流譜

本好き365ページの、ひとときのしおりひも。

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最近の記事

黄色が紅くなるまで。日記2023.5.15-5.21

2023.5.15 休日。八戸へ。 久しぶりの遠出。 ラーメン大好きなので、昼ラーは多い。 ラスト一杯。ギリラッキー。 どろっどろの煮干しを注入。 行ってみたかった文具店と あとは、本屋さんとか。 店入荷のなかった、ヨルシカ×新潮文庫コラボレーション限定カバーを2冊購入。 『幸福な王子』が子どもの頃から好き。 中身は一緒なのに買ってしまう。これぞカバーの魔力。そして数冊買ったら、今度は揃えたくなってくるっていう……。 2023.5.16 楽しみにしていた 第36

    • 本屋大賞に参加するまでと、参加してからのこと。

      4月12日。 2023年本屋大賞発表会へ、本屋大賞参加書店員として行ってきた。 せっかくなので、その時のことを書き記しておこうと思ったのだけど、その前にひとまず、それまでの私と本屋大賞のことをまとめておこうと思う。 私が本屋大賞に初めて参加したのは、2019年第16回、瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』が大賞を取られた時。 まさに『そして、バトンは渡された』に一票を入れるための参加だった。 私はこの本を読み、もんのすごく感銘を受け、この作品を多くの方々に読んでもら

      • 放った言葉がどう届くかは。

        2023.3.16 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』という、タイトルが最高な本を読む。進んでみたコマに思いもよらないことが書かれてる、そんなすごろくみたいな人生も、俯瞰して愛おしくなるようなエッセイ。いつもかばんにひそませたくなるような、存在そのものが可愛らしい本。 ふと思ったのは、ここにきっとその人が来るという想定で、だからここでこれを伝えられるだろう、と置かれていく手紙未満の言葉たちのこと。そっとそこにある待ち言葉。それがここまで形を変えて届くこと。みなを惹き

        • なんの時間。

          2023.3.11 4/19河出書房新社から発売予定の西加奈子さん初のノンフィクション『くもをさがす 』 プルーフを読ませて頂いて書いた紹介、感想文を読んで、わざわざウチの店に予約しに来てくれたことに感激!シンプルにとっても嬉しかった。しみじみ感謝。ほんと、『くもをさがす』は、西加奈子さんからの全身全霊のハグ本!本が紙の域を超えて存在しうることを、ぜひとも多くの方々に体感してほしい。 2023.3.12 家から一歩も出ず、読書。『世界の家の窓から』を眺め、『これはちゃう

          想いに向かう、言葉の受精。

          2023.3.11 少しずつ、少しずつ落ちていった。 印の上に記すような日。 何度も何度もなぞって想いのこす。 大好きだった海が、わからなくなって、 何度も何度も責めて、 本当に辛かったのは、海だったんじゃないかって、 そう想うまでに数年かかった。 落ちていく。遠くでサイレンの音。 日付を乗り越えていく手前の、不穏。 0:00の耳鳴り。 ハン・ガン『すべての、白いものたちの』を読む。 言葉のどこまでもに、浸る。 ページごと良くて、もうすべてをくるむように、 ふせんを斜

          想いに向かう、言葉の受精。

          鳥飼茜『サターンリターン』完結。

          鳥飼茜さんの『サターンリターン』 普段本ばかり読んでる私が、どハマりしたコミックが、9巻10巻の2巻同時発売で最終巻を迎えた。 本屋大賞の投票を終えたら絶対やる!って意気込んでいた最終巻を読む前に全巻じっくり読み返すフェスティバルは無事決行され、1巻1巻隅から隅まで読んでは1冊読むのに約1時間。つまりは全部読み返すのに約8時間?結局、新刊ゲットしたのにすぐ読み出せないというもどかしい事態に。早く読みたいけど終わりたくない。そんな想いの中、ただ、ひとつひとつ大切に読み進める。

