです。ポルノグラフィティはカップリングも名曲の宝庫なのです。 シングル曲で有名な「アゲハ

      • ポルノグラフィティ12thALBUM「暁」感想

        2022年8月3日。 約束された夢の日が、とうとう訪れました。 ポルノグラフィティが約5年ぶりのオリジナルアルバム「暁」をリリース。前作「BUTTERFLY EFFECT」以降にリリースされたシングル6曲を含め合計15曲収録と、非常に贅沢な1枚となっています。今回は、そのすべての収録楽曲を聴いた感想と考察、アルバム全体を俯瞰して見えてくる思いやコンセプトについて書いていこうと思います。(まだ”聴き”が甘い点も多々ありますので、ご容赦ください…。) 収録楽曲1. 暁 作詞

        • CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜感想③

          前回の続きです。 日々に忙殺され、更新が滞ってしまいました…。 (その分の僥倖もありましたが、それは後ほど。) さて、いよいよ最後の感想です。 REUNIONライブの終盤から締めくくりまで、一気にいきます。 ドラマティックな中盤パートを抜け、海底から再び浮上した後半戦では、いまだ忘れられない感動的な演出が私たちを待っていました。 そして、 前回示唆された「円(環)=愛」というテーマへ、近づいていきます。 12.アゲハ蝶 13.Hard Days,Holy Night

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        営業職から高専教員への転身。~富山高専はこんなところ~

          CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜感想②

          前回の記事の続きです。 まだ読んでいない方は、以下をご参照ください。 今回は、CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜の中核を担った中盤パートの感想を書いていきます。 中盤部は、とことん「聴かせる」ミディアムポップ/バラード4曲で構成されていました。 8.シスター 9.ルーズ 10.カメレオン・レンズ 11.海月 はじめに断っておくと、恐らく、この4曲だけで本記事が終わってしまいます。多分。笑 それほどに、とてもとても深く心に残ったパートでした。 それでは、

          CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜感想②

          CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜感想

          ※一部セットリストやライブの内容のネタバレを含みます。 皆さんこんにちは。たじーです。 今回は、表題の通り、12月4日に開催されたポルノグラフィティのライブを視聴した感想を、興奮冷めやらぬうちに書き留めておきたいと思います。 コロナ禍で例年の形でのライブ開催が危ぶまれる中、実地で集客する人数を制限し、会場に来れない人はオンライン配信で楽しめる「ハイブリッド型」が決行されました。その名も『CYBERロマンスポルノ’20〜REUNION〜』。 “REUNION”は、日本語で

          CYBERロマンスポルノ'20〜REUNION〜感想

          『海月』 / ポルノグラフィティ 考察。

          自分の書きたいことを書くということと、誰かに読んでもらうこととの整合性をとらないといけない。それをずっと考えていました。 けれど、「結局それは、読んでみて貰わないと分からないことだな。」と割り切って、ようやく記事にする決心がつきました。 何って? もちろん、ポルノグラフィティのお話です。 私という人間を語る上では、切っても切り離せない、たとえ切り離しても絶対にまた生えてくる、それがポルノグラフィティです。 彼らについて語りたいことは数多幾千あれど、まずはやはり、彼らの生

          『海月』 / ポルノグラフィティ 考察。

          バチェロレッテの萌子さんと杉ちゃんから生まれた愛を、藍坊主の曲から語ってみた。

          ※この記事では、配信番組「バチェロレッテ・ジャパン」のネタバレを一部含みます。 皆さんこんにちは。たじーです。 投稿する記事のテーマに一貫性がないのですが、ご容赦ください。 今回は、「バチェロレッテ・ジャパン」のお話をします。 「バチェロレッテ・ジャパン」とは、Amazonプライム・ビデオにて配信されている婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」から派生した、いわば″男女逆転版″バチェラーです。本来バチェラーシリーズでは、複数の参加女性が、1人の男性(バチェラー)を奪

          バチェロレッテの萌子さんと杉ちゃんから生まれた愛を、藍坊主の曲から語ってみた。

          なぜ、漫才は面白いのか。/パンクブーブーさんの漫才「万引き」から 〜続き。

          皆さんこんにちは。たじーです。 前回の記事の続きです。 前回は、社会言語学の概要と実際の漫才のテキストをご紹介し、漫才の面白さを言語学的に分析すると…?という問いを残し、書き終えていました。 今回は、その答え合わせと解説をしていこうと思います。 まず、前回ご紹介した漫才には、一貫してある笑いの″仕掛け″が存在しました。 おそらく、お気付きの方も多いと思います。 それらの例を、いくつか抜粋してみますね。 まず、ここ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

          なぜ、漫才は面白いのか。/パンクブーブーさんの漫才「万引き」から 〜続き。

          なぜ、漫才は面白いのか。/パンクブーブーさんの漫才「万引き」から

          皆さんこんにちは。たじーです。 今日もまた、言葉の海を泳いでいきます。 今回は、漫才と社会言語学の話。 これ、ほんっとに面白いんですよ。 私は学生時代、言語学を専攻していました。"ことば"のことをもっともっと真相深く学びたいと思っていたからです。ことばってば、本当に奥が深いんです。 実際に、言語の歴史や構造、音や意味など、沢山の分野に触れることができたのですが、その中でも印象に残っているのが、「社会言語学」という領域。 社会言語学、字面だけだと仰々しく感じるかもしれま

          なぜ、漫才は面白いのか。/パンクブーブーさんの漫才「万引き」から

          「かたちある理由」〜アカシア/BUMP OF CHICKEN 感想 〜

          皆さん、こんにちは。たじーと申します。不慣れな駄文がしばらく続くと思いますが、どうか、お付き合いいただけると嬉しいです。 さて、今回ですが、 タイトルの通り、BUMP OF CHICKENの 『アカシア』という曲についてお話をします。 …と、その前に。 音楽に対する、私の嗜好について 少し書きたいと思います。 | | 私は普段よく音楽を聴くのですが、メロディに惹かれて好きになることよりも、詞に惹かれて聴き込むことになるのが殆どです。 理由は単純ですが、"ことば"とい

          「かたちある理由」〜アカシア/BUMP OF CHICKEN 感想 〜