          鳥飼茜『サターンリターン』完結。

          移動し続ける自分の居場所。

          2023.3.6 朝。『これはちゃうか』の短編をひとつ読み終えてから、居合わせたみんなでラジオ体操。今日は大阪弁バージョン。 朝ごはんの前に、長倉洋海さんの写真絵本『草原が大好き ダリアちゃん』アリス館を読む。シベリアでトナカイたちと暮らしている5歳の女の子。とっても良い絵本だった。遊牧民の暮らしを垣間見るのが好き。テントを張る様子や生活用品、カラフルなスカーフやコートの刺繍など、くまなくみまくる。お召し物が本当に素敵で、いくら見ても飽きない。大自然を受け入れ順応した、芯

          移動し続ける自分の居場所。

          日記はいつも三日ロングヘア。

          2023.3.2 仕事帰りに図書館に寄る。予約していた加納愛子さんの『これはちゃうか』を受け取る。目を惹く真っ赤な表紙の、レトロな椅子のイラストがなんとも味があって、ぱらりと開くと見返しまで可愛い♡短編集なので1日一短編読む予定。 2023.3.3 ひなまつり。手毬寿司もちらし寿司も、ららぽんぬは食べられないので、玉子とシーチキンそぼろをミルフィーユしたご飯ケーキに。小さなミニトマトをいちごに見立てて上に飾る。本物のケーキがないことを誤魔化すかのような装い。 日記を始

          日記はいつも三日ロングヘア。

          一葉さん求む。

          2023.3.1 二度寝。起きたらお昼。 お昼ごはんを作りつつ、麻薬卵を拵える。先日夫がイベントで当たったらしく、卵を20個もらって帰ってきたのだ。味が染み込むまで待つのは、ちょっと嬉しいお楽しみ時間。 本屋大賞の投票が終わったら、絶対やると決めていたこと。それは鳥飼茜さんの『サターンリターン』を全巻じっくり読み返すフェスティバル。2冊同時発売、最新刊で最終巻であるサターンリターン9巻10巻を明日お迎えする予定なのです。もう、気持ちは高まる一方⟡.·…反面、終わってしまう

          一葉さん求む。

          スタッカートカスタネット。

          2023.2.28 休日。 習慣化してきた朝の、蟹の親子『浜へ行く』読書タイム。こうやって誰かの暮らしに寄り添う暮らしって、なんだか不思議でおもしろい。 朝ごはんは、だいたいご飯のことが多いけど、昨日買ったアボカドと、こんがりベーコンを乗せたパンにしよう!と思ったら、アボカドがまだ微妙〜に固かった。とても残念。カリッカリになったベーコンとスライスオニオンでちょっぴりさびしいパンをいただく。アボカドはぬか漬けにした。なんとなく物足りなくて結局、白飯を盛る。米の御供にいか坦々

          スタッカートカスタネット。

          背中のQRコード

          2023.2.27 仕事の支度の合間にちょっぴりだけ、と思って、蟹の親子『浜へ行く』を数ページ読む。日比谷コテージが閉店してしまう、という話題が書かれていて、あぁ、あの時は私も大ショックだったよなぁと思い出す。日比谷コテージは、東京へ出向いた時に必ず立ち寄っていた大好きな本屋さんだった。今は花田菜々子さんは高円寺に「蟹ブックス」という本屋さんを開いていて、このページの中の蟹の親子さんについつい教えてあげたくなる。蟹の親子さん、大丈夫だよ!なんなら蟹繋がりだよ!(謎) 洗面

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          鷹の爪マラカス

          2023.2.26 日曜日。休み。 白湯を飲みながら、昨日BOOKNERDさんから届いた、蟹の親子の『浜へ行く』を数ページ読む。 いいなぁ。肩の力が抜けた感じ。意外にあるボリュームが嬉しい。楽しみの厚み。 朝ごはん。 昨夜、帰ってきたお義母さんが嬉しそうに見せたうどが、うどの皮のきんぴらになって、食卓にある。私はこれが大好き。もう誰にも奪われたくないくらいに好き。家族で他に誰も食べないから、いつも独り占めなんだけれど。 そんなに好きなら、この前、小学生からのインタビューで

